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== ハーレム ==

ハーレム (22)ステーキハウスで

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ハーレム (22)ステーキハウスで

「腹減ったな、どっかいいトコないか?」
なついてくる麻里子のナマ尻を手のひらで包み込んでまさぐるオレは、心地よい疲労感と供に空腹を感じていた。

「そうですね、チャイナ、フレンチ、日本食、どれになさいますか」
各種一流レストランのデータを諳んじそうな優子が、平板な声で聞き返してくる。
「ハンバーガーがいいな」
堅苦しい形式張ったレストランで昼飯を食いたくなかったオレは、ジャンクフードを思い浮かべていた。

「私、いい店知ってます」
ハンバーガーと聞いて見習い国繁回収員がうれしそうにしゃしゃり出てくる。
「じゃあ、そこにしよう」
別にハンバーガーにこだわらないで何でも良かったので、妙にうれしそうな麻里子についていくことにした。

「いらっしゃいませ」
麻里子のお薦めの店はハンバーガーのチェーン店ではなく、アメリカンなステーキハウスだった。案内に出てきたウエイトレスはテンガロンハットにウエスタンブーツで、膝上10センチミニスカのナマ太ももがまぶしかった。

「ああ」
オレがつっけんどんに応えると
「えっ…、あ、おタバコは、お吸いになりますか?」
毎度の反応でナマ男を初めて見たハタチぐらいの娘は、ソワソワしながら上目遣いにオレを見ていた。

「吸わせてやってもいいぞ」
落ち着かないツインテール美少女にオレがふざけて腰を突き出すと、
「えへへ、そうですか…、じゃあ、失礼して」
はにかんで笑った彼女は、オレの前にひざまずくと股間にそっと手を添える。

「まゆ、なにやってるのよ」
そこへ麻里子がしゃしゃり出て、ノリのいいロリ美少女を引きはがす。
「あれ、麻里子じゃんっ、どうしてたの?」
間に入った八頭身美少女を寄り目で見つめた彼女が、親しげな笑顔で話しかける。
「ちょっと、銀行強盗を…、失敗しちゃったけど…」
照れ笑いの麻里子がカワイイ舌を出してウィンクする。

「なにそれっ…、こちらへ、ご案内します」
真に受けずに楽しそうに笑ったロリ美少女は、オレが黙って見ているのをチラ見すると急に澄ました態度で歩き出した。

「知り合いか?」
「はい、ここでバイトしてました」
当然の疑問を口にすると麻里子はお気楽な笑顔で応える。優子は麻里子がベタベタしすぎるのが気にくわないようだが、黙ってついてきた。

「あふんっ…、メニュー、どうぞ」
お尻を振って歩く麻友にスケベ心を出したオレが、カウガールなミニスカをまくり上げてTバックのお尻をナデナデしてやると、うれしそうな含み笑いのあえぎ声がして、席に着いたオレに上目遣いのエッチな視線を向けてくる。

「もう、店員さんは、仕事してください」
オレと麻友の間に割って入った八頭身美少女は、スレンダーだが柔らかい気持ちのいい女体でオレを席の奥に押し込むと、当たり前のようにとなりに座った。

「いいじゃん、もう、したんでしょ、だったら、まゆだって」
男を知った麻里子の匂いを敏感に感知した麻友が、オレと麻里子の間に幼児体型の名残を残したカラダを押し込んで、スベスベしたお尻を手に押しつけてくる。

「佐喜夫様、いかがいたしますか」
はしゃぎまくる麻里子と麻友を、対面の席に座った優子がシベリア寒気団なみに冷たい視線を向けて黙らせると、オレに注文を促していた。

ハーレム (23)につづく
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