2ntブログ

== 女子校生アヤ ==

女子校生アヤ (3)帰り道

ろま中男3 作品リスト
女子校生アヤ 目次

女子校生アヤ (3)帰り道

入学式のその日は午前中だけで解散になった。まだ新しいクラスになじめないアヤは、楽しそうにおしゃべりするクラスメイトたちに後ろ髪を引かれる気がしながら、新しい教科書一式を重そうに持って教室を出た。

グランドでは上級生が部活動をしていたが、
通学時間が長くなったから、部活動は出来ないかな、…。
アヤは好きなテニスが出来なくなるかも、とちょっと寂しい気がしていた。

透はアヤが教室を出て行くとこっそりあとをつけていた。ミニスカに揺れるおしりにスケベな妄想をふくらませて、スリムなセーラー服の後ろ姿を眺めていた。校門を出たアヤから20メートルほど間隔を置いて同じペースで歩いた。アヤは寄り道することなく家路をたどっていた。

アヤは坂道を登っていた。朝よりも坂は緩いくらいだが重い荷物にハアハアと吐息を漏らしながら、人気のない木立に囲まれた坂道を歩いていた。坂の中間あたりに来て海を見ようと振り返ったアヤは、少し離れてうつむいてしんどそうに歩く透を見つけた。

同じ中学だった、透君?…。
見覚えのある顔に、アヤはすぐにそれがクラスメイトだとわかったが、暗そうな透に声をかける勇気はなかった。アヤは見てはいけないモノを見てしまったような、ちょっと後ろめたい気がしてすぐに前を向くときつい坂を歩き始めた。

アヤは離れて歩く透が何となく気になって、心なしかソワソワしていたがキツイ登り坂のやっと頂上に着くというときに、春一番なのか強い風が吹き上げてミニスカが盛大にめくっていた。重い教科書を持つ手でまくれ上がるスカートのおしりをなんとか押さえたアヤは、こっそり後ろをうかがったが、根暗のクラスメイトは相変わらずうつむいて歩いていた。

見られなかったよね、…。
アヤは頬をピンクに染めながら、
多分大丈夫よ、…。
自分に言い聞かせていたが、もちろんこんなオイシイ場面を見逃す透ではなかった。登り坂を歩くアヤの後ろ姿を見上げていた透は、途中でアヤが振り返ってあわてて顔を伏せてうつむいたが、その後も揺れるミニスカからパンティがのぞかないかずっと目を凝らしていた。その執念のたまものなのか、ラッキーな風がアヤのミニスカを舞上げていた。

紺のミニスカがまくれ上がって白いパンティが丸見えになった。パンティの上の背中のナマ肌まで見えていた。待ちに待ったエロチックな光景に透は股間をふくらませていた。まぶしい白いパンティをしっかりと目に焼き付けた透は、
今晩のオカズだ、…。
陰湿な笑いを浮かべてほくそ笑んだが、おしりを押さえたアヤが振り返ったので、あわてて顔を伏せた。

見られてない、大丈夫、…。
アヤは自分に言い聞かせていたがやっぱり恥ずかしくて、頬を染めたアヤは早足で坂を登り切ると逃げるように下り坂を急いで下りていった。

女子校生アヤ (4) につづく

1日1クリックご協力をお願いします(別ウインドウが開きます)。
関連記事

┃ テーマ:恋愛:エロス:官能小説 ━ ジャンル:小説・文学

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 13:35:59 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://aosaga9.blog.2nt.com/tb.php/1033-bf569dd5
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next