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== ハーレム ==

ハーレム (21)真奈美とさとみ

ろま中男3 作品リスト
ハーレム 目次

ハーレム (21)真奈美とさとみ

「お疲れ様でした」
毎度のことで放出後の心地よい疲労感にまみれて、純潔を穢されて涙を流す真奈美に抱きついていると、背中で優子の平板な声が聞こえた。

「失礼します」
何も言わずにグッタリしたレズ女医から離れると、いつもの事務的な態度で有能な国繁回収員は携帯用ザーメン回収器をあそこに差し込む。
「あっ…」
横を向いて目尻から涙をこぼすレズ女医は、ホンモノの肉棒が抜けた膣に入り込むバイブ状のシリコンに小さく溜息を漏らしただけで、優子にされるままになっていた。

「…、佐喜夫様に、感謝するんですね」
いつもの説明を終えた優子は、オレに免じて傷害罪で逮捕しないことを最後に告げた。

「先生、大丈夫ですか…」
誰よりも真奈美の逮捕を心配していたさとみが、レーストップストッキングの太ももをムッチリさせてしゃがみ込むと、黒目がちなロリ顔女医の顔をのぞき込む。
「…、うっ、ううっ…」
さとみの顔をチラ見したレズ女医ははだけたナースコートの胸に抱きつくと、さめざめと泣き出した。普段の冷静沈着な女医からは想像もできない悲しそうな泣き声を聞きながら、さとみは震える背中をなでていた。

「ただいま、戻りましたあっ」
そこへ見習いラッキーガールの麻里子が、沈鬱な診察室の雰囲気をぶち壊すようにムダに陽気な態度で入ってきた。
「あれ、どうしたんですか?」
床に座り込んで抱き合う女医尾とナースを見下ろしたミニスカノーパンの八頭身美少女が、不思議そうに聞く。

「検査結果は?」
麻里子の空気を読まない質問を無視してオレが聞くと
「はいっ、問題なしでした、詳細な検査結果は後日郵送されるそうです」
うれしそうに腰を振ってヒラヒラしたミニスカのスソを揺らした真奈美が、脳天気な笑顔で応える。

「じゃあ、検査は必要ないな」
バカに明るい笑顔を無視したオレは、まださとみにすがりついて嗚咽する真奈美を見ながら、優子につぶやいた。
「そうですね」
傷害事件騒ぎのきっかけになった検査が実は不要だったことに、呆れたような溜息を小さく漏らした優子が、もうこんな所は用無しだ言わんばかりの冷たい視線を返してくる。

「先生、強壮剤の処方箋、出してくれ」
まだ泣いている真奈美に、朝から5回もしてかなりお疲れ気味なオレが声をかけると
「…、はい…、漢方のかなり効くヤツを出します」
ゆっくりと立ち上がった真奈美はPCになにやら打ち込んで処方箋をプリントアウトした。

「どうぞ、お大事に…」
すっかりうなだれた真奈美はそれをさとみに手渡した。笑顔を作ってオレを見たさとみは処方箋を手渡すと申し訳なさそうに頭を下げた。空いたナースコートのエリ元から乳房があふれそうになっていたが、さすがに食指は動かなかった。

「行くか」
真奈美は机に座ったまま顔を上げなかった。最後まで要領の得ない顔をしていた麻里子と、いつものすました顔の優子を連れて診察室を出る。

「これ、すごく効きますから、絶対に規定量以上は飲まないでくださいね、大変なコトに、なっちゃいますから…」
病院付属の薬局で処方箋を出すとはじめて見るナマ男にソワソワした薬剤師が、順番を無視して強壮剤を出してくれた。大変なことを想像しているのか、妙にうれしそうにオレを見ていた。

ロビーでまた女たちの淫靡な雰囲気の漂う視線を一身に受けたが、無視したオレは病院を出た。太陽が若干黄色く見えた。

1年以上経ってからさとみから結婚しましたハガキが届いた。純白のウエディングドレスを着たさとみと真奈美の写真の下には、

佐喜夫様から直接子供を授かることはありませんでしたが、その後配給された精子で先生が妊娠しました。佐喜夫様の子供だと思っています。

と書かれていた。そのハガキをオレに渡した時の優子は少しさみしそうな笑顔だった。

ハーレム (22)につづく
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