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女子校生アヤ (76)その日のアヤと透

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女子校生アヤ (76)その日のアヤと透

「…さっき、先生が透君のところで立っていたけど、何してた?」
1時間目が終わったあとの休憩で廊下に透を呼び出したアヤは、テスト中に美咲が横で立っていたことを、いつもの目ヂカラで問いただした。

「…なにも」
うつむいてぼそっと応えた透が右手を隠したので、アヤは後ろに回って手首を握ると上半身を傾けて、つきだしたお尻をパンチラしそうしながら顔を近づけた。
…、エッチな匂い?…、まさかね、…。
かすかに淫靡な匂いを感じたアヤだったが、いくら淫乱教師でも授業中に濡れた股間を生徒にイジらせるなどとは、頭に浮かぶはずもなく、
「はなして、見てるよ」
透の声に周りの視線を意識して手を離した。

口ではバカにしているがアヤは惚れた弱みで肝心なことは強く言えないので、その場は引き下がるしかなかったが、透にちょっかいを出す美咲にますます対抗心を強めていた。

「…、ねえ、日曜日買い物行くんだけど、つきあってよ」
私のこと、スキ、…、なんだから、当然、つきあうよね、…。
透とこんな関係になるまで、いや今でも男子と一緒に下着を買いに行くなどありえないアヤだったが、美咲への対抗心がそれを言わせていた。
「別に、いいけど」
考えるでもなく即答する透がうれしかったアヤだが
「じゃあ、日曜日の朝9時に駅でね、遅れたら承知しないからね」
やっぱり、私と、一緒がいいんじゃない…、でも、下着を買うなんて…、言えない…。
それを顔に出さないようにしていた。初めてのデートにワクワクするアヤは、しかしさすがに下着を買いに行くとは言えずにいた。

そのあと美咲と村上の間で起こったことはなど知らないふたりは普通に午前中の授業を受けていた。斜め後ろから見つめられている気がして女体を熱くするアヤは、自意識過剰気味に時折顔を伏せて視線を向けたが、透は何の反応も見せずにアヤのお尻やナマ足を眺めていた。

お昼休みになると職員室の雰囲気がおかしいとか、副担の村上が午前中の授業を休んで帰ったことなどが、一部の生徒たちにも知られたが、美咲が強姦されたことが知られることはなかった。

…、エロ教師め、透は、私がスキなのよ、…。
HRでの美咲はいつもより沈んだ感じはしたが特に変わるところはなく、アヤは対抗心を込めた目で見つめていた。
「…」
しかし透は美咲の様子が朝と違って、エッチな雰囲気を醸し出していないことに気づいていた。朝は胸やお尻に視線を向けていると何かしらエッチな反応をする雰囲気を感じたのに、今は全くの他人のようで何も感じなかった。

…、こんなカワイイ女の子と、手つないで歩けるなんて、うれしいでしょ、…。
春の日差しも傾いて風が肌寒くなった帰り道、透はアヤと一緒に歩いていた。山越えの坂にさしかかったアヤは透の手を握り恥ずかしそうに笑った。透も恥ずかしそうに伏せた顔をゆるめたが何も言わずにそのまま並んで歩いた。
…、透ったら、照れちゃって…、あ、やだ、恥ずかしい、…。
透の手をぎゅっと握って胸を高鳴らせてキツイ坂に息を弾ませて歩いていたアヤは、視線の先に二度も透に貫かれた木立を見て何となくエッチな気分で顔を熱くすると、パンティの中を湿らせていた。

「…悪いけど、ひとりで帰って」
そんなアヤの気持ちをはぐらかすような透の言葉にアヤが無表情に振り返ると、すでに透は背中を向けて今来た坂道を戻っていった。

女子校生アヤ (77) につづく

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