2ntブログ

== レンシャヲトコ ==

レンシャヲトコ (4)逃走する美女

ろま中男3 作品リスト
レンシャヲトコ 目次

レンシャヲトコ (4)逃走する美女

…、…、…、…。

あっ、アンタ、なにしてのっ、始まったで、はよ、起きやっ、…。

はあっ、あっ、ホンマや…、えらいスイマセン、1日2本は初めてやでっ、つい…(汗笑)。

今日は休みやさかい、作者はんも、一日パソコンの前で小説書いてはるンや、アンタもがんばらなあかんのえっ、…。

いやあっ、でも一日パソコンて、作者はんも寂しい人やなあっ、休みぐらい外出て、
ナンパでもして、ズッコンバッコン!!
ナンパでもして、ズッコンバッコン!!
ナンパでもして、ズッコンバッコン!!
ナンパでもして、ズッコンバッコン!!

ボカッ
やかましっ、アンタそれ、1話でもやってたやろ、もう、ええちゅうねんっ。

痛あ…、そやけど、ヲタ男の山田はんも美人さんに誘われて、頭の中は
ズッコンバッコン!!…、ズッコンバッコン!!…、

ボカッ
だから、もうエエっ、ゆうてるやろっ、ホンマええかげんにせんと、なぐるでっ。

痛いなあ、もう殴ってるちゅうの…、ほんでもおもろいなあ…、お互いの考えとることが、これだけ食い違っとるっちゅうのは、普通ないやろ、…。

そんな事ないで、恋愛なんて多かれ少なかれ、お互いの勘違いで成り立っとるもんやさかい。

ナレヨさん、ゆうなあ…、やっぱ、経験豊富なオンナの言葉は含蓄がありますなあ(笑)。

そうや、私みたいなエエ女は、男がほっとかんからな…、ほんま、毎晩枕を濡らすようなつらい恋もあったわ、…。

ナレヨはん、なんかゆうてるけど、4話はじめますんで、楽しんでやっ(笑)
オラッ、スルーかい…、いっぺんシメたろかっ、…。



オレは美人さんのあとについて、休日の夜で普段より人が少ないだろう、ビジネス街の駅の改札を出た。

うひひいっ、たまらんです…、キレイな人だけど、スタイルも抜群で…、ミニスカのナマ足がまぶしいですうっ…、やけに足が長い…、セクシーな後ろ姿…、キレイな足…、もう今夜のオカズ、いっぱいですうっ…。

でも、どこ行くんだ?…、どんどん歩いてるよ…、あ、ひょっとして、人通りのない薄暗い路地に、オレを連れ込んで…、うひいっ、はあっ、もう、オレ、ガマン、で、出来ません…。

うきゃっ、ぶるるっ…、ううっ…、なんか、ヲタキモイオーラが…、私の後ろ姿に欲情して、きっと変な事考えてるのね、…、もろヲタ、キモッ…、社会の敵めっ。

そうよ、私はゴキブリに恐れおののく、可憐な美女じゃない…、ゴキブリには、スリッパよっ…、すぐに昇天させてあげるわ、…、しつこいようだけど、中谷美紀じゃなくて、伊○美咲だから。

ふええっ、な、な、な、なんか、セクシーなバックから、スゴイ、オーラがでてるような…、え、その気、ってこと?…、うひいっ、モレごときに、そこまでヤル気になって頂けるなんて…、萌ええっ、恐縮ですうっ…。

しばらく歩くと二人は山田の想像通り、人通りのない駅裏のビルの谷間にいた。人目につかない事を確認した美人が口を開く。

「…、返して…」
こんなヤツが触ったパンツなんていらないけど、絶対変な事に使うに決まってるんだから、取り返さないと…、そのあと、ゆっくりと血祭りよ、…。

「は…、あ、はいっ」
そうか、この人ノーパンだったんだ、あの短いスカートの下は…、ううっ、萌えですうっ…、うわっ、スゴイ色っぽい笑みを…、恋する乙女はすっかりヤル気?…、ううっ、たまりませんですうっ、うっ、…。

「へ…」
はあ?…、やだっ、コイツまた笑ってるっ、キモイイッ…、それに、なんで…押さえて、前のめりなのよ…。うえっ、キモッ…、絶対、変な想像してるよっ、もう、やだっ…、早く帰りたいっ、…。

「あの…、どうぞ…」
はあ、あっ、そうか…、おパン、ちゅ…、お返し、しなきゃ…、おまえと、お別れだと、思うと…、ちょっと寂しいけど…、でも、欲しいなんて、絶対に言えないし…、言ったら、間違いなく、変態扱いされる…。

「…、もういいっ」
ううっ、なに、握りしめてんのよっ…、もっ、もう、ダメ、ガマン出来ない、さぶイボ出てるしっ…、これ以上一緒にいたら、ヲタク菌に感染して…、私、きっと、ブスなヲタ女に、なっちゃうのよおっ…、こわいよおっ…。

「えっ、あ…、あの、まってっ…、ひぎゃっ、うぎゃああっ」
え、なんでっ?…、行かないでっ、まって…、あぐっ、うっ、打ったあっ、し、死ぐうっ…、で、で、でもお、萌ええっ…。
脱兎のごとく逃げ出した美人の後を追うつもりで駆け出した山田は、一歩目で段差を踏み外してすっころんだ。硬直したカラダの一部を地面に直撃させた不幸な青年は、下半身がしびれて追う事が出来なかったが、健康的な四肢が駆けるセクシーな後ろ姿をローアングルから見上げていた。

「あぐううっ…、あ…」
これ、あの美人さんの?…。
しかし神はこの不幸なヲタ青年を見放さなかった。というより単におもしろがっていたかもしれないが…。地面に情けなく倒れ込んだ彼の目の前には、彼女のオフィスに届いたダイレクトメールが残されていた。

レンシャヲトコ (5) につづく
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。
関連記事

┃ テーマ:恋愛:エロス:官能小説 ━ ジャンル:小説・文学

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 14:13:16 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://aosaga9.blog.2nt.com/tb.php/1459-a07781b2
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next