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== 少女真希 ==

少女真希 (43) エリとの帰り道

裏ろま中男 作品リスト
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少女真希 (43) エリとの帰り道

人影の少なくなった教室に残っていた真希は、カバンに教科書を詰めて力なく立ち上がった。今日は図書委員の当番がないので、雄次は先に帰ったようだ。

「…、薄情者」
真希は雄次がなにも言わずに帰ったのが不満だった。カラダの奥でかすかにゆれる淫乱な炎をもてあましてなんだかイライラした。

真希はぼんやりと廊下を歩いていたが、そのうしろ姿を見つめるスケベな視線があった。朝、電車の中で真希のスカートの中に手を入れた省吾が真希をつけていた。

下駄箱の前で撮った真希の恥ずかしい写メを今日一日眺めていた省吾は、トイレでオナニーして欲望の高まりをはき出していた。それでもというかそれだからか本物の真希を見たくなった省吾は、放課後に真希の帰りを待っていた。

省吾はミニスカのウエストが締め付ける腰のくびれや、歩くたびに揺れるミニのヒダスカートのおしりに、写メのナマ尻を思い浮かべてスケベな妄想に浸っていた。

省吾は駅の階段を上がる真希の後ろ姿を凝視していた。ミニスカの下がのぞけないか見つめていたが、残念ながらお目当てのモノは見られなかった。

「…真希さん」
ホームで電車を待っていたエリが真希に声をかけた。
「…あ、はあ」
真希は元気なく応えた。

「元気ないのね、どうしたの」
HRからずっと元気のない真希に、エリは優しく声をかけていた。
「…、何でもないです」
まさか早漏の彼のせいでキゲンが悪いなどとは言えない真希は、心配してくれるエリがうれしくて笑顔を向けた。

「…、そう、でも先生にできることがあったら、なんでも言ってね」
真希の笑顔にやや安心したが、なにか心配事があるのかも、と真希を優しく見つめていた。
「…、彼とうまくいってないの?」
雄次とケンカでもしたのかと思ってエリは聞いた。

「…あんなの、彼じゃないですから」
真希は、顔を赤くして応えた。
「…そう、ゴメンなさい、先生よけいなこと言ったわ」
エリは、やっぱり雄次と何かあったのか、と思ったがそれ以上は詮索しなかった。

ストーカーと化した省吾は真希がエリと一緒になったのは想定外だったが、ふたりに気づかれないように近寄っていた。

間もなく電車が来た。しかしいつも時間の何倍も混んだ満員電車だった。どうも飛び込みがあったらしくてしばらく電車が止まっていたらしい。

「…すごい、混んでるね、どうする、乗る?…」
エリがつぶやいた。真希に聞いていた。
「…」
真希は応えずに混んだ車両を眺めていた。朝の痴漢を思い出してカラダの奥で淫乱な炎が燃え立つのを感じていた。

ドアが開くと真希は誘われるように電車に乗り込んでいた。エリもその後に続いた
「…」
二人の形のいいお尻を眺めながら省吾もその後に続いてエリの後ろに立った。混んだ車内で省吾のカラダはエリの後ろに押しつけられていた。

「…、先生」
混んだ車内でエリと向かい合った真希はエリの目を見つめていた。エリと密着した真希の顔のすぐ下にエリの豊満な胸があった。ボリュームのある肉の塊を押しつけられて息苦しさを感じていたが、その下で真希の胸がエリに押しつけられていた。

「…、なに」
優しいエリの顔が真希を見下ろすように応えた。
「…、恋人いますか?」
真希はつい思ったことを口に出していた。しかし意識はセーラー服のヒダミニスカのおしりに集中していた。誰かに触られているような気がしていた。

「え、ああ、恋人ね…、いたら、楽しいでしょうね」
エリはチョット照れたように答えた。
「…先生みたいにきれいな人、男性がほっとかないでしょ」
真希の本心からの言葉だった。

「男の友達は多いけど、恋人って言える人は、いないの」
マジマジと見つめる真希にエリは人ごとのように笑っていた。明るいエリの笑顔を見ながら、真希はお尻の肉に食い込む指を感じて女体の芯を熱くしていた。

(44) おねえさんといっしょにつづく
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