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女医冴子 (3)帰途の災難

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女医冴子 (3)帰途の災難

診察後の事務処理を終えて定時あがりで病院を出た冴子は、いつもより早い電車に揺られていた。

患者に対して手を抜かないまじめな女医は連日のハードワークに疲れて、つり革にすがるようにしてウトウトしていた。定期的な震動が疲れた体を心地よく揺らしてまぶたが重くなってきた冴子は、アルカイックな半眼で仏像のような端正な横顔を見せていた。

え…。
カラダにまとわりついていた眠気を誘う生温かい空気は、突然の不埒な闖入者にかき消された。朝のラッシュほど混んでない車内に油断していた冴子のアンニュイな美貌に誘われた痴漢男が、みごとな脚線美につながる綺麗な丸みをみせるお尻に手を伸ばしてきた。

痴漢?…。
自宅マンションと病院を毎日電車で往復する冴子が痴漢に遭うのは日常茶飯事だった。痴漢に遭っても体をズラして軽くにらんでやると、たいていの場合は退散していく。

それでも引き下がらない気合いの入った痴漢には冴子も相応の対処をする。足の甲をヒールで踏みつけるか、カバンで金的攻撃すれば、それ以上痴漢行為を続ける強者はいなかった。

梨沙は、どんな気持ちだったのかな…。
しかしその日は痴漢被害で心に傷を負った梨沙のことが頭にあって、リサの追体験をしてみようという職業病的な軽い気持ちで、痴漢を無視して好きにさせていた。

う、うへへ…、きもち、いいぞ、…。
最初はためらいがちに曲線をなぞるようにお尻に触れていた痴漢も、冴子が抵抗しないとわかると大胆になってきた。

あ、やだ…、そんなとこ、…。
痴漢はスカートのスリットに手を入れるとガーターストッキングの上のナマ肌をまさぐりはじめた。痴漢の油っぽい手が太ももに直接触れる嫌悪感で身震いした冴子だったが、一方ではこの程度のことで引きこもりにはならないと冷静に考えていた。

お、おへっ?…、触られて、よ、悦んでやがる…、綺麗な顔して、へ、変態なのか、…。
スカートに手を入れても抵抗しない冴子に、痴漢はますます図に乗ってくる。見ず知らずの女性の臀部をまさぐる罪悪感に怯えながら、体に充満した邪悪な劣情でムラムラした痴漢は、手の平を徐々に上げて太ももの付け根、おしりがふくらみはじめる部分に指を食い込ませる。

やだ、イヤらしい…、でも、…。
お尻に食い込んでくる指の圧力におぞましさを震えながら、それでもトラウマになるような心理的ショックは感じなかった。痴漢に対する嫌悪感よりも、大人の女になった自分が無垢な少女の気持ちを無くしてしまっていることがちょっと悲しかった。

う、へへっ、コイツ、さっ、さわって…、ほしいんだな、…。
張りのあるお尻の弾力を楽しんですっかり頭に血が上った痴漢は、この美人女性の秘部に触れたいという欲求を抑えられなくなった。お尻の丸みに沿って指を進ませた痴漢は、パンティに指をねじ込むとワレメの奥に力を込める。

やっ、だっ、だめっ、なに、するの、…。
パンティに侵入した指先で後ろのアナを突き刺すように尻タブをひしゃげさせて力を込める手に、冴子は身震いした。誰だかわからない男に排泄器官をイジられるのは屈辱であり、冴子のいい女としてのプライドを傷つけていた。

はあっ、でも、もう少し、ガマン、しなきゃ…、梨沙も、きっと…。
リサの気持ちを理解するために足を振り上げて痴漢を攻撃したい気持ちを抑えた冴子は、屈辱感に耐えながら、リサならきっと恥ずかしく声も上げられなかっただろうと考えていた。冴子の下半身に全神経を集中した痴漢男は、羞恥の菊門を通りすぎてその奥の女体の神秘に迫っていた。

ここまで…、え、へへっ、じゃあ、もっと、気持ちよくしてやるよっ、…。
肩を震わせて羞恥に耐える冴子のうなじをゆがんだ笑みで見つめる痴漢は、いよいよあの恥ずかしい部分に触れようと懸命に指を伸ばしていた。必死に中指を伸ばすかたわら親指と小指でナマ尻のしっとりした弾力を楽しんで鼻息を荒くする。

「あ、は、あ…、あ、あっ」
やだ、気持ち悪い…、でも、ああっ、なんか、熱い…。
首筋に当たる湿ったヤニ臭い息に身震いする冴子だったが、時折指先が触れるあそこの柔らかい肉の刺激に下半身を熱くしていた。鼻息が鳴るのを避けるためにわずかに開けた唇の間から、切なげに押さえた吐息を漏らしていた。

やっ、脱がされた…。
無抵抗の冴子に痴漢男は両手をスカートに入れると、レースで透けたビキニパンティをズリ降ろした。衆人環視の中で下着を脱がされた美人医師は、ギュッとマタに力を入れて痴漢男の手を尻タブで挟み込んでいた。

感じてやがる…、この、変態め…、もっと
手を双臀で強く挟み込まれた痴漢は、それを冴子の喜びのサインだと受け取った。冴子を支配したつもりになった痴漢は、パンティを降ろしてムキ出しになったお尻を揉み砕くと、その奥に指を侵入させて柔らかい肉のスキマに指を差し込んだ。

「(ひっ…)」
やっ、さ、わらない、で…、や、だ、そこ、は、あ、だ、ああっ、あん…。
感じる部分を直接イジられた冴子は危うく悲鳴を上げそうになったが、湿り気を帯びてぬめるような光沢を見せる唇を固く結んでかろうじてこらえた。しかしスカートをまくり上げて半ケツ状態にされた女体は、柔らかい肉をこねくり回す指先にメスの本能を呼び起こされて、男の手を押さえることさえ出来なかった。

濡れてやがる…、正真正銘の、変態だぜ…、おっ、あったぞ、かき回してやるからな…。
理知的な美人が官能のもだえる背中を見つめる痴漢は、成熟した女体から漂うフェロモンに酔っていた。湿り気を帯びた秘肉を弄ぶ指先で冴子を支配した気になった痴漢は、絡みついてくるビラビラの奥に指を差し込んで、あそこの入り口をとうとう見つけてしまった。

あ、だめ、そこ…、やっ、あっ、やだ…、あ、ああっ…。
見ず知らずの男に痴漢行為どころか秘所にまで指の侵入を許した冴子は、逃げるコトもできずに欲望に狂った痴漢の餌食になっていた。

痴漢男の犯罪行為でカラダをまさぐられる屈辱と下半身から湧き上がる官能に耐える冴子は、疲れて自分以外には興味のなさそうなサラリーマンたちに、せめて自分が痴漢されていることを悟られまいと、顔を伏せて寝たフリをするのが精一杯のできることだった。

女医冴子 (4) につづく
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