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腐女子モヨ子 (32)やっとお出掛け

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腐女子モヨ子 (32)やっとお出掛け

「は…」
コイツ、本気か…。
ナカ出しの勢いで口走ったデタラメを、うれしそうに信じているモヨ子を、テツはあっけにとられて見ていた。

「あひっ、うひひっ、お化粧、ぐひっ、直しましょう」
半立ちチンポをキレイに舐めあげたどM奴隷は、オタ笑いで美少女顔をだらしなくゆがめると、テツを化粧直しに誘う。
「ん、ああ…」
ホントにいいのか…。
モヨ子がもし本当に子供を産んだら、認知するのかとか結婚するんだろうかなどと考えていたテツは、言われるままに化粧台の前に座った。
「お直し、ぐふふっ、いたしまする」
鏡に映るナンチャッテ美女は、リップがはみ出していた。
「ああ…」
キスの時か…。
女装レズキスしたときに乱れたんだろうとテツは鏡の中に、化粧の乱れに艶っぽさを漂わせる美女を見ていた。

「ぐひっ、結構で、うひひっ、ございます」
きっちりメイクアップした美女のできばえに満足そうなモヨ子は、相変わらずオタ笑いでうれしそうだった。
「オマエは、しないのか?」
コイツがメイクしたら、スゲエ美人になるんじゃネエか…。
メガネを取っただけで輝くばかりの美少女に変身するオタ女に、テツがなんの気無しに聞くと
「へっ?…、でへへっ、わたくしなど…」
テツの問いかけがよほど想定外だったのか、モヨ子はビックリしたような顔を見せた後、合わせた両手をクネクネさせて、JGセーラー服のカラダをモジモジさせていた。

「じゃあ、なんで、こんなにあるんだ」
だったら、いらねえだろ…。
化粧に尻込みするモヨ子に、一式揃った化粧道具がどうしてあるのか聞くと、
「は、はひ…、コレはコスプレ用で、うひっ、ございます」
セーラー服姿で奇妙にカラダをくねらせるモヨ子は、コスプレしたときに使うのだと応える。
「あ、そう…」
徹底、してんなあ…。
趣味優先の生活をするオタ女に半ば呆れたが、その理屈なら女装というJKコスをしたテツが、化粧するのは当然のことなのだろうと、なんとなく納得していた。

「そういえば、メガネは?…」
してねえ…、コイツ、ド近眼じゃなかったけ…。
昨日メガネを取り上げてから、ずっと素顔だったことにやっと気付いたテツが問いただすと
「あ、うはひっ、コンタクトで、ございます」
メガネを取ってからテツの態度が変わったのを、モヨ子は感じていた。それでコンタクトにしていたどM奴隷は、なんとなく自慢げにその事実を告げた。

「そうか…」
ドヤ顔?…、なんかムカつくな…。
うれしそうなオタ女をやぶにらみしたテツは
「メガネと三つ編みにしろ」
コイツなんて、ちんちくりんが、お似合いだ…。
わざとみすぼらしくするように命じた。

「は?…、えへへっ、かしこまり、うへっ、ました」
どSご主人様の気まぐれな命令に、意外そうな表情を見せたモヨ子だったが、すぐにうれしそうなオタ笑いを見せ、いそいそと髪をまとめはじめた。
「それでは、ぐひっ」
黒縁メガネにツイン三つ編みになった元美少女は、特にめげる様子もなく昨日の黒マントを羽織ると、
「ささっ、まいりましょう」
テツでも着られそうなショートコートを渡して、お出掛けを促す。

「ああ…」
オタクの集会だったな…。
JKコス(女性下着込み)を装着し、ナンチャッテ美女に変身して、オタ女に対する激しい偏見を若干緩めたテツは、唯一私物のバッシュをニーハイの足に履いた。
「ささっ、ぐふふっ、どうぞ」
ローファーに足を通したモヨ子は、JKコスにはローファーが定番だと思っていた。テツのバッシュが不満だったが合う靴などないので、断腸の思いであきらめることにした。

腐女子モヨ子 (33) につづく
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