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== 英語教師英梨 ==

英語教師英梨 (8)奇妙な関係

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英語教師英梨 (8)奇妙な関係

ああ…、狂っちゃう、…。
入学式で何があったか、洋子の記憶には全く残ってなかった。女の悦びに目覚めてしまった洋子は一日ぼんやりしているように見えたが、実は下半身から湧き上がってくる女体のうずきに必死に耐えていた。

「お風呂入って、寝る…」
家に帰ってもろくにごはんも食べず、様子がおかしいのを心配する母を邪険にしてお風呂に入った洋子は湯船でオナニーして、ベッドに入ってからもオナニーした。

ああ、私、本物の淫乱なんだ、…。
ハアハアと湿った吐息にまみれて汗のにじんだ全裸姿でベッドに横たわった洋子は、自分で慰めても痴漢されたときのような興奮が得られないことを痛感していた。若い女体のうずきに耐えながら、満足できなかった洋子は悶々として寝るしかなかった。

それから1ヶ月以上も洋子は、毎日のように尾崎に痴漢されていた。こんなコトいけないと思っても、痴漢の手でいたぶられないと若い欲望でカラダが破裂しそうで、おかしくなってしまいそうだった。学校が休みの日曜日はカラダのうずきにもだえて、月曜の朝が来るのを待ち遠しかった。

毎朝のようにバスで痴漢される洋子は、学校に着くとまずトイレに駆け込んで濡れたパンティを脱ぐと、声が漏れないようにオナニーしてうずく女体を鎮めてから、新しいパンティの履き替えるのが日課になった。

洋子がそれほどまでに淫乱女になったとは思わなかったが、週日はほぼ同じバスに乗り合わせる尾崎は少女の下半身をもてあそんだ。毎回激しくパンティを濡らすこの少女を自分の所有物のように思って痴漢行為を繰り返していた。

英梨が初出勤するその日も、尾崎はいつもと同じように洋子に痴漢行為を行って淫らな喜びに浸っていた。成人していても男性経験のない英梨にはとても理解不能な奇妙な関係の二人に、彼女は出会ってしまった。

どうしたの?…。
バス停を2つすぎた頃から少女の様子がおかしいことに英梨は気付いていた。

気分でも、悪いのかしら、…。
少女はうつむいて何かを必死にこらえているようだ。気分が悪いのかと思って声をかけようと少女の方を向くと、後ろに立っている男がそっぽを向いた。

誰?…。
英梨から顔をそらした男は少女に下半身を密着させていた。その密着した下半身から少女のミニスカートのスソが乱れてまくれ上がっている。

痴漢!…。
英梨は直感した。しかし春まで大学生だった英梨に、自分より10歳以上も年上に見える大人を注意するのはためらわれた。

そうしている間にも少女は身を固くして必死に耐えている様子だった。実際には官能の世界に意識を遊ばせて快感をむさぼっていたのだが、英梨にそれを理解するのはムリだった。

かわいそう、…。
いたいけな少女が邪悪な痴漢に弄ばれて懸命にこらえている、英梨は英梨の様子をそんな風に見ていた。そんな少女が堪らなくいとおしく感じた。

「痴漢なんて卑劣な行為ですよ、やめてください」
憐れな少女に対する同情が限界を超えて、痴漢男を見つめた英梨はつい口走ってしまった。

はっきりしたその口調に男はこっちを向いてあっけにとられている。英梨の声は他の乗客にも当然聞こえていて、英梨と英梨の視線の先にいる男に視線が集中する。

なんだ、この女、…。
急に注意された男はバツの悪そうな顔をしている。

「痴漢ですか?」
近くいたオジサンが英梨に話しかけた。オジサンは英梨が痴漢されたのだと思ったらしい。

英語教師英梨 (9) につづく
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