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魔法のメガネ (77)ネエちゃんの部屋

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魔法のメガネ (77)ネエちゃんの部屋

「じゃあ、私寝るから」
オレが優子に介抱されて起き上がると、まだ不機嫌そうなネエちゃんがダイニングを出て行った。長めのTシャツを着たネエちゃんのお尻がローアングルから丸見えだった。

「じゃあ、私も…、コレ、ちゃんと戻しておきますから」
さやかも立ち上がって、母ちゃんの地味なワンピースに目配せすると軽く頭を下げて出て行った。

「成夫くうん…」
二人きりになると、ネエちゃんの体操服を着て、しゃがんだ太ももをムッチリさせた優子が甘えて、しなだれかかってくる。

「じゃあ、オレ風呂入って寝るから、おまえも早く寝ろよ」
ツンデレ優等生改めどM奴隷に慕われるのは嬉しいが、肩に寄りかかる優子をかわして立ち上がると、風呂場に行った。

「背中、流す?」
シャワーを浴びて湯船に入ろうとすると、優子がブルマーのまま入ってきた。さっきネエちゃんに途中でジャマされた続きをするつもりのようだ。

「やめとけ、ネエちゃんに怒られるぞ」
ネエちゃんのグーパンチで浮かれすぎていたのを反省したオレは、素っ気ない態度で断った。

「うん…、おやすみなさい」
とりつく島もない冷たい声に落ち込んだ優子は、しょんぼりして風呂場を出て行った。

風呂から出ると家の中がシンと静まっているのがなんだか不思議だった。二人も客を迎えて姉弟ゲンカで大騒ぎした喧噪がウソのようだ。

ただ全くの勘だが、なんとなく優子とさやかがオレの夜這いを待って布団の中でじっとしている気がした。

しょうがねえ、寝るか…、明日に備えないとな、…。
しかしネエちゃんのグーパンチの傷みが忘れられないオレは、浮ついた気持ちになれなくて2階の自分の部屋に戻った。

…、って、寝られるわけ、ねーだろっ…、くそ、ネエちゃんめ、…。
部屋に戻ったオレは布団に潜り込んで健やかな夜を過ごそうとしたが、息子がギンギンに張り切っているせいで、眠れそうになかった。

それに昨日の晩に兄妹の禁忌を破って、やっちまったから何の遠慮もない。

コレは、ハズしていこう、…。
だた「やりまんねがね?」でネエちゃんの気持ちをのぞき見るのは卑怯な気がして、裸眼のままネエちゃんの部屋に夜這いした。

ううっ、緊張する、…。
音がしないように隣のネエちゃんの部屋に忍び込む。照明が消えて真っ暗な部屋で、めがね君のオレは裸眼でほとんど何も見えないまま、手探りでベッドの方向に向かった。

おっ、あった…、ウハウハだっ…。
布団に手が触れると、ゆっくりと持ちあげて忍び込む。なんだかドキドキしてやけに興奮する。自然に鼻息が荒くなっていた。

あっ、やべっ…、あれ…、まあ、いっか、…。
ネエちゃんの素足に手が触れるとピクッと震えるのがわかって、オレは緊張したがネエちゃんの罵声は聞こえてこなかった。

そうか、オレを待ってたんだな、…。
寝てるのかオレが這い上がってくるのを待っているのか、多分後者だが、オレはイモムシのようにネエちゃんのいい匂いのする布団に潜り込んでいた。

心臓がバクバクしてやけに興奮して、オレはスリルを楽しんでいた。

ホントは、寝てんのか?…。
暗くてよくわからないが、ネエちゃんはベビードールしか着てないようで、指先は何度も素肌に触れた。そのたびにカラダがピクリとするが、ネエちゃんは黙ったままだった。

うへへっ、オッパイ…、なんだ、固くなってんじゃん…、やっぱり、起きてやがったな…。
ベビードールのはだけた胸にたどり着いたオレは興奮した吐息を乳房に吹きかけながら、固くなった先端を口に含む。

「あっ」
ピクッと震えたネエちゃんの色っぽい声がした。

うひひっ…、そうやってタヌキ寝入りしてる間に、楽しんでやる、…。
柔らかくて弾力のあるオッパイに吸い付いて、匂い立つようなオンナ臭さを堪能するオレは、寝たフリを続けるネエちゃんを嬲り倒してやろうと、イヤらしい妄想を浮かべて一人で盛り上がっていた。

魔法のメガネ (78) につづく
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