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== 少女真希 ==

少女真希 (25) 次の日の朝

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少女真希 (25) 次の日の朝

真希はベッドに仰向けになって、涙を溜めた目を見開いていた。

…夢?、…。
ようやく淫乱な快感に溺れる自分が夢を見ていたことに気づいた。

「…、ああ」
しかし昨日帰りの電車で痴漢に犯されて、性奴隷にされた経験は間違いなく事実だった。真希は電車やきついアンモニア臭の漂う男子トイレで陵辱された時の、熱い体の火照りを生々しく思い出すことが出来た。昨日の屈辱的で官能的な経験を思い出すだけであそこは熱い滴をあふれさせた。不思議だが雄次と結ばれたことは思い出さなかった。

「…」
時計に目をやると6時を過ぎていた。昨日寝たのが何時だかわからないが、帰ってお風呂に入って直ぐ寝てしまったので、ずいぶん寝ていたことになる。

「…、いやっ」
真希は昨日太一から解放されたときに言われたことを思いだした。太一は7時には駅に来いと言っていた。あの痴漢に今日も会わなければならないと思うと憂鬱な気分に落ち込んだが、心のどこかで淫乱な期待が浮かんで寝起きの若い女体を熱くさせた。

「…はあ、」
淫乱な妄想を振り払うように頭を振った真希は、ベッドから起きあがるとパジャマを脱いで、滴であそこの部分をびしょびしょにしたパンティも脱いで、全裸になった自分を姿見に映した。

「…」
幼さの残るあそこのスジさえ隠さずに立つ真希は少女の面差しに色気を漂わせていた。あそこに指をはわせると指先が粘り気のある液体で濡れた。
「…あっ、ああ」
けだるそうにティッシュで股間のぬめり気をぬぐい取ったが、ティッシュの柔らかい感触にもあそこは反応していた。

「…、はあ、…ああんっ」
スケベな妄想に支配されそうな自分をなんとか自制した真希はパンティをはいた。無意識に選んだそれは勝負パンティの中でもひときわエッチなハイレグの赤いパンティだった。揃いのブラを付けると、勃起した乳首が圧迫されて思わず声を漏らした。

真希はセーラー服を着て学校に行く準備をするとダイニングに降りていった。

「…おはよう」
真希はいつものように笑顔で挨拶したかったが、その笑いはぎこちなく沈んだ感じがした。
「…真希ちゃん、おはよう」
朝食の用意をしていた母の晶子が応えた。食卓にはすでに父の陽一が座って新聞を見ながら朝食を食べていた。

「真希ちゃん、昨日から元気がないみたいだけど、大丈夫」
晶子が元気のない真希を心配する。
「…大丈夫」
真希は母に心配させたくなくて、ムリに笑顔を作った。

「そう…、でもムリしないでね」
いつもと違う真希に、晶子がチョット心配そうに言う。
「…うん、大丈夫だから、心配しないで…」
真希はこれ以上母の顔を見ていたら泣き出しそうで、食卓に座ると昌子から目をそらして応えた。

「…」
陽一はふたりの会話を黙って聞いていた。目の前に座った真希の顔を見て昨日の朝の真希と違うことに気づいたが、それがなんなのかわからなかった。
「…」
あるいは真希を娘としてではなく女としてみていたら、昨日初体験して著しく開発された女体の変化を男の本能で感じ取ったはずだが、15年間娘として見てきた陽一にそれは出来なかった。陽一にとって真希は未だに無邪気な子供のままだった。

「…いただきます」
真希は晶子が用意した朝食を食べた。あまり食欲は無かったが、昨日の夕食を食べていないため、全部平らげた。晶子は真希が朝食を全部食べたので少し安心した。

「…ごちそうさま」
時計を見ると6時半を過ぎている。真希は歯を磨いて顔を洗ってから、鏡に映る自分を見ておでこを出してカワイク笑う練習をすると
「…いってきます」
明るい声をかけて学校に出掛けた。

(26) もうひとりの男につづく
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