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しゅうとめとむすこ (3)美菜の決意

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しゅうとめとむすこ (3)美菜の決意

「あ…」
これって…、
会社社長として一般社員より早く出社する龍彦と遥香を送り出して、稔彦も高校に送り出し、
私の、下着?…。
手早く家事を済ませたベテラン主婦は、稔彦の部屋を掃除しているとき、ベッドの向こうに落ちていた自分の下着を見つけた。

そうよね…、
洗濯をして昨日の下着がないことに気付いていた美菜は間違いないと思った。
あ…、匂いが…。
手に取ったパンティを無意識に嗅いだ美菜は、少年の濃い精液の匂いにクラクラし、恥ずかしいスジを潤ませていた。

これを、巻き付けたり…。
そのうえ稔彦がパンティを固くなった息子に巻き付けてシゴく様子を想像した義理の祖母は、ドキドキしてしばらくその場から動けなかった。

だ、だめよ…、稔彦くんは…、龍彦さんの、息子なのよ…。
エッチな妄想から我に返った美菜は、娘婿の息子に欲情するはしたなさを恥じてかぶりを振ったが、
あれ?…、なにかしら?…。
パンティが落ちていたあたりに雑誌を見つけて、一瞬躊躇したがつい手に取ってしまった。

えっ…。
表紙は手足を縛られて苦しそうな全裸の女性だった。男性は亡夫しか知らない美菜はSMプレイの経験などないが、知識としては知っている。

稔彦くん…、変態だったの…。
そして20年近く性交渉の無かった純情な姑にとって、SMプレイは変質者のするアブノーマルな性行為であり、稔彦を変質者扱いしていた。

まさか…、性犯罪者に…。
そして母親特有の気の回しすぎで先走った想像を巡らした結果、稔彦が性犯罪者として警察のご厄介になるという恐ろしい結末が頭に浮かんだ。

そんなこと、絶対にダメ…。
遥香のために人生を捧げてきた献身的な母親は、さらに先回りしすぎて娘夫婦の悲しみまで想像し、稔彦を絶対に性犯罪者にしてはならないと固く心に誓った。

はた目から見ればおバカな妄想なのだが、娘とその家族の幸せを一心に願う健気な母親の決意だった。

でも、どうすれば…。
美菜の固い決意は揺るがないが、具体的に何をするのか全く見当もつかなかった。
こういうときは、ネットね…。
SM雑誌を目の前にして、20代にも見える童顔をしばらく寄り目の思案顔にしていた義理の祖母は、ググって親切な人に教えて貰うという方法を思いついた。

…、そうか…、
魅惑的な女体を20年近く宝の持ち腐れさせてきた純情なアラフォー美女は、小一時間パソコンと格闘したあと
要するに、抜いちゃえば、いいのね…。
男性は一発抜いてしまえば、しばらく性的な衝動が抑えられるという結論を得た。

これも客観的に見れば短絡的な結論なのだが、家族のことを何よりも大事に考えた母の優しい気持ちから出た、愛のこもったおバカな結論だった。

しゅうとめとむすこ (4)につづく
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