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しゅうとめとむすこ (6)母親じゃない

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しゅうとめとむすこ (6)母親じゃない

「やだ、変な声、出ちゃった…、触ってみる、オッパイ?…」
恥ずかしい…、そうじゃない…、ちゃんと教えてあげないと…。
うわずったあえぎ声を恥じたアラフォー美菜は、当初の目的を自分に言い聞かせて、思春期少年稔彦の性教育を再開した。

「い、いいの?…」
ホンモノの…、オッパイ…、触っていいのか?…。
若干張りが失われているが、中途半端にズリ上げたキャミにひしゃげながら、ツンと乳頭が上を向いた乳房を凝視した稔彦は
「う…、やわらかい…」
これが…、オッパイ…。
震える手でシットリしたナマ肌に触れて、思わずマヌケな声を漏らしていた。

「あ…、そう…、お母さんだと、思ってくれていいのよ…」
あ、あん…、
20年ぶりに男の手に触れられた美菜は潜在意識でオンナの悦びを感じ、娘から黙って借りたTバックパンティを湿らせたが、
遥香が、母親だけど…、年齢的には、私…、よね…。
青少年の正しい恋愛指南を自分に言い聞かせ、優しい母親っぽい大人びた声を作っていた。

「お母さん!?…」
なんだ、そりゃ?…、
淫乱熟女の誘惑というエロ妄想にまみれていた稔彦は、急に母親面されてしらけた。
「ま、ママは、小学校の時に死んだよ」
ふざけんなっ…。
思わず声を荒げた難しい年頃の少年は、乳房をひねり潰さんばかりに力んで前のめりになった。

「ひっ…、い、痛い…、ごめんなさい…、そうよね…」
ひいっ…、ああ…、怒らせ、ちゃった?…。
思い込みの激しいおバカ作戦が順調すぎて調子に乗っていたアラフォー美女は、いきり立つ少年に思わず腰が引けて、動揺しながらかろうじて謝っていた。

「お母さんじゃない…、私、稔彦くんと、仲良くなりたいの…」
急にお母さんだって言われて…、
浮かれ気分を吹き飛ばした美菜は大きな目を潤ませ、性犯罪者予備軍(と勝手に思い込んだ)の少年を、
怒るのは、しょうがないわ…。
なんとか正しい道に導く当初の目的に立ち返っていた。

「…、ごめん…、痛かった?…」
やべっ、やっちまった…。
涙を溜めた悲しそうな童顔にヤリ過ぎを意識した稔彦は、思わず手を引いてうつむいて謝っていた。
「あ、いいのよっ…、私が変なこと…、言ったから…」
えっ…、ションボリしてる?…、
落ち込んだ様子の稔彦に母性本能をチクチクされた美菜は、
いやあん…、カワイイ…。
下を向いた思春期少年の頭ごと思わずギュッと抱きしめていた。

「あ…、はああ…」
やわらけえ…、きもちいい…。
アラフォーとは思えない張りのある豊満な乳房に顔を埋めた稔彦は、怒りなどどこかに行ってしまい、だらしないニヤケ面をさらしていた。

しゅうとめとむすこ (7)につづく
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