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痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(20)

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痴漢電車の女たち 目次

痴漢電車の女たち
2.まさみの場合(20)山本くんの友達

私は教員用女子トイレの個室で桜田先生の濃厚な手淫サービスにメロメロになっていました。

突然桜田先生は触るのをやめると「行ったみたいです」と耳元でささやきました。彼女の濃厚サービスに翻弄されてエッチな気分で朦朧としていた私は、用を足した杉山先生が出ていくのにまったく気づきませんでした。桜田先生は「じゃあ戻りましょうか、2時間目始まっちゃいますよ」と可愛い笑顔を見せてから出ていってしまいました。

「続きは?」と言いたくなるのをこらえた私は、個室に一人残された寂しさに打ちのめされて呆然としました。アレは一体何だったのだろう、彼女は本当に女の人が好きなのか、やっぱり私ごときの女体では満足できなかったのだろうか、などの疑問が頭の中でグルグル回っていました。

しかし答えの出ない疑問に悩むことほど不毛なことはありません。そのことに気づいた私は、堂々巡りから抜け出してトイレをあとにしました。徒労感に打ちひしがれた私の足は、一人になれる準備室に向かっていました。ドアの鍵を無意識に掛けた私は、丸椅子に腰を下ろして大きくため息をつくとうなだれていました。

「せんせい」とふいに呼ばれて、反射的に上半身が起き上がりました。こんなふうに油断した時に突然来るのは山本くんの専売特許なので、ちょっとうれしくなって声がした方に顔を向けると、見たこともない男の子が立っていました。正体不明の少年と密室で二人きりの状況が怖くなって身構えた私は、「何年生?、授業はどうしたの?」とこわばった顔で警戒心剥き出しに詰問していました。

彼は「あ、1年3組の田中です」と悪びれる様子もなく応えました。1年3組も私が科学の授業を担当するクラスですが、田中くんも山本くんと同様に目立たない生徒のようで、全く思い出せません。落ち着いた彼と対照的に動揺する私は「2、2限、始まってるわよ、早く行きなさい」と怯えた声を漏らしていました。おとなしそうな彼は薄笑いを浮かべて、「友達の山本くんから、これ貰ったんですけど」とスマホをかざして近寄ってきます。山本くんの名前を出されて油断した私は、スマホ画面に自分の姿を見てギクリとしました。

スマホ画面に映っていたのは犬のポーズで足を広げてオシッコする私の変態動画でした。正面から撮られたようで濡れた股間のシワまでしっかり映っています。山本くんの冷たい裏切りにまた私はどん底に突き落とされました。この動画はきっと山本くんが前もってあの臭いトイレにカメラを仕掛けて撮ったものでしょう。失意で呆然とする私の横に立った彼は、スマホを目の前にかざしながら、少年らしくないスケベ笑いを浮かべて白衣の襟のスキマからオッパイの谷間を覗き込んできます。白衣が乱れたスソからむき出しになったナマ太ももも眺めています。

いやらしい目で見られることはどうでもよかったです。というか考える心の余裕がありませんでした。学校の不祥事を防ぐために全てをなかったコトにして秘密にしようとした私の努力は、山本くんにあっさりぶち壊しました。あとで思えば子供に過度の期待をした私が間違っていたと納得したと思いますが、そのときの私は可愛さ余って憎さ百倍で、山本くんの裏切りは万死に値するというくらい絶望と憤怒に苛まれました。

フリーズして動かない私に嫌がらせかと思うくらいスマホ画面を見せつける彼でしたが、「せんせい、大丈夫だよ、これはボクと親友の山本くんだけの秘密だから」と、スケベ笑いを浮かべたまま耳元で囁きました。山本くんはいいとしても正体不明な彼に私の性器が隅々まで知られていることに女として守らなければならない部分が刺激されてジンジンし、エッチと恐怖と怒りが混じった複雑な心境でした。

秘密という単語に反応して顔をあげると、ご褒美をおねだりするバカ犬のような田中くんの笑顔がありました。股間をチラ見するとちんまりした膨らみが見えます。私は擦り寄ってくる彼に乱暴に白衣を脱がされてオッパイを舐められる妄想に襲われました。私は白衣の下の下着しか付けてない女体をモジモジさせ、桜田先生から貰ったベージュパンティのネットリしたシミを更に大きくしていました。

痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(21)につづく

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