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バア転生の秘薬 (14)やっぱり、痴漢…

ろま中男3 作品リスト
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バア転生の秘薬 (14)やっぱり、痴漢…

うわあっ…、やっぱ、きました…。
混んだ電車の中で麗奈の姿をした隆平の後ろに立った少年は、背中に密着してさっそくお尻を触りだした。

おいおい、キミ…、
生まれて初めてそれも男から痴漢され、フレアスカートをまくられてお尻を触られるおぞましさに、
それは、犯罪やでえ…。
ヘタレヒッキーはビビリって内マタで震えていたが、心の中でエセ関西人になってツッコんでいた。

くひっ…、そこ、は…、
ノドの奥から何かがこみ上げてきそうな切迫感に懸命に耐えるビビリヒッキーは、
おしり、なのおっ(泣)…。
ワレメに食い込む指にお尻のアナをグリグリされて、ハイヒールのかかとをさらに浮かせ、つま先立ちにのけ反っていた。

や、やめっ、そこは、ああっ…。
ストーカー少年の痴漢衝動はお尻をイジるだけでは飽きたらず、とうとうその奥に指を侵入させてきた。
だ、だめだよおっ、正真正銘の犯罪、だよおっ…。
スカートに入り込んだ手はTバックパンティをめくって、恥ずかしい場所を直接イジりだした。

あわわっ…、おいおいっ、ハアハアッ、て、キミイ…、
背中にカラダを密着させた少年の荒い鼻息が、ムキ出しの肩に当たって地肌を湿らせる。肩の湿った生温かさに背筋を寒くした隆平は、
くううっ…、キミ、大きいやないかあっ、って言ってる場合かっ…。
お尻に押しつけられる固い股間のふくらみに堪忍袋の緒が切れた。

「うらあっ、なんしとんじゃ、このガキャア」
なめとったら、いてまうぞっ…、
とうとうガマンできずに振り返った美人教師の顔をした隆平は、メゾソプラノの怒鳴り声を張り上げて恫喝した。
…って、まだ舐められてはないけど…。
男から痴漢されるおぞましさのストレスが爆発した隆平は、なんちゃって関西人どころかヤーサンになりきり、痴漢行為に恍惚とした表情を浮かべるストーカー少年をにらみつけた。

「ひっ、ご、ごめん、なっ、なさいっ」
豹変した美人お姉さんの鬼のような形相に、ストーカー少年は本当にチビッていたかも知れない。条件反射のように頭を下げたストーカー少年は、拳をギュッと握ってブルブル震えていた。

あまりにらしくない痴漢発覚に、周りの乗客も麗奈の顔をした隆平の出方を窺って、固唾を飲んで見守っていた。

「おらっ、降りろやっ」
うひいいっ、やっちまった…、とりあえず、やっぱ、こうするか?…。
大勢の人間から注目されることに慣れてないどころか、恐怖さえ感じるヒッキーは多くの目に見られる緊張に居たたまれなくなって、ちょうど止まった駅に少年を引きずり下ろした。

「このヤロオ…」
…、でも、遅くなっちゃうしな…、おっと…。
とりあえず自分もホームに降りたが、面倒ごとに巻き込まれたら家に着くのが遅くなると思った隆平は、ドアが閉じるタイミングを計って電車に飛び乗った。

痴漢ストーカー少年は目の前でドアの閉じた電車をただ見送って、呆然とホームに立ち尽くしていた。

「あ、あうう…、なんでも、ないんです…」
ひいいっ…、オレ、注目の的だよ…。
一人戻った隆平に乗客の視線が一斉に注がれた。身の置き所のないヘタレヒッキーは、か細い可憐な声を漏らしてピンクドレスの女体をドアに押し付けていた。

バア転生の秘薬 (15)につづく
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