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真央 (44)ご主人様の折檻2

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真央 (44)ご主人様の折檻2

「…、はあっ、思い知ったか」
欲望のほとばしりを注ぎ込んだ龍彦は、チョット早かったかなと思ったが、満足そうに発情してもだえるカラダから離れた。

「…、早漏」
龍彦が離れてむき出しになったヌレヌレの股間を、風に冷まされて背筋をゾクゾクさせた真央は、小さくつぶやくと怨嗟の目を龍彦に向ける。早漏龍彦の早すぎるフィニッシュに発散されないまま発情した女体にこもった性欲は、怒りに変貌して喉の奥までこみ上げていた。

「なにいっ」
遠慮のない侮蔑のつぶやきにカッとなった龍彦は、怒りにかられるまま真央の柔らかいお腹を蹴り上げた。

「う゛っ、…おっ、う゛おっ、おええ」
柔らかい女体を一瞬宙に浮かべた真央は、地面に落ちるとお腹を押さえてのたうちながら、カワイイ口に似合わない下品な声を漏らしながら、ゲロをあふれさせた。

「おまえが、悪いんだぞ」
ゲロにまみれてのたうち回る真央を、龍彦はサディステックな笑いを浮かべて見下ろしていた。ヘタレほど興奮すると際限なく無茶をする。不良番長には勝てなくても力の弱い女相手なら強気になれる、卑怯者の性根をさらけ出した龍彦は、苦しそうにのたうち回る真央にわずかな憐憫さえ感じないで、満足そうに見おろしていた。

「…、あっ、はあっ、ああ」
ああっ、はあっ、く、苦しい…、コイツ、だめ…、殺される、…。
しばらく息が出来ずに苦しそうにもがき苦しんだ真央は、かろうじて息継ぎすると懸命に酸素補給して落ちてしまいそうな意識をなんとか保つと、龍彦の本性を文字通り痛感させられて逃げ出すしかないと考えていた。

「もう、ご主人様に逆らうなよ」
息が出来るようになって苦しそうにイキをしている真央を見下ろす龍彦は、残酷な笑いを浮かべていた。
「…まてよ」
よろよろと立ち上がった真央が脱ぎ捨てられたワンピを拾い上げて駅に向かって歩いていくと、追いかけてきた龍彦が手をつかんだ。

「ひっ、」
手をつかまれて恐怖の表情を浮かべた真央は、悲鳴を上げてうずくまった。全裸の体を縮ませてブルブル震えて怯える真央に、サド気を昂ぶらせる龍彦は満足そうな陰惨な笑みを浮かべていた。過去にイジメられた経験を持つ龍彦は、強い相手には卑屈に弱いモノには威圧的な態度に出る傾向があるようで、ご主人様気取りの真央に対して虐待をしても、かわいそうとは思わなかった。

「こいっ」
龍彦は素っ裸の真央をムリヤリ引きずるように元の駅前に連れて行く。
「ひいっ、いやあ、やだ」
ムリヤリ引かれていく真央が悲鳴を上げていやがると
「静かにしろっ」
「うぐっ…、え、おええっ」
怒鳴った龍彦のパンチをみぞおちに食らって、またゲロをはいてうずくまる。

「ご主人様の言うことを聞けない奴隷は、お仕置きするからな」
若い女性が暴力を受けて嘔吐する風景は、普通の神経なら目を背けたくなる残酷なシーンだが、龍彦はサドっぽく笑いながら満足そうに見下ろしていた。

抵抗してもムダだと観念した真央は薄汚れたワンピを着ると、乱れた髪を直す精神的余裕さえなくうなだれた惨めな姿をさらし、龍彦に連れて行かれるままに駅前に戻った。

真央 (45)につづく
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