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義姉さんと孝雄 (43)伊織のビキニ姿

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義姉さんと孝雄 目次

義姉さんと孝雄 (43)伊織のビキニ姿

「孝雄さん、お買い物行きませんか?」
病院を出る頃には伊織の機嫌は直っていた。黒縁メガネ根暗キャラから仮妻に戻った伊織はしょんぼり歩く孝雄にニッコリ笑ってショッピングに誘った。

「へ?…、イオ、いや、姉さん、そういえばバイクは?」
(う…、やっぱ、かわいい…)
甘えた笑顔を見せる伊織に会社員キャラとの落差にあっけにとられたが、やっぱりカワイイと思った孝雄は病院に来た時のバイクが頭に浮かんでどうしたのか聞いた。
「孝雄さんが診察を受けている時に家に戻しました、だからこれに着替えたんですよ」
ロリナースから待合室に追い出されていた短い時間で自宅に戻って着替えてきたという伊織は、体型が出ないゆったりした花柄ワンピースのスソをつまんでチラチラさせた。
「あ、そうなんだ…、で、何買うの?」
パンティが見えそうなナマ太ももにだらしない表情を見せた孝雄は、常識はずれなハイスピードでバイクを爆走させる伊織の姿が頭に浮かんで背筋が冷たくなったが、すぐに忘れることにして話を戻した。

「水着が欲しいんです、私、家族で海水浴行くのが、夢だったんです」
前も同じようなことを言っていたが、母との二人暮らしが長かった伊織は両親が揃った家族にいろんな夢を持っていたようだ。うつむきがちに照れ笑いを浮かべる表情がやけにかわいい。
「海か、いいね…、えっ、ビキニ?…」
(そういえば受験以来、海行ってないな…、へっ?、水着?!…、オッパイがブルルンってなって、すげえだろうな…)
そろそろ海水浴の時期だし、久しぶりに行くのもいいなとのんきに笑っていたが、パンパンに張ったビキニから溢れそうな豊乳を頭に浮かべた孝雄は、自分だけが伊織の隠れ巨乳の秘密を独占しているとのぼせてスケベな笑いを浮かべた。
「…、孝雄さんがいいの…、選んで…」
スケベ丸出しの笑いに恥ずかしそうに顔を伏せた伊織は、孝雄の好みで選んで欲しいとつぶやいた。
「え、いいのっ、姉さんのビキニ姿っ、楽しみっ」
(オレが選ぶの?!…、うひっ、すげえの選んじゃおっ…)
水着の選択権を得たエロ大学生は、裸と変わらないような変態水着を着た伊織を妄想して上機嫌だった。
「でも、あんまりエッチなのは…、孝雄さん以外に、見られちゃうから…」
わかりやすく浮かれる孝雄のスケベな気持ちがいやでも伝わってきてしまう伊織は、恥ずかしそうにうつむいて水着を着た自分が孝雄以外にも見られることに一応釘を差した。

「あ…、もちろんっ、わかってるよっ、まかせて」
(そうか、オレ以外のスケべの目に伊織が…、いっそのこと、自宅用と海用、2つ買うか…)
伊織の言い分はもっともだった。ナンパ目的で海水浴場にたむろする飢えた狼どもからいやらしい視線を受ける伊織を想像して我に返った孝雄は、海水浴用にはおとなしめのワンピースを買って、家の中だけで着るどエロなビキニを買おうかと考えていた。
「孝雄さんも買うでしょ、お金、私が出しますから」
孝雄のエロ妄想の中で布地がほとんど無い変態水着を着せられていることなど知らない伊織は、お金を稼いでいる会社員としてお金を使うだけの大学生に水着をプレゼントすると言った。
「悪いね、そうだ、お揃いなんて、いいかもね」
すねかじりの身分を当たり前に享受するお気楽大学生は同じ年の女の子からのおごりをあっさり受けると、何の考えもなくペアルック水着を提案した。

「え…、それも、いいかもしれませんね…」
海でお揃いの水着を着る恥ずかしさにうつむいた伊織だったが、それならカップルだと一目瞭然だし、ナンパな男から声をかけられる心配がないと思って、困ったような嬉し恥ずかしな笑顔でうなずいた。

義姉さんと孝雄 (44)につづく
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