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エロがきコナン (40)だいだいだいすき

ろま中男3 作品リスト
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エロがきコナン (40)だいだいだいすき

「コナン君…、キス、うまいね…」
柔らかい唇の感触にすべてが吸いこまれそうで、急にこわくなったオレは顔を離した。ウットリした乱子の顔をオレは呆然と眺める。そんなオレを見てはにかんだように笑った乱子は、甘いささやきで見た目は小学生だが中身は大人の男心をくすぐる。

「あ、あの、あのねっ、キス、って好きな人同士が、するんだよね、ねっ、だから、ボクっ…」
「うん、わたしもコナン君が…、だあい好きっ」
オレとしたことがしどろもどろになって言い訳していた。そんなみっともない声にかぶせるように、乱子のうれしそうな声がして、輝くような笑顔がオレを見つめる。

「ら、乱子ネエちゃんっ、寒く、ない?…」
カワイイ笑顔を向ける乱子がどうしようもなくいとおしく感じて、泣きそうになったオレは乱子に抱きついた。乱子が意識を無くしているウチにしたことが、なんだかスゴイ悪い事したみたいで罪悪感が襲ってくる。
「寒くないよ…、コナン君て、あったかいね…」
かすかに震えるオレの肩をそっと抱いた乱子が、抑揚のないでも優しいささやきでオレの耳をくすぐる。オレは涙が出そうになるのをぐっとこらえて、やわらかいカラダをギュッと抱きしめていた。

「お昼休み、終わっちゃうから…、お弁当、食べようか…、ね」
オレが泣きそうなのを知っているかのように背中をポンポンと叩いていた乱子は、すがりつくオレをゆっくり押し返すと、神々しいと言っても大げさじゃない女神のような微笑みを浮かべていた。なにもかも許し、すべてを受け入れるようなスマイルだった。

「あ、うん、そうだねっ、ボク、お腹、減っちゃったあっ」
乱子がまぶしくて、そしてみっともなく潤んだ目を見られたくないオレは、乱子に背を向けてベンチに座った。乱子はブラの背中をとめてセーラー服に頭を通すと、髪を直しながら茂みの根本にへばりついたオレの欲望の果てをチラ見した。その時のオレはその場を取り繕う事に精一杯で、そしてなにより子供で、乱子の気持ちを考える余裕さえなかった。

「おいしいね、…うっ、ごほっ」
ともかく急いで弁当をかき込んだ。何を食べたか全く覚えてない。
「あららっ、コナン君…、大丈夫よ、そんなに急がなくても」
ごはんをノドのつまらせたオレに乱子は、お母さんのように笑って背中をさする。

「え、えへへっ、むせちゃった」
いつものオレなら乱子の大人ぶった態度に、心の中で悪態の一つもつくはずだが、その時は乱子の包み込むような優しさが素直にうれしかった。

「コナン君、子供みたいよ」
照れ笑いを浮かべたオレに乱子は苦笑する。
「そうだよ、ボク、子供だよ、乱子ネエちゃんっ」
普段ならバカにされた気がするのに、このときはなんだか乱子の言葉が素直に入ってきて、オレは意識せずに天真爛漫な笑顔になっていた。

「キスは、あんなに上手なのにね」
オレの顔を見てクスッと笑った乱子が、目を伏せてイタズラっぽく笑う。
「じゃあ、もういっかいしていい?」
オレはそんな乱子もかわいくて、やわらかいホッペにムニュッと両手をあてて小鳥のキスをした。

「うふふっ、コナン君、大好き」
ちょっとだけ触れた唇がかすかに歯を見せて笑うとうれしそうな声を漏らす。セーラー服に包まれた柔らかいカラダがオレをギュッと抱きしめる。
「ボクも、だいだい、だあいスキッ」
バカデカイ胸の柔らかさに自然に顔がほころんで、オレも腰に足を絡めてハグして乱子にダッコされていた。

エロがきコナン (41) につづく
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