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短編 (87)裏木戸からジョージ(8)

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短編 目次

短編 (87)裏木戸からジョージ(8)

「ふんっ、う、うおっ、おおっ…」
一発抜いて余裕のある配達員は心置きなく挿入を繰り返し、ケダモノじみたうなり声を上げて鬱屈した性欲を盛大に発散していた。

農村の旧家は隣の家とけっこう離れているので、ちょっとぐらい大きな声を出しても周りの林にさえぎられて、隣家まで聞こえることはない。


男が裏木戸から入ってわざわざ郵便物を届けていたのも、片思いする美人妻の姿をただ見たかったからであり、おとといパンティを盗んでしまったのは、そんな気持ちが押さえきれないほど嵩じて、つい魔が差したからである。

その日、ポケットにパンティを隠し持って勤務をやり終えた男は家に帰るとすぐさま全裸になって、勃起したデカチンにかぶせてこすりまくった。

盗んだパンティをザーメンまみれした男は、興奮が収まるともう使えないことに気付いて落ち込んだ。しかし季絵のパンティが欲しくてガマンしきれず、それで今日も下着ドロに手を染めようとした。

今日裸のような季絵のキャミ姿を見た時は白昼夢かと思ったが、あまりに興奮しすぎてその白昼夢に夢精しそうになったぐらいだ。

郵便局員として勤務中に女性に淫らな行為を働いてはならないと、下着ドロ経験者はなんとか自制しようとしたが、季絵のお色気攻撃にあっさり陥落したというわけだ。

理性のたがが外れた配達員は、ケダモノのように季絵のカラダを求めた。

「はあはあっ、うっ…」
結構な時間季絵を陵辱し続けた男は、全身から汗を吹き出してがむしゃらに腰のグラインドを続けていたが、とうとう果てた。
「あ、ああっ」
あっ…、あ、ああ…、
数え切れないほどエクスタシーに突きあげられ、女の悦びにまみれて意識が朦朧としていた季絵は、膣を焦がす熱い白濁液に背骨が折れそうなほどのけ反ると
あ、ああ…。
目の前が真っ白になって未体験の官能の世界を味わっていた。

「あ…、やばいっ」
2回目の放出の後、居間の柱時計を見てまだ配達がずいぶん残っている事を思いだした配達員は、焦って服を着だした。
「あの…、お名前は?…」
放心状態で胸の上にまくり上げられたキャミを腰まで下ろした季絵は、夢心地で聞いていた。

「…、木坂穣治…、穣治です…」
男はフェロモンムンムンでウットリした表情を見せる若妻をまぶしそうに見てから、うつむいて応えた。
「ジョージ?…、また来てね、ジョージさん…」
日本人らくしない名前だとちらっと思った季絵は、かたわらにあった生パンを畳んで渡し、艶めかしいウットリした笑顔を見せた。


それから1年ほど経って季絵は出産した。

夫にはあまり似てないが、目もとのあたりが季絵に似た男の子だった。仕事人間の夫は滅多にほめることはしないが、念願の跡取り誕生を誰よりも喜んで季絵をねぎらってくれた。


早く…、帰りたい…、
病院の窓の外で桜がキレイに散っているのを、ベッドに座った季絵はぼんやり見ていた。
ジョージさんの…、アレ…。
臨月まで毎月週の半分は続けていた穣治との情事に思いをはせる季絵は、病院着に包まれた成熟した女体を火照らせ、下腹のあたりがムズムスする感じに、ムッチリ太ももを悩ましげにすりあわせていた。

裏木戸からジョージ 終わり

短編 (88)につづく
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