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== 未亡人涼香 ==

未亡人涼香 (13)深情け看護師

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未亡人涼香 目次

未亡人涼香 (13)深情け看護師

「健司、さんですか?…、あ、昼間の…」
未亡人のキレイな顔をこわばらせて真剣に迫ってくる健司に若干腰に引けた愛だったが、昼間霊安室に案内した奥さんだと思い出し、弔意を込めた優しい表情を見せた。

「あ、そうです、こちらでお世話になってる、仁藤真一の、妻の、涼香です…」
か、カワイイ…、いや、そうじゃないだろ、今のオレは義姉(ねえ)さん、なんだから…。
ミニスカナースの翳りのある笑みに見入ってしまったスケベ学生だったが、今の自分は最愛の夫を亡くした未亡人だと言い聞かせ、思い出してくれたカワイイ看護師に改めて自己紹介した。

「健司さんというのは、弟さんですか?…」
涼香の顔をした健司の落ち着いた様子を見て安心し、親しみのある笑みを見せた愛は、座った健司と目線を合わせるようにして前屈みの姿勢になり、胸元の深い谷間が目の前にあった。

「…、あ、そうです、夫に会いに来たんじゃないかと」
すげえ、タプタプだよ…、って言ってる場合か、義姉さんが…。
胸にぶら下がった巨乳がナースコートの襟からあふれそうになって、ブラのレースも見えていた。今自分の胸についているソレより、ゴージャスな乳房につい目がいってしまう健司だったが、涼香が早まったことをしてしまう不安を思い出して、霊安室への案内を求めた。

「そうですか、一緒に行きましょう」
(中身は健司なのだが)夫を亡くしたかわいそうな奥さんに同情した愛は、霊安室の鍵を持ってきて地下階に健司を案内した。

「…、いない…」
義姉さん…。
地下の霊安室は昼間よりも気温差が少ないためか、初めて入ったときのカラダに沁みるような寒々しさは感じなかった。
「兄さん…」
兄さん…、義姉(ねえ)さん、来なかった?…。
真ん中の寝台で静かに横たわる真一を覆う真っ白なシーツを見つめた健司は、心の中で涼香の行方を尋ねていた。

「に…、兄さん…」
…、え、な、なんで、オレ、泣いてるんだ…。
旅立った兄を見つめる若妻の目から突然大粒の涙がこぼれた。兄の死を悲しむ気持ちはもちろんあるが、突然あふれ出た涙に驚いたのは健司自身だった。
「う、うう…」
頬を伝う涙をこわごわ両手の指先で触れた健司は、その場で膝をついて号泣した。

「あ、あの…」
愛も夫の亡骸の前で突然泣き出した未亡人に驚いたが、しゃがんで寄り添うと嗚咽に震える若妻のカラダを抱きしめた。昼間は健司や警官がいたので傍観者効果で黙って見ていただけだったが、なぐさめてあげたいと思っていた気持ちが、二人きりの今発露した。
「え?…」
うっ…、や、やわらかい…。
涙に濡れた頬に押し付けられた張りのある乳肌にギョッとした健司が見たのは、ナースコートがはだけて露出したレーストップストッキングの艶めかしい内太ももだった。

「…、元気、出して、ください…」
涼香のカラダに健司の魂が宿っているとはもちろん知らないナイスバディ看護師は、夫を亡くしたばかりの奥さんに心から同情し、悲しい喪失感を少しでも和らげてあげたくて精一杯抱きしめていた。悲しい嗚咽にもらい泣きした優しい看護師の声はかすかに震えていた。

「あ…、は、はい…」
うっ、おっぱいが…、苦、しい…。
深情け看護師の気持ちのこもったハグに抱きしめられ、巨乳の谷間で顔をふさがれた健司は窒息寸前の苦しさにもがきながら、両手で特大の胸をわしづかみしてなんとか息継ぎするためのスキマを作り、ダイナマイトバディ看護師の呼びかけにかろうじて応えていた。

未亡人涼香 (14)につづく
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