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痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(22)

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痴漢電車の女たち 目次

痴漢電車の女たち
2.まさみの場合(22)山本くんの裏切り再び

オシッコを飲ませろと要求する田中くんに、私は聞き間違いであることを願って「よく聞こえなかったの、もう一度言って」と聞き返しました。

彼は「あ?、うん、せんせいのオシッコ飲ませてよ、直がいいな」と、まだ床に寝そべったままベージュパンティの股間を覗きながら、薄ら笑いを浮かべています。聞き間違いを期待した一縷の望みはあっさり潰えました。それに直に飲みたいということは性器に口をつけて飲むということで、変態行為の度を越しています。初めて会話した私に羞恥心のかけらもない図々しいお願いをする彼に怒りがこみ上げましたが、同時に床に這いつくばった彼が今にも襲い掛かってきて、パンティを無理矢理奪って性器を吸ってくるんじゃないかという妄想が浮かんできて、湿ったアソコがジンジンしました。

頭が弱そうに見える彼にもわかるように、「いい、よく聞いて、オシッコなんて、汚いから飲んじゃダメ、高校生なんだからわかるでしょ」と諭すような口調で教えてあげました。しかし彼は「先生、飲尿健康法って知らないの、オシッコって健康にいいんだよ」と生半可な知識をひけらかしてきます。昔そんなことが流行った気がしますが、アレは自分の尿を飲むはずで他人のではなかったはずです。「そんなに飲みたいなら、自分のオシッコ飲めばいいでしょ」と言い返すと、「きれいな女の人のオシッコは自分のよりも効果あるって、先生知らないの?」とまだ股間を覗いてスケベ笑いしながら、いけしゃあしゃあと反論します。

「きれいな女の人」と言われてまた浮かれてしまいましたが、それでオシッコを飲ませてあげるほど私はお人好しじゃありません。「柳に風」で彼には何を言ってもムダだと諦めてました。告げ口はイヤでしたがもう我慢の限界でした。「ともかくメガネ返して、これ以上続けるなら、担任の先生に相談します」ときっぱり言ってやりました。しかし「近藤先生はボクのことなんて知らないと思うけど、でも告げ口は困るなあ、ちょっと待ってね」と、やっぱり気にする様子がなく、スマホをいじっていました。

オシッコ愛飲者ショックから立ち直って先生らしい態度に戻った私は、ようやく足を組んでパンティ覗きを阻止すると、「スマホなんてしてないで、早く授業に行きなさい」と毅然と言ってやりました。しかし出ていく様子のない彼は「これ」とスマホをかざします。とうとう頭にきた私は「いいかげんに…」と怒鳴りかけて、「先生、田中くんにオシッコ飲ませて」という山本くんからのラインに打ちのめされました。またも山本くんに裏切られた私は絶句してスマホを見つめていました。

「とりあえず、授業に出なさい、昼休みに山本くんと来て、彼と相談しましょう」と言うのが精一杯でした。田中くんは「わかった、じゃあトイレいかないでね、オシッコ溜めといてね」と言うと、メガネを返してから準備室を出ていこうとしましたが、ドアは鍵がかかっていたのでノブを掴んだ手に引っ張られてズッコケていました。田中くんは照れ笑いしながら鍵を外して這々の体で出ていきました。

痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(23)につづく

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