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== 交渉人涼子 ==

交渉人涼子 5話 (4)

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交渉人涼子 Negotiator Ryoko
5話 新課長着任、愛の嵐 (4)

軽くアクセルをあおると千回転あたりで静かに鼓動していたエンジンが五千回転付近まで瞬時にあがり、野獣のような咆哮を上げる。リモコンでガレージのシャッターを上げ、YZF-6Rは駆けだしていく。道に出てアクセルをあおると、前輪を上げて駆け出そうとする車体を涼子は覆い被さるように押さえつける。180/55の太い後輪がアスファルトを蹴って、銀色の風が走り去っていく。バックミラーにストーカーのバイクが映るのを見つけたが、YZF-6Rはそいつらを置き去りにして走り去っていく。緩いカーブにさしかかると、カーブする側の足を開いてハングオン気味に車体を傾けるとほとんど減速せずに走り抜けた。

このときデルタ地帯をさらしてパンチラしているが、前から見える位置には誰もいないので涼子も全く頓着しない。交差点でカーブするときは信号待ちの歩行者に覗かれる心配があるが、そのときはしっかりと両足でタンクを挟み込んで、はしたない姿を見せないように気を使っている。レーサータイプのYZF-6Rのタンクはシートからほぼ垂直に盛り上っていて、普通に座ればそこに股間が密着するので普段パンチラすることはまったくない。ただしスカートはギリギリまでまくれ上がって、足がほとんど露出する。

涼子がミニスカートを好んではくのは、バイクに乗ったとき長いスカートがずり上がるだらしない姿を嫌ってというのも理由の一つだった。信号待ちで止まると赤い網タイツの美しい足が、横や後ろに止まった男たちの視線を釘付けにした。信号が青になるとまとわりつく視線を振り払うように、甲高いエキゾーストノートだけを残して、YZF-6Rは男たちの視界から消えていった。キャミドレスのミニスカートはスソを風に揺らしているが、男たちの期待を裏切ってパンチラせずに、隠すところはしっかりと覆っていた。

ウインドシールドに伏せた上体を起こすと、まだ涼しい朝の空気が体温を奪っていくのが心地いい。胸元に入り込む空気がブラからあふれそうになって張りつめた胸のナマ肌を、圧迫するように冷ましていくのに官能を感じていた。夏でもあまり汗をかかない涼子は、安全対策もかねてバイクでは常に長袖を着用しているが、今日は何だが体が熱い。シートからチョット腰を浮かすと、赤いパンティに覆われたアソコを風が通り抜けて、ひんやりとさせた。これも生理前で興奮しやすいのかも、と思ったが、急に山田の顔が浮かんできた。なんで山田が、とすぐにそれを振り払ったが、妙にウキウキして今日のライディングはやけに楽しかった。

交渉人涼子 5話 (5) につづく
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