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24のひとみ先生 (32) うれしいお知らせ?

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24のひとみ先生 (32) うれしいお知らせ?

前回のSM調教で精神崩壊を起こした平田がはじけているのを、クラスメイトが引いた目で見守っていた。

「…ブゥーン、ブンブンブブブン、ブンブンブブブン、」
平田は真顔でミツバチの羽音のマネをして、髪を揺らしながら手首を回して、羽ばたくマネをしていた。
「ああ、神様!、…エー、パない、超ウケる!、…ブンブンブブブン」
大きく手を広げた平田は大げさな手振りをして、急に真顔になるとギャル語(死語)を大きな声で叫ぶと、また暴走し始めた。
「…平田さん、DVDの特典映像を見た人じゃないと、わからないような小ネタはやめた方がいいですよ」
ここまで黙って見ていたひとみが、メガネ美少女のなれの果てを憐れに思って声をかけた。

「…、ふんっ」
やぶにらみでひとみを一瞥した平田は、不二家のシガレットチョコレートをくわえてウンコ座りしたが、パンチラだけは忘れずに男子にアピールしていた。不良少女になってしまった平田をひとみは悲しそうな顔で見つめて
「…平田さん、先生、あやまるから、いつもの平田さんに戻って…」
いつものひとみらしくないしおらしい態度だったが、
「…さもないと西前Pに頼んで、代役を立ててもらいますよ」
急に輝くような笑顔を見せた。
「ごめんさない、もうやめます」
よほど下ろされるのがイヤなのか、平田はいつもの優等生に戻って席に座った。
「…先生、西前Pって誰ですか」
天然ロリ巨乳の篠田が手を上げて質問すると
「…めったにその名前を口にするんじゃありません、あなたなんて一瞬で消えてしまいますよ」
神妙な顔でひとみが応えた。
「…わかりました」
篠田はよく分からなかったが、ひとみの態度に気圧されてうなずいていた。

「…、今日はうれしいお知らせがあります」
ひとみはニコニコしていた。
「なんですか」
平田もうれしそうに聞いていた。
「…懸案だった、皆さんの名前が決まりました」
「…」
平田は微妙な顔で黙っていた。
「…では発表します、平田美月さん、須田萌さん、篠田愛さん、矢田由次郎君、奥田和也くん、です」
「まんま、じゃないですか」
「…まんま、って何がですか」
あきれ顔で平田がツッコむのを、ひとみは笑顔で聞き返した。
「もう、いいです」
「そうですよ、これでよしとしないと、気を悪くした作者にもっと変な名前を付けられますよ」

「…もう、ネタ切れ、なんじゃないですか」
平田がスカートをチラチラさせてパンチラしながらつぶやくと
「でも基本的にパロディですし、80話以上は続けるつもりらしいですよ」
ひとみはきれいなおしりをプリプリさせて、ひそひそ声で応えていた。

「…DVDの最終巻は6月末発売だから、それまでは終わらないってコトですか」
平田は笑顔で胸を突き出して夏服に透けるブラを強調しながら、聞いていた。
「きっとそうでしょうね、でも録画した分もあるらしいですよ」
ひとみはナマ足のきれいな線を見せつけるようにして、ささやいていた。

「でも、いままで完結した作品はないんですよね」
平田は口を突き出すようにして色っぽい表情を作りながら、あきらめたような口調でつぶやいた。
「しょうがないですよ、新しいキャラが思い浮かぶと、すぐそっちに熱中してしまいますから」
ひとみは胸元を大きく開けて、ムリヤリ作った胸の谷間を見せつけながら、小さな声で応えた。

「…じゃあ、これも途中でほっとかれるんですか?」
平田は片足をうしろに曲げてカワイイポーズで伏し目がちな目をして、聞いた。

「…ひとみ先生、平田さんと何を話してるんですか?」
須田がふたりの会話に口をはさんでいた。
「…ああ、どうでもいいことです、それにこんなコトばっかり言っていると、今回もエッチが無しになってしまいますね」
ひとみがニッコリして応えた。
「…じゃあ、奥田君…」
「おっしゃあ、こおーい」
ひとみが奥田を呼ぶと、平田がやる気満々の声を上げてミニスカをまくり上げた。
「…やっぱり、平田さん、キャラ変わりましたね、…まあ特典映像の美月キャラはこんな感じでしたけど」
真顔のひとみがこっそりつぶやいていた。前に出てきた奥田がマッハで平田をまっぱにひんむくと欲望の高まりをぶつけはじめた。
「…ああ、ああ、ああ」
平田は奥田の粘着質のセックスにすっかりなじんだようで、しぶきを飛ばして激しく股間を出入りするふくれあがった肉棒に、イヤラシイ表情を浮かべてあえいでいた。
「じゃあ、平田さんがお色気担当をしてくれている間に、話を進めます」
すぐ横で繰り広げられる若い二人の痴態をニコニコ見ていたひとみが、生徒たちに向き直った。

「…あの吉田君や梨田君や田無君、エキストラの人の名前は無いんですか」
体操服にブルマの篠田が手を上げて聞いていた。
「…」
ひとみは篠田の声が聞こえないように真っ直ぐ前を向いたまま黙っていた。
「…せんせい?」
ひとみが黙っているので不審そうな顔で篠田が続けると
「…西前P」
「ごめんなさい、もう言いません」
ひとみのつぶやきに篠田は恐れをなし、肩をすぼめて座った。

「…矢田君、こないだ年上の女性と一緒に歩いていましたね」
ひとみがニコニコして聞いた。
「…ええっ、ホントですか」
血相を変えて立ち上がった須田が、ポマードべったりの七三頭を見つめた。
「…何を、急に言い出すんですか」
やっとかまってもらえた矢田は内心喜んでいたが、額にアブラ汗を浮かべながらオドオドするフリをした。
「矢田君、ホントなの?」
須田は落ち着かない矢田に心配そうに迫ってきた。
「…ウソ、…じゃありませんよ」
ひとみが思わせぶりにつぶやくと
「やだあ、私のこときらいになったの」
須田は半べそをかきながら、矢田にしがみついて胸のふくらみをすりつけていた。

「…矢田君は、親切にもおばあさんの荷物を持って、道案内してあげたそうです」
「なあんだ、そういうことか、矢田君、いいひとだもんね」
ひとみの言葉に安心した笑顔を見せた須田だったが、
「…でも、おばあさんの腰巻きを狙ってたんですよね」
ひとみがニッコリ笑っていた。

「そうなのお?、わたしのパンティあげるから、これでがまんして」
「ウソだー」
須田の脱ぎたてホカホカのパンティを押しつけられた矢田が半笑いで叫ぶのを見ながら、ギリギリでウソをつくことが出来たひとみはニンマリと笑っていた。

作者注:これを書いたのは08年4月頃です。DVDの最終巻は08年6月末にリリース済みです。西前Pは『1分半劇場「24のひとみ」』のプロデューサーの一人ですが、胸先三寸で配役をコロコロ変える人かどうか作者は知りません。

(33) キリマンにつづく
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