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== 文庫本の彼女 ==

文庫本の彼女 (8)欲望の代償

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文庫本の彼女 (8)欲望の代償

「うっ…」
だ、めだ…、で、出る…。
満員電車で知性的な美女に痴漢しただけでは飽きたらず強姦までした水沢は、ナマ挿入してヒダヒダ膣膜にチンポを締め付けられる快感に耐えきれず暴発した。

「くっ…」
あ…、くっ、ううっ、いいっ…、はっ、ああっ、ああ…。
尿道を駆け上がる熱い奔流に下半身を緊張させた痴漢強姦中年は無意識に女の脂が乗ったムッチリ腰肉を引き寄せ、ふくれあがったカリの先端からドクドクとナマで放出する快感をウットリしただらしない顔で極楽を味わっていた。

「あっ…」
何の予兆もなく膣内射精された美女は子宮内に注入された熱い粘液にフェミニンな曲線を見せる魅惑的な女体苦しげによがらせ、悩ましげにゆがんだ横顔を見せていた。

あ…、や…、やっちまった…。
欲望の高まりを欲情した女体にたっぷりとザーメン注入した中年男はさっきまでのケダモノのような興奮がまるでウソだったかのように鎮まり、痴漢強姦という犯罪行為から少しでも遠ざかろうと、逃げ腰になっていた。

やばい…、
ネットリした白濁液をたっぷり吐き出してしぼみはじめた息子をネチョネチョに濡れた女性器から抜き去った水沢は混んだ車内で手が自由に動かせなかったが、
早く、逃げないと…。
かろうじて社会の窓の奥に納めてからガーターストッキングが食い込んだムッチリ太ももに絡んだパンティを引き上げると、かすかに口を開けた切れ目からザーメンをこぼす媚肉に愛液で濡れたパンティを食い込ませた。

早く…、着いてくれ…
腰の上までむき出したお尻にニット地ワンピをズリ下げて彼女をとりあえず元の姿に戻すと、犯行現場から一刻も早く逃げ出したい切迫感に焦った。強姦魔として逮捕される切迫感に震えながら次の駅に到着してくれと懸命に念じて鼓動をドキドキさせる水沢が彼女に目をやると
あ…、やっぱり…。
まだ官能の悦びが収まらないのか文庫本を顔に押しつけるようにして湿った吐息を漏らす彼女の端正な横顔が視界を占領した。
キレイだ…、
知性的な整った顔に艶めいた雰囲気を漂わせる彼女を、つかの間虚脱した水沢は惚れ惚れ見つめた。
なんとか、オレのモノに…。
オンナ盛りの女体に密着して温かい柔らかさを全身で感じる水沢は後ろめたい緊張感が薄れ、魅惑的なこの美人とずっと一緒にいたいと思った。
いや、とりあえず逃げる…。
電車は間もなく駅に到着して降りようとドアに向かう乗客に押された水沢は、すぐにそんな気持ちを否定して人波に混じってドアに向かった。

「はあああっ…」
脳ミソがトロけそうな快感を味わった犯行現場から逃げおうせた変態中年は、ドアに群がる乗客をかき分けて混雑から抜け出すと大きく溜息を漏らした。
「?…、わっ」
切迫した緊迫感から解放された水沢だったが袖を引かれる感じに振り向くと、手を差し出した彼女がうつむきかげんに立っていた。
しっ、しまった…。
電車を降りてから走って逃げなかったことを後悔した水沢は、痴漢強姦犯として逮捕される最悪の結末に目の前が真っ暗になった。

「?…、いきましょ」
その声にビックリしたように顔を上げた彼女は恥じらいを含んだ癒し系の笑みを浮かべると、水沢の手を引っ張って歩き出した。

もう、終わりだ…、オレの人生…、終わりだ…。
このまま駅長室に連れて行かれて警察に突き出されるのだと観念した水沢は、欲望のまま暴走した自らの行いに果てしなく後悔して重い足取りで彼女の後を歩いていた。

文庫本の彼女 (9)につづく
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