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短編 (95)妄想女子高生(8)

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短編 目次

短編 (95)妄想女子高生(8)

「はあはあ…」
すごい…、い、っちゃたあ…。
ナマナカ出しされた紗季はナマ脚をはしたなく広げてまたがったカオルに、柔らかい女体を押しつけて倒れ込み、ホンモノのセックスを味わって悦びの余韻を味わっていた。

「あ…、あの…」
背中のブラ線が指先に直接触れ、若い乙女の新鮮な肌のシットリした感触が手の平に伝わってくるのを感じるカオルが、抱きついてくる紗季のカラダの気持ち良さに若干顔を緩めて声をかける。
「?…」
なに?…。
耳元で自信なさそうなその声を聞いた紗季は生ぬるい妄想世界から現実に引き戻されて、顔を上げた。

「あの…」
息がかかるほどの間近で見つめられたカオルはドキドキした。
「…、あっ、出したっ、どうしてくれるのっ」
?…、あ、ナカに、出した…、赤ちゃん、出来ちゃうっ…、
気の弱そうな少年の顔をしばらく無言で見ていた紗季は、急に声を荒げるとナカ出しイコール妊娠を責めだした。

「え、だって…」
急に怒り出した紗季にカオルはどうしていいかわからず混乱していた。
「だってじゃないよ、責任取れるのっ」
なによ、この極悪人っ…。
どうしてか怒りが収まらない紗季はまなじりを上げ、オドオドするカオルを責め続けた。

「このっ」
女の敵っ、死んじゃえっ…。
思い込みの激しい妄想娘は言葉だけ収まらずに手も出した。下の口でダランとしたナニを咥え込んだままの紗季は、マウントポジションで半ベソのカオルに鉄拳を喰らわせた。
「いたっ、や、痛いっ、やめてっ」
興奮した紗季は往復ビンタを続けた。頬はみるみる張り上がり、唇が切れて血が垂れる。キツイ視線を向ける紗季が、涙でにじんでオニのように見えてくる。

「や、やめてっ」
恐ろしいオニ女にこのままじゃ殺されると思ったヘタレ少年は、生存本能のなせる技か、火事場のなんとかでビンタを続ける両手を押さえると、
「あうっ、ああっ」
ジタバタして逆に紗季を抑え込んで、マウントポジションを交替した

「な、なに、大声出すわよっ」
必死のカオルに逆転されて手を出せなくなったが、紗季は強気な口調でなじり続けた。
「や、やめっ」
カオルはこんなところを他人に見られたら、絶対に自分がムリヤリ犯したと思われると思った。
「んっ、ううっ」
追い詰められたネズミのごときヘタレ少年は、暴れる紗季のカラダを全身で抑え込むと、渾身の力を込めて毒を吐くカワイイ唇を両手で押さえた。

短編 (96)につづく
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