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== 未亡人涼香 ==

未亡人涼香 (4)オレが私で私がオレで

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未亡人涼香 目次

未亡人涼香 (4)オレが私で私がオレで

「義姉(ねえ)さんっ」
胸の愛撫で涼香を欲情させ、先端をネジ込んだ亀裂に潤いを感じた健司は、ハアハアと興奮した荒い息にまみれ、5年間想い続けた義姉を我がモノにせんと腰を押しつけた。

「いたああいっ」
愛液の湿り気を帯びてきたとはいえ、まだ十分に受け入れ準備が出来ていないソコへの挿入は恐怖でしかなかった。
「やあっ」
かたくなに閉じた局部へネジ込まれる固くいきり立ったソレから、涼香は反射的に逃げようと腰を引いてカラダを起こす。

ゴン…。
先端が食い込んだ接合部に意識を集中し、前のめりになった健司の額に涼香のオデコが激突し、居間全体を震わせる大きな音がした。

お互いの前頭葉に強烈な衝撃を受けた健司と涼香は、気を失って居間の床に折り重なっていた。

時間が止まったような静寂が、ハダカの男女が重なり合った居間を支配していた。

「う…、いてえ…」
くううっ…、イッテエ…、
額の激痛に顔をしかめた健司が先に目を覚ました。
「お、重い…、義姉(ねえ)さん?…」
こんなに、重かったっけ?…。
激突した額をこわごわなでながら、健司はのしかかる涼香の意外な重さに驚いていた。
「あれ…」
義姉(ねえ)さん、こんなに、体格良かったか?…。
びくともしないカラダを押しのけようとジタバタした健司は、あの艶めかしく柔らかい感触がずいぶん筋肉質になっている事に気付いた。

「え…」
なんで…、
頬を寄せる涼香をなんとか押しのけて、その横顔を横目で見た健司は凍りついた。
オレが…。
目を閉じたそれは毎朝鏡で見る、見慣れた自分自身の顔だった。

「う…、ううん…」
健司が全く想定外の事態に身動きできずにいると、オデコにコブを作った涼香が目を覚ました。
「やっ、やめてっ」
全身で触れあう素肌の感触に、強姦まがいに犯される寸前だったのを思い出した涼香は、健司から飛び退いた。

再び時間が進み始めた居間では、オカマのような及び腰の健司が両手で胸を隠し、床に寝そべるオンナ盛りの艶めかしい女体を見下ろしていた。

「え…、私…」
な、なんで…、私…、
涼香も床にしどけなく横たわる自分を目の当たりにして凍りついていた。
じゃあ…、私じゃないっ…。
はっとなった涼香が手を広げてまじまじと見つめる。それは見慣れたしなやかな指ではなく、長くしっかりした男性的な指だった。

「義姉(ねえ)さん…」
オレ…、だよな…、
フルチンでオカマのようなみっともない内マタで立っていたのは男で、見まごうことのない自分の顔が乗っかっている。
柔ら、かい?…。
立ち姿の自分のカラダがしたように両手を胸に当てた健司は、ふくよかな柔らかい感触に視線を下げる。

「おおおっ、オッパイがあっ、あ、あるうっ」
なんでえっ…、
自分の声がやけにキャンキャンして鼓膜に響く。視界に入った二つに大きなふくらみは、見事としか言いようのない乳房だった。
オレ、女になったのかあっ?!…。
あるはずのないモノを見て健司はパニクった。

「あ…、いやあんっ、なんでえっ、付いてるっ」
ということは…、ああっ、やっぱり…、やだあっ…。
状況がなんとなく飲み込めてきた涼香は、おそるおそる股間に手を伸ばすと、ダランとぶら下がるソレのグンニャリした感触に、おネエ系の野太い悲鳴を上げた。

「健司さんっ、どうしよおっ」
おたおたと動揺する涼香のカラダに、健司のカラダがすがりつく。
「私たち、入れ替わっちゃってる」
半ベソをかく自分の顔をのぞき込んだ健司の顔をした涼香は、オカマのような声で二人の人格が入れ替わっているコトを告げた。

未亡人涼香 (5)につづく
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