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== 英語教師英梨 ==

英語教師英梨 (24)ホントの気持ち

ろま中男3 作品リスト
英語教師英梨 目次

英語教師英梨 (24)ホントの気持ち

「あっ、ああっ…、はあっ、はあっ…、洋子、ちゃん…」
洋子のフィンガーテクにもだえるエリは軽くイッてしまった。お湯に温められたスベスベした艶めかしい女体が吐息で忙しく上下していた。

「ママ…、気持ちよかった?…」
ハアハアと息を荒くする英梨は湯船に浮かべた乳房を波立ったお湯で揺らされていた。吸い付いていた乳首から顔を上げた洋子は、魔性系の妖しい笑みを浮かべていた。

「洋子ちゃん…、どうして…」
なんで、こんな、エッチなコト…、あの男に、ひどいコトされて…、傷ついてたんじゃ…。
女体のうずきがどうにか収まって、カラダを支配していたピンクのモヤが晴れてきた英梨は、スベスベした素肌に抱きついて妖しい笑みを見せる洋子に問いただした。

「せんせい、聞いて…、助けてもらったせんせいには、知って欲しくて…」
魔性系の笑みで甘えた声を漏らす洋子は悪びれた様子も見せずに応える。

「あの男には、ひどいコトされたけど、でも、朝のバスで痴漢されて、洋子、気持ちよかったの…」
表情を固くする英梨に甘えて顔をすりつける洋子は、そこまでいって英梨の様子をうかがった。

痴漢…、気持ちいい?…。
実際には尾崎にパンティのスジをこすられた時に軽く感じたが、尾崎にされたことに気持ち悪くて悔しいという感情しか残ってない英梨は、洋子の言っていることが理解出来なかった。肉感的なカラダにすがりつく洋子の上目遣いに見上げる目を、英梨は黙って見ていた。

「変だと思うかもしれないけど…、せんせいだって、いま、気持ちよかったでしょ」
英梨の緊張した表情に妖しい笑みで応える洋子は、また乳房をなぶりながらあそこに指を差し込んだ。

「それは…、あんっ、やっ、やめて…」
教え子にイカされた恥ずかしい事実を指摘された英梨は、何も言えずに顔をそらした。洋子の指先がまた敏感な部分に触れてくる。二度も醜態をさらしたくない英梨は顔を横に向けたまま、洋子の手首を押さえた。固い表情を横顔に見せる英梨に、洋子は手を引いてイラズラするのをやめた。

「洋子ね、バスであの男に触られた後、学校のトイレでオナニー、してたの…、あの男に触られた後、オナニーすると、スッゴイ、感じるの…、洋子、やみつきになっちゃって…」
「や、やめてっ」
洋子が妖しい笑みを浮かべてそこまで言うと、英梨の悲しそうな声がバスルームに響いた。うつむいた英梨の目から涙がこぼれた。洋子にダマされていた、裏切られた、という悲しい気持ちが一粒の涙になって、かすかに揺れるお湯に落ちた。

「…、せんせい…、洋子のこと、軽蔑した?…、でも、どうしようも、ないの…」
英梨の涙を見ていったんは黙った洋子だったが、沈んだ声でつづけた。英梨の涙に洋子も悲しくなって目を潤ませていた。
「あの男に触られて…、オナニー、しない、と…、ひっ、日曜日なんか、狂っちゃいそうに、うっ、なるの…」
尾崎に調教された体が、自分ではどうしようもないことに思えて涙が溢れてきた。泣き出した洋子はしゃくり上げながら、しゃべっていた。

「もういい…、もういいわ、ごめんね、洋子ちゃん…、病院、行きましょう、ね、私も一緒に行くから」
洋子ちゃん、辛かったんだわ…、洋子ちゃんの、気持ちも、知らないで、私…、許して…。
子供のように泣きじゃくる洋子を抱きしめた英梨は、目の前にいる少女の辛い気持ちもわからない未熟な自分を恥じて一緒に泣いていた。

「…、せんせい、したことないでしょ…」
柔らかい女体に抱きしめられて少し落ち着いた洋子は、たわわな胸を押して顔を上げると、涙に濡れた顔で英梨をジッと見ていた。

「な、なにを…」
したこと、って、…。
無表情に見つめる洋子をまともに見られない英梨はその意味がわかっていた。しかしまだ男性経験のない英梨は口ごもっていた。

「洋子ね、今日、あの男に犯されたの…、気持ち、よかった、の…」
動揺する英梨をジッと見つめる洋子の平板な声がする。英梨を見つめる目から一筋涙がこぼれる。

「…、病院、行きましょ、ちゃんと調べて…」
「せんせい、大丈夫…、今日は、大丈夫な日、だから…」
言葉とは裏腹な深い悲しみが伝わってくるようで英梨は辛かった。本気でカラダのコトを心配する英梨に、洋子は悲しそうな笑顔で応えた。

「大丈夫、って…」
「うん、妊娠は、しないから…」
泣きながら何かを覚悟したような笑みを見せる洋子に、英梨は強く言えなかった。

「でも…、何か変な病気が心配だし、警察に被害届、出すのに、診断書、もらってこないと…」
女性警官から言われたことを口にする英梨は、人ごとのような空々しいセリフだと自分でも意識していた。洋子を心配する気持ちが伝えられなくて、そんなことしか言えないのが悲しくて情けなかった。

「そうか…、性病はやだから、病院には行く…、でも、被害届は出さない…」
申し訳なさそうな英梨に困ったように笑った洋子は病院に行くのは承諾したが、被害届は出さないことを宣言した。

英語教師英梨 (25) につづく
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