ろま中男3 作品リスト女子校生アヤ 目次女子校生アヤ (16)辞めて
「なんでここに、いるにょ?」
元々滑舌の悪いアヤは火照った女体をドギマギさせて、語尾がよけいに聞き取りにくくなっていた。自分でもセリフを噛んだのを意識したアヤは顔を赤くした。
「…、なんでもない」
頬を染めたアヤの蓄膿気味のセリフに吹き出しそうになった透だったが、オナニーしていたとも言えずに適当に相づちを打っていた。
「あっ、それ…」
鼻に詰めた綿を見たアヤは、申し訳なさそうに目を伏せた。
「…、えっ、ああ…、なんでもないよ」
アヤに殴られた鼻血を思いだした透は、好きな女の子の前でカッコつけたくて強がっていた。
「…」
謝るべきだと思ったが同時に透のスケベな視線を思いだしたアヤは、素直にゴメンなさいと言い出せなくてモジモジしていた。一発抜いてすっきりした透は、アヤがモジモジするのをぼんやり見ていた。
「行く…」
まだイッてない火照った女体をもてあまし気味のアヤは、透の視線をセーラー服の胸に感じて急に不機嫌になるとスタスタ歩き出した。アヤのタチの悪い妄想癖がまた顔を出していた。透もアヤの後ろを歩き出した。
見られてる、…。
エッチな気分に囚われてモヤモヤしたアヤは、ミニスカのお尻を見られているような気がして、下半身がジンジンしてあそこを湿らせた。そんなアヤの気持ちにはまったく関知せず、透はただ歩いていた。
「…、ねえ、やめてよ」
透に舐め回すようにカラダを見られていると思い込んで、淫靡な気分をジラされて気を昂ぶらせたアヤは、急に振り返るとイチャモンをつけていた。
「後ろからジロジロ見て…、さっきだって、オッパイ触ったでしょ、イヤラシイ」
言っちゃダメだと思っても止まらずにアヤは透を罵っていた。全くそんな気のない透は、言いがかりで怒り出すアヤにあっけにとられていたが、
「…、ごめん」
とりあえずいつものクセで謝っていた。
「謝れば済むと思ってるのっ、責任取ってよね」
アヤはなおも透を責め続けた。イヤラシイ気分に囚われた恥ずかしさを打ち消すように、強気な態度を崩さなかった。
「…、どうすれば、いい?」
アヤの癇癪に縮こまった透は、うつむいてぼそっとつぶやいた。
「学校、辞めて、…目の前から消えて…」
子供っぽいワガママだと自分でもわかっていたが、もう止まらなかった。強い目ヂカラでアヤは透を睨みつけていた。
「…」
上目遣いにアヤの怒りの形相をチラ見した透は、何も言えずにうつむいていた。
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