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== H2(ハル子とヒロ) ==

H2(ハル子とヒロ) (20)スキ

ろま中男3 作品リスト
H2(ハル子とヒロ) 目次

H2(ハル子とヒロ) (20)スキ

「…だったら何で結婚したんだっ…、逃げれば、良かっただろっ」
ハル子のつらい気持ちを理解しても、やっぱり納得できないヒロが悲しそうな声で聞いた。

「…、妊娠したの、その時…、堕ろそうと思ったけど…、赤ちゃん、殺すなんて…、出来なかった…、そのうち、お腹も大きくなってきて…、彼から…、プロポーズされたの…、ヒロとの約束は、忘れてなかった…、でも、一人で子供を育てる自信が、無くて…、ごめんね…、ヒロ…」
そこまで言うとハル子はうなだれて泣き始めた。声を殺して嗚咽するハル子の肩が震えるのを、ヒロは思わず抱きしめていた。

「…ハル子さん、ゴメン…、もう泣かないでよ…、ハル子さんは、淫乱なんかじゃないよ」
いとしいハル子をヒドイ目に会わせた変態医師が憎くて悔しくて、怒りに震えながらヒロはハル子の裸体をきつく抱きしめた。
「…、さっき、見たでしょ、私は…、あの頃の私じゃ、うっ…、ないの…、彼に調教された、ううっ…、変態女よ…」
ヒロにきつく抱きしめられて、突き上げたアゴをヒロの肩にのせたハル子は、耳元で悲しげにつぶやいた。

「ちがうっ」
肩をつかんでハル子の顔を見つめたヒロが怒鳴った。
「ハル子さんは、ハル子さんだよっ、悪いのはその変態じゃないかっ」
ビックリしたように涙に濡れた目を大きく開けたハル子をきつく抱きしめたヒロは、自分に言い聞かせるように大声を張り上げた。

「…、ヒロが、そう言ってくれるのは、うれしいけど…、私のことなんか忘れて、ヒロは幸せになって…、きっと、ヒロにふさわしい女の人が…、いるはずよ」
ヒロのたくましいカラダにぎゅっと抱きついたハル子は、悲しげにささやいた。

「ウソつくなよっ、オレのことが好きなくせにっ、オレじゃないとダメだって、思い出させてやるっ」
ハル子をベッドに押しつけたヒロは、
「言え、オレが一番だって、世界で一番愛してるのは、オレだっ、て」
乱暴に足を広げさせるといきり立った息子をあそこにすりつけた。

「…あっ、ヒロ、…、ああっ、ん…、…、あっ、あんっ、はっ、ああっ…」
濡れ濡れのスジに行き来する熱い肉棒に、ハル子は火照った女体を震わせてもだえた。唇を噛んで声が漏れないようにガマンしたハル子だったが、すぐに切なげなあえぎ声を漏らして官能の喜びにもだえた。

「…ほら、欲しいんだろ、言え、世界で一番スキなのは、オレだって」
魅惑的な女体をよがらせる官能的な姿に興奮したヒロに
「ああっ、スキよっ、はあっ、ヒロ…、世界中の、あっ、誰よりも、ああっ、スキよっ…」
固くなった突起やひたひたに濡れた花びら、滴をあふれさせる亀裂を一緒に刺激されたハル子は快感にもだえて、切なげな吐息混じりにヒロへの想いを吐露していた。

H2(ハル子とヒロ) (21) につづく
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