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== 義姉さんと孝雄 ==

義姉さんと孝雄 (44)水着売り場

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義姉さんと孝雄 (44)水着売り場

(いろいろあるな…、オレたちも、恋人同士に見えるかな…)
伊織に連れられて水着売り場に来た孝雄は色とりどりの水着に目移りしていた。来る前は女ばかりかと思っていたがカップルもチラホラいて、これまではカップルを羨む立ち位置だったのが今はそっち側だと思うとなんだか気持ちが浮いてくる。

「これなんか、どうですか」
恋人気分に浮かれる孝雄と対称的に真剣に水着を探した伊織は、ホルターネックのワンピース状パレオとセットになった水着を持ってきた。孝雄に完全に任せたらどんな格好をさせられるかわからないと考えなおした伊織は、ビキニを熱望する孝雄と他の男に見られても大丈夫な条件に最大限応えた選択をしたつもりだった。
「これ?…、いま着てるのと同じじゃ?…」
(これって水着じゃなくて服じゃないの…、こんなんじゃ谷間が全然見えないし、お尻だって見えないだろっ…)
孝雄は伊織が今着ているゆったりした花柄ワンピースと同じにしか見えなくて不満だった。他のスケベ男どもにエッチな水着姿の伊織を見せたくないのは山々だが、妄想の伊織はもっとエロくて恥ずかしい水着を着ていたからだ。
「これ、脱げるんですよ」
明らかに不満そうな孝雄に伊織は照れ笑いを浮かべると、パレオをはずして下に着るビキニを見せた。
「え…、あ、そう…、いいんじゃない…」
ビキニは肝心な場所を隠せるだけの最小限の布地とヒモだけで出来ていた。きちんと処理してないと恥ずかしい毛が見えてしまいそうな小さな三角Tバックパンティは、孝雄の妄想する変態水着そのもので、希望通りのエロ水着を着た伊織を妄想した孝雄は、スケベ笑いに股間をモッコリさせてうなずいた。
「よかった、これ同じデザインの男性用もあるんですよ」
納得した孝雄に嬉しそうな伊織は、同じ柄の男性用水着も持ってきていた。
「えっ、それは…、あ、ああ、これね、いいんじゃない…」
同じデザインをヒモと最小限の布地だと勘違いし、ボディビルダーのようなモッコリパンツを想像した孝雄は情けない顔で尻込みしたが、見せられた水着が同じ柄というだけの十分な布地で作られたサーフパンツだとわかって安心した。

「じゃあ、これにしましょうか」
孝雄の了解を得て嬉しそうな伊織は会計しようとした。
「い、いや、まて、これもいいんじゃないか」
伊織が試着する恥ずかしい姿を覗こうと目論んでいた変態は、このまま会計してしまったら計画が台無しだと焦って、ペアのマネキンが着ていた水着を差した。
「え…、これですか…」
マネキンの着るビキニは買おうとしたものより布地が多かったが、ユニオンジャックがそれぞれのカップとパンティの前後にプリントされたデザインだった。マネキンは乳首の位置から英国国旗の赤と青のストライプが放射状にデザインされたブラをつけ、パンティもアソコを中心に同じようなデザインだった。今度は伊織が恥ずかしい場所を強調する派手なデザインの水着を付けた自分を想像して尻込みする番だった。
「着てみたら、どっちがいいかわかるよ」
伊織とは反対に孝雄は妙に嬉しそうだった。乳首やアソコの大事な部分をわざわざ教えるように放射状に赤や青の帯が広がるデザインが、孝雄のマニアックな変態嗜好をくすぐっていた。そして当初の目論見通り試着して裸になる伊織に覗き行為する期待にワクワクする孝雄だった。

「…、そうですね…」
妙に嬉しそうな孝雄をがっかりさせるのが忍びないと思った伊織はしぶしぶうなずいた。自分で選んだパレオ付き水着と一緒に、棚にあった赤や青のストライプが目立つ水着を手にとって試着室に向かった。

義姉さんと孝雄 (45)につづく
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義姉さんと孝雄 (43)伊織のビキニ姿

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義姉さんと孝雄 (43)伊織のビキニ姿

「孝雄さん、お買い物行きませんか?」
病院を出る頃には伊織の機嫌は直っていた。黒縁メガネ根暗キャラから仮妻に戻った伊織はしょんぼり歩く孝雄にニッコリ笑ってショッピングに誘った。

「へ?…、イオ、いや、姉さん、そういえばバイクは?」
(う…、やっぱ、かわいい…)
甘えた笑顔を見せる伊織に会社員キャラとの落差にあっけにとられたが、やっぱりカワイイと思った孝雄は病院に来た時のバイクが頭に浮かんでどうしたのか聞いた。
「孝雄さんが診察を受けている時に家に戻しました、だからこれに着替えたんですよ」
ロリナースから待合室に追い出されていた短い時間で自宅に戻って着替えてきたという伊織は、体型が出ないゆったりした花柄ワンピースのスソをつまんでチラチラさせた。
「あ、そうなんだ…、で、何買うの?」
パンティが見えそうなナマ太ももにだらしない表情を見せた孝雄は、常識はずれなハイスピードでバイクを爆走させる伊織の姿が頭に浮かんで背筋が冷たくなったが、すぐに忘れることにして話を戻した。

