最初にお読みください(ろま中男3 作品リスト)秀香蘭高校放送部 目次秀香蘭高校放送部(50)飯山結衣という女
「は…、あ、ああん…」
結衣はひょっとこ顔で迫ってくるミナヲを笑顔で迎えた。下手くそなキスだったが、求められたという事実が火照る女体をさらに熱くする。
美人でとびきりの肉体美を誇り、気さくで優しい結衣が結婚適齢期の同年代男性から求められないことを不思議だと思うだろう。結衣はOGでもある名門水泳部顧問として、常に勝利しなければならない期待に押しつぶされそうになりながら、母校の名誉のために日々精進する生真面目な女だった。
こんなにいい女なのに意外と男性と接触する機会がなく、男女の深い交際をするチャンスは皆無だった。全国レベルの大会に出場して対戦相手のコーチや顧問から見初められても気づかない。目の前の生徒には魔女的な読心術を使いこなす反面、密かに寄せられる想いには気づかない鈍感さがある結衣だった。
それでも去年3月に水泳部マネージャーの逸材が卒業するまでは、彼に性欲解消してもらうことができた。その彼が卒業すると、後任はまったく役立たずで欲求不満は溜まるばかりだった。絶倫を主張するミナヲに最初懐疑的だったのは、役立たずの後任たちに懲りていたからだ。
そして今、1年以上溜め込んだ性欲がミナヲとナマ本番したことで開放された。思った以上の絶倫ぶりによって女体の奥に隠してきた身を焦がす熱い肉欲が噴出した。結衣は男に飢えたオンナの顔になっていた。
しかし完全に肉欲に溺れることがなかったのは、ミナヲとのセックスが水泳部マネージャー発掘のためという顧問としての義務感があったからだった。
秀香蘭高校放送部(51)につづく
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