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== 文庫本の彼女 ==

文庫本の彼女 (20)純情そうなエロ少女

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文庫本の彼女 (20)純情そうなエロ少女

「やだあ…、あれって…」
痴漢ごっこする店長と彼女を見つめ、怯える少女のつぶやきに我に返った水沢は、セーラー服の着やせするカラダを抱きしめていることに気付いた。

「あっ…、見ちゃダメだ…」
しまった…、また、やっちまった…。
またまた白昼夢を見てしまった水沢は、未成年に見せられない淫らなプレイから遠ざけようと、少女を店の入り口近くまで連れて行った。

「いいんですか?…」
さっきまで水沢の妄想で陵辱されていたことを知らない少女は、心配そうな表情で無垢な瞳を向けてくる。

「いや、その…、あの二人…、変態だから…」
…、この娘、イイ子だ…、想像とはいえ、あんなことして、ゴメンな…。
本心から彼女を心配する純粋な少女を、妄想とはいえ辱めたことに心が痛む。
「見なかったことにして」
説明のしようがなくて、ありきたりなセリフしか言えなかったオッサンは、曖昧な笑顔を見せていた。

「そうですか…、いろんな人がいるんですね」
そんな説明でも少女は一応納得したようで、セミロングヘアを揺らしてうなずくと
「じゃあ、ジャマしちゃ、悪いですね」
不安げなオッサンにニッコリとカワイイ笑顔を見せた。

「でも…」
その笑顔に水沢が安心してホッと溜息を漏らすと、少女が真顔の大きな目で見つめてくる。
「な、なに?…」
今度は、なんだ…。
ジッと見つめるキレイな瞳に水沢はドキマギして、みっともなくキョドる。

「オジサン、お尻、触ったでしょ…、エッチ」
そんなオッサンをのぞき込むような上目遣いで、少女が楽しそうに笑っていた。

「あ…、いや…、ごめん…」
あっ…、さっき…。
白昼夢の間、少女を抱きしめていたことを思い出したオッサンは、その時に触ったのかと、とりあえず謝っていた。

「私が変態になったら…」
またもみっともなく動揺する中年に、小悪魔な笑みを浮かべた少女は、
「オジサンが責任取ってね」
ふくらみかけの胸を腕に押しつけ、おねだりするような上目遣いに見上げていた。

「あ、ああ…」
なんだ、どういうこと?…。
幼さの残った女体からオンナの色香を醸し出す少女に、あっけにとられてドキマギした水沢は
「本、買いに来たんだろ?」
そうだ、別の…、話題を…。
妖しい雰囲気を漂わせる視線から目をそらし、話を変えようとした。

「あっ…、えへへっ」
その言葉に一瞬素の顔に戻った少女は、照れ笑いを浮かべると
「だって、今、二人がいるから…」
また思わせぶりな視線を投げかけて、水沢を上目遣いに見つめた。

「へ?…」
二人?…、あっ…、
幼いフェロモンを帯びた視線に、またもやキョドって腰が引けたオッサンは
アダルトコーナーに…。
少女は今二人が痴漢プレイに耽るアダルトコーナーに用があったのだと気付いた。

「これ、知ってる?」
伏し目がちに笑う少女が、カバンから雑誌を取り出す。それはお菓子系と言われるお菓子風の名前が付いた、ブルセラ少女の半裸姿が載った雑誌だった。
「わたし、コレによく載ってるのよ、お菓子系アイドルってヤツ…」
少女はページをめくって、夏服セーラーで下着を晒した写真を見せた。

「あ…」
夏服の上衣と紺ミニスカをまくり上げて、揃いの純白ブラとパンティを見せ、カメラ目線で可愛い笑顔の少女は、
「これ、キミ?…」
確かに目の前にいる少女だった。

「オジサン…、さっきから、おっきくしてるよね」
控えめな胸を腕に押しつけ、ねめつけるような上目遣いで見つめる少女は
「あの人に、興奮したの?…、それとも、私のお尻?…」
膨らんだ股間に手を当てると、指先を妖しく滑らせ、優しくなでつけていた。

文庫本の彼女 (21)につづく
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