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== THE 歓喜天ホテル ==

THE 歓喜天ホテル (12)個人教授

ろま中男3 作品リスト
THE 歓喜天ホテル 目次

THE 歓喜天ホテル (12)個人教授

祐希は授業を再開した。

「…女性は思春期になると、胸がふくらんで…」
そう言う祐希は色っぽい腰を妖しく振って自分で胸を揉んでいた。大きく空いた胸元から乳房が波打ってブラウスからあふれそうになっている。

そこまでやるか、…。
教壇でエロチックにカラダをくねらせる女教師にオレは呆れたが、股間はしっかり反応して祐希は発情したメスの色っぽい視線を投げかけてくる。

「…、初潮も始まって、赤ちゃんの出来る体になります」
そこまで言うと、
「あなた達、赤ちゃんの作り方、…知ってるわね」
祐希の淫乱そうな笑顔がオレを見つめていた。

前のカップルが
「は~い!」
元気に答えるので、オレもその雰囲気に乗っかって
「ハ~イ、ハイッ、ハイッ」
オレも元気よく手を上げた。

「アラッ、丈二クン、元気イイわね…、アレも元気良かったし」
バカ騒ぎをするオレに祐希は淫乱そうな笑顔で見つめ、
「…じゃあ、前に出てきて、ヤッテもらおうかな」
挑戦的な笑みを浮かべた。

オレはふくらんだ股間で歩きにくそうに前に出ると、祐希と向かい合った。祐希はナイスバディを見せつけるようにしてセクシーな立ち姿で、黙ったまま軽く笑みを浮かべていた。

座っているカップルを見ると男はオレと同じくらいの歳に見えるが、女の方はどう見ても高校生にしか見えない。石原さとみにチョット似ていた。友達同士にはとても見えないうち解けた雰囲気から、すでに関係していることは間違いなさそうだ。このカップルもここのシステムも理解しているだろうと想像できた。

「…あの、」
オレは祐希の女体から漂うフェロモンに頭がクラクラしそうな気がしながら、
「…、ヤリたいのですが、相手がいません」
祐希の艶めかしい女体をを見つめた。
「…そうねえ、アヤちゃん、保健室だもんねえ」
祐希は小馬鹿にしたような笑みを浮かべている。なんだかムカついたが黙っていた。
「特別に、私が相手してあげるわ」
祐希は色っぽい女体をくねらせてシナを作った。

「じゃあ、先生たちが、お手本を見せるから、よく見てなさい」
祐希がカップルに声をかけた。
「は~い」
オレたちに興味津々の視線を向けるカップルが陽気な返事がする。
「…でも、習うより、慣れろ、…よ」
なんだかわかったようなわからないようなセリフを、意味深に笑って付け足した。
「…えへっ」
「へへっ」
それを聞いたカップルは淫靡な雰囲気を含んだ声で笑うと、すっかりその気になったようで見つめ合っていた。

「じゃあ、ヤッテ」
祐希の大人っぽい笑顔が誘ってくる。やってと言われてもどうすればいいかと途方に暮れていると
「…どうしたの?」
笑いを含んだその声に祐希の顔を見ると、また小馬鹿にしたような笑顔を向けている。

ムカついたオレが祐希の胸に手を伸ばすと、
「…ダメねえ、さっきも言ったでしょ」
オレの手から逃げるように後ろに下がった。
「女もまともに口説けないようじゃ、立派な大人になれないわよ」
エロチックな笑顔を浮かべながら、小馬鹿にしたような切れ長の目がにらんでいた。

どうしろって、言うんだ、…。
とびきりのごちそうを目の前にして下半身は準備完了していたが、思わせぶりに笑う魅惑的な横顔を眺めながら、何をどうすればいいのか全く見当がつかなかった。

歓喜天ホテル (13) につづく
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