ろま中男3 作品リスト綺羅 目次綺羅 (71)またはめられる
「…はあっ、おいしかったあっ…」
ふにゅうっ、おなか、いっぱあい、うぷぷっ…、紗羅、しあわせ、…。
オムライスを平らげた紗羅はため息をつくと空腹を満たした幸福感に浸っていた。
「…、はい、アイスティー」
幸せそうな紗羅にニンマリ笑った松岡は、催淫剤入りのアイスティーを勧めた。
「うん?…、ありがと」
別に、言われなくても、飲むよ…、変なの…。
イヤらしい笑いを浮かべる松岡になにか引っかかるモノを感じた紗羅だったが、カワイイプックリした唇でストローをくわえるとコクコクとアイスティーを飲んでいた。
「ちゃんと、勉強したかい?…」
昨日と同じ手にあっさり引っかかる紗羅に心の中で笑いが止まらない松岡だったが、意識的に表情を引き締めて、またえらそうにしていた。
「?…、ジャンケン、ぽんっ…、のこと?」
紗羅にも、ジャンケン、させたいのかな?…、でも、おねえさん、なんて言ってたっけ?…、覚えてないよ…。
ポッテリした唇にストローをくわえたまま紗羅が聞くと
「…、まあ、いいか」
期待はずれの答えに苦笑した松岡は、とりあえず催淫剤の効き目を待つことにした。
「…じゃあ、出ようか」
紗羅がアイスティーを飲み干すと、松岡が声をかけた。
「うん…」
まだ、食べてないじゃん…。出されたモノは、ちゃんと全部、食べるのよっ…、しつけもなって、無いよね…、まあ、変態だから、しょうがないか…。
食べかけのオムライスを見て、紗羅が不満そうにしていると
「?…、まだ、お腹減ってる?…」
紗羅がまだ食べ足りないのかと思った松岡が、メニューを差しだした。
「ううん、もう、いい…」
ありゃ、なんか勘違いしてるよ…、紗羅、そんなに、ひもじそうに、見えるのかな?…。オムライス、急いで食べて、ちょっと、はしたなかったかな…。
オムライスをパクついたがみっともなかったのかも、と恥じらった紗羅が下を向いていると
「…じゃあ、出よう、…ついてるよ」
立ち上がった松岡は、紗羅の頬についたご飯つぶをうれしそうに口に入れた。
「…」
うわっ、紗羅のほっぺに付いてた、ごはんつぶ、食べたよ…。そんなら、残さなきゃいいのに…。
松岡の自然な振る舞いに、紗羅は呆れてジットリした目を向けていた。
「服、買ってあげようか」
メイド喫茶を出た松岡は改めて三つ編みの美少女メイドにウットリした視線を向けると、当たり前のように紗羅の背中に手を回した。
「…、服?…、うん…」
うきゃうっ、また、触ってるよおっ…、でも、なんか変?…、カラダが熱いよ…。なんか、エッチな気分…、服?…、買ってくれるの?…、なんで?…。
催淫剤の効き目が出てきて、紗羅はTバックパンティを湿らせていた。ピンク色に意識を染めた紗羅は適当に相づちを打っていた。
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