「水着が欲しいんです、私、家族で海水浴行くのが、夢だったんです」
前も同じようなことを言っていたが、母との二人暮らしが長かった伊織は両親が揃った家族にいろんな夢を持っていたようだ。うつむきがちに照れ笑いを浮かべる表情がやけにかわいい。
「海か、いいね…、えっ、ビキニ?…」
(そういえば受験以来、海行ってないな…、へっ?、水着?!…、オッパイがブルルンってなって、すげえだろうな…)
そろそろ海水浴の時期だし、久しぶりに行くのもいいなとのんきに笑っていたが、パンパンに張ったビキニから溢れそうな豊乳を頭に浮かべた孝雄は、自分だけが伊織の隠れ巨乳の秘密を独占しているとのぼせてスケベな笑いを浮かべた。
「…、孝雄さんがいいの…、選んで…」
スケベ丸出しの笑いに恥ずかしそうに顔を伏せた伊織は、孝雄の好みで選んで欲しいとつぶやいた。
「え、いいのっ、姉さんのビキニ姿っ、楽しみっ」
(オレが選ぶの?!…、うひっ、すげえの選んじゃおっ…)
水着の選択権を得たエロ大学生は、裸と変わらないような変態水着を着た伊織を妄想して上機嫌だった。
「でも、あんまりエッチなのは…、孝雄さん以外に、見られちゃうから…」
わかりやすく浮かれる孝雄のスケベな気持ちがいやでも伝わってきてしまう伊織は、恥ずかしそうにうつむいて水着を着た自分が孝雄以外にも見られることに一応釘を差した。

「あ…、もちろんっ、わかってるよっ、まかせて」
(そうか、オレ以外のスケべの目に伊織が…、いっそのこと、自宅用と海用、2つ買うか…)
伊織の言い分はもっともだった。ナンパ目的で海水浴場にたむろする飢えた狼どもからいやらしい視線を受ける伊織を想像して我に返った孝雄は、海水浴用にはおとなしめのワンピースを買って、家の中だけで着るどエロなビキニを買おうかと考えていた。
「孝雄さんも買うでしょ、お金、私が出しますから」
孝雄のエロ妄想の中で布地がほとんど無い変態水着を着せられていることなど知らない伊織は、お金を稼いでいる会社員としてお金を使うだけの大学生に水着をプレゼントすると言った。
「悪いね、そうだ、お揃いなんて、いいかもね」
すねかじりの身分を当たり前に享受するお気楽大学生は同じ年の女の子からのおごりをあっさり受けると、何の考えもなくペアルック水着を提案した。

「え…、それも、いいかもしれませんね…」
海でお揃いの水着を着る恥ずかしさにうつむいた伊織だったが、それならカップルだと一目瞭然だし、ナンパな男から声をかけられる心配がないと思って、困ったような嬉し恥ずかしな笑顔でうなずいた。

義姉さんと孝雄 (44)につづく
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義姉さんと孝雄 (42)宴の終わり

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義姉さんと孝雄 (42)宴の終わり

「あ…、先生、帰らないと」
性欲にのぼせた孝雄からオッパイを揉まれて悶えていた看護師マリは、何かに打たれたように女体を震わせると急に冷めた表情を見せて立ち上がった。そしてイケメンアイドル顔刑事と本番行為する美人女医に声を掛けた。

「はっ…、そうね、仕事に戻らないとっ」
診察台に押し倒した山田にまたがり、白衣がはだけた艶めかしい裸体を見せつけるように腰を振っていた女医も、急に冷めた表情になって騎乗位セックスを中断した。
「山田、いつまでそんな格好してるのっ、さっさと帰るわよっ」
美人女医と激しく鍔競り合いした涼子は、着乱れたチアガールコスチュームだったはずなのになぜか元のライダースーツ姿に戻っていた。まつ毛の長い切れ長な横目で診察台でデカチンを勃起させる山田を見ると厳しい声を掛けた。
「え…、いいところだったのに…」
美人女医のトロトロ名器を突き上げる快感を中断されて不満そうな山田は、着乱れた白衣を直して出て行く女医とナースを名残惜しそうに見送っていた。

「読者の皆さん、途中でごめんなさいっ、山田、エロ担当の役目は終わったのよ、あとでちゃんとしてあげるから、さっさと服を着て来なさい」
作者の唐突過ぎるストーリー展開に付き合わされてお淫ら三昧のプレイをさせられた涼子だったが、また作者の気まぐれで用無しになったので長居は無用とあっさり退場した。
「そうですか、わかりました、じゃあ、君、来て」
能無し作者の裏事情に興味ない山田は「あとでちゃんとしてもらう」という約束にホクホク顔で、すばやく着衣すると部屋の隅につないでいたストーカー暴行魔を連行していった。

「…、行っちゃたね…、イオリ…、続きしようか?…」
(なんで途中でっ…、いや、オレには仮妻の伊織がいるっ…)
酒池肉林のコスプレ乱交プレイは、夢から覚めたように突然終わった。ロリナースの若い女体とセックスする前に置き去りにされた孝雄は勃起したままの分身の収まりが付かず、セーラー服コスからワンピ姿に戻った伊織にすがるような視線を向けた。
「…、何の続きですか?…」
怒張したイチモツを無表情に見る伊織は、作者に淫乱女にされてコスプレ乱交に参加させられた過去は完全になかったことにされていた。仮の夫婦以前の黒縁メガネの無口な会社員キャラに戻った伊織は、情けない顔でお願いする孝雄に「早く服を着てくれ」と言外にほのめかしてしらばっくれていた。

「ええっ…、はい…、わかりました…」
(なんで、させてくれないのっ…、あ…、きょわい…、怒ってる?…)
孝雄は堪え切れない生理的衝動にキレそうになったが、氷のような無表情にロリナースとの浮気を責められている気がしてそれ以上おねだりする勇気が出なかった。取り付く島もない伊織にしょんぼりした孝雄は、勃起したままの分身をズボンという鞘に収めて診察室を出た。

義姉さんと孝雄 (43)につづく
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