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== 文庫本の彼女 ==

文庫本の彼女 (24)ビールのつまみ

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文庫本の彼女 (24)ビールのつまみ

「ほら、入れ」
虐めまくって…、
変態店主の本屋から2,3分の距離のアパートに戻った水沢は、SMプレイで彼女をムチャクチャにいたぶる妄想を浮かべながら、
ヒーヒー、言わせてやる…。
男臭さが染みついたプライベートルームに彼女を連れ込んだ。

「お邪魔致します」
土間で丁寧に頭を下げた彼女は、肉感的な女体を窮屈そうによじって靴を脱いだ。
「ああ…」
水沢は彼女の目の位置が若干下がった事に気付き、土間に丁寧に並べられたハイヒールを見て納得していた。

「飲め」
景気づけだ…。
冷蔵庫から缶ビールを取りだした水沢は、キッチンテーブルについてそれを置くと、ニットワンピがピッタリ張り付いて、エロチックな柔らかい曲線を見せる女体を誇示するように立つ彼女に、アゴをしゃくって隣りに座るように促す。

「はい…」
彼女は500mlの缶のプルタブをみずから開けた。水沢はキレイに処理したネイルがさほど長くないことに注目していた。
落ち着け…、
ハイヒールといい、今朝の出会いから流されるままのぼせ上がり、彼女のことが何も見えてなかったことに改めて自覚した水沢は、
ご主人様なんだ、おれは…。
落ち着き払った彼女を淫乱に嬲りまくる陵辱復讐をみずからに言い聞かせ、気を引き締めていた。

「頂きます」
水沢の差し出した缶に軽く合わせて乾杯すると、彼女はコクコクとかすかな音を立てる白い喉を見せつけるように、一気に半分くらい飲み干した。

「はあ…、おいしい…」
ネットリした輝きを放つ唇のかすかなスキマから、艶めかしい溜息を漏らす知的美女は、妖しい色気で水沢の劣情を誘っていた
「ああっ、うまい」
見てろよ…、酔っぱらったら、こっちのモンだ…。
ヘタレ中年は酒の力で彼女を強引にモノにしようとたくらみ、落ち着いた雰囲気に妖しい色気を振りまく彼女を横目で睨んでいた。

「なにか、アテでも、お作りしましょうか」
ヤブにらみするオッサンにニッコリ笑った彼女は、小料理屋の女将のような口調だった。
「いや、つまみは」
このお…、落ち着きやがって…、
押しつけがましくはないが堂々とした態度の彼女に、また逆ギレしたオッサンは
「オマエのカラダだ、脱げ」
ご主人様の命令だ…、辱めてやる…。
早くも赤味が差した顔を向け、胸の二つのふくらみをねめつけて命令した。

「かしこまりました…」
長いまつげが軽くまばたきして、うつむきがちにうなずいた彼女は、
「…、どうぞ」
短めのジャケットを脱ぐと、髪が乱れないようにニットワンピを頭から抜き、大きめのブラカップからあふれそうな容量を見せつけるように、胸を突き出して背中に回した手でホックを外した。

「よし…、しゃぶってやる」
くううっ…、
キレイに足を揃えてイスに座る、ガーターストッキングだけしか着用してない、まばゆい裸体の透き通るような肌に、つかの間見とれた水沢だったが、
イヤらしい体、しやがって…。
見当違いな復讐を思い出し、妖艶な肉体に刻まれた淫靡なシワに、加虐色情を昂ぶらせたオッサンは、大きめの乳房から飛び出した乳首に吸い付いた。

「ああん…、おいしいですか…」
固く突き出た乳首を甘噛みされて、軽くのけぞった癒し系美女は、切なげな吐息混じりのあえぎ声を漏らす。

このおっ、すぐだぞ…。
みだらな劣情にまみれたオッサンは、男心をくすぐる甘えた問いかけをワザと無視して、乳首をチューチュー吸って、乳房の柔らかい弾力に指を食い込ませてタプタプ弄ぶ。

「…、もう濡れてやがる」
メチャクチャにしてやるぞ、淫乱があっ…。
癒し系美女のピチピチ悩殺バディに、興奮して頭に血がのぼった水沢は、熱く湿った鼻息をフンフン鳴らし、ムッチリした太ももがピッタリ合わさったオマタに手をツッコンで、ヌメリ気を指になすりつけていた。

文庫本の彼女 (25)につづく
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