ろま中男3 作品リスト魔法のスティック 目次魔法のスティック (75)ネエちゃんの本心
「モリオくん、ごはんは」
モリオが家に着く頃には日は落ちて暗くなっていた。母の真紀が帰ってきたモリオに声をかけたが
「食べてきたから、いらない…」
気の抜けた声で応えたモリオは力なく階段を上がって自室の閉じこもった。部屋に入るなりベッドに倒れ込んだモリオはそのまま寝ていた。
「あ…」
寝ちまっ、てたか…。
目が覚めるとシンと静まりかえった真夜中で、ずいぶん寝ていたのだと思った。
「はあ…」
ネエちゃん…。
階下に降りてシャワーを浴びたモリオは、脱衣所で適当に水気を拭きながら洗濯物から姉の使用済み下着を漁った。
シャワーを浴びてもまだシャキっとしない変態は、カワイイ布きれを手にとっていい匂いに混じったメスの匂いを嗅ぐと、姉の美紀の部屋に向かった。
「ネエちゃん…」
静かにドアを開けると美紀は入り口に背を向けて寝ていた。
女の子らしいいい匂いのする部屋に忍び込んだエロガキは、腰のくびれからお尻にかけてシーツが描く柔らかい曲線がヤケに愛おしく感じた。
「ネエ、ちゃん…」
シーツに潜り込んだエロガキは、スケスケキャミだけをまとった裸体に後ろから抱きついて情けない声を漏らす。
「ネエちゃん…」
寝たフリをした美紀がなにも応えないので、なんだか捨てられた子供のような寂しさに襲われたガキは、半ベソでスベスベした背中にすがりついていた
「!…」
突然寝返りを打った美紀がモリオを抱きしめる。
「ネエ、ちゃん?」
温かい柔らかさに全身が包まれた気がしたエロガキは、涙に濡れた顔を深い谷間にうずめていた。
「アンタが…、ホントに私のコト、スキなら…」
キャミからあふれそうな張りのある弾力に顔をうずめて、トクントクンと響く優しい鼓動を感じていると、頭の上で声がした。
「これからも、させてあげる…」
自分でもよくわかってないようだが、欲望のまま女の子たちを踏みにじってきたコトを後悔するエロバカに、その声は母の無償の愛を感じさせる温かい響きがあった。
「でも、好きでもない人と、しちゃ、ダメ…」
美紀はゆっくり手を回すと、嗚咽に震える背中に優しくなでていた。
「つらくなるだけだから…」
落ち込んだ気持ちを見透したような平板な声がバカ弟の胸にズキンと響く。
「私より、好きな人がいるなら…」
そこまで言って美紀はモリオをギュッと抱きしめた。
「私と…、しちゃダメ…」
深い谷間を押しつけられたバカモリオが窒息しそうになっていると、悲しそうなささやきが静かな部屋に響いた。
不思議なチンポの魔力にのぼせ上がり、女の子たちの優しい気持ちを踏みにじってきたエロバカに、美紀の静かな問いかけはいちいちズキズキと響いた。
「うう…」
美代の横で女の子座りする史代の姿が蘇ってきて、肩を震わせたモリオはみっともなく泣きじゃくり、張りのあるツヤツヤした乳房を涙で濡らしていた。
「…、ネエちゃん…」
柔らかくて温かい女体にギュッと抱きついたエロガキは泣きながら、いつの間にか元気になっていた半ムケチンポを、ムッチリした太もものスキマに差し込んでいた。
「アンタが、私を好きなら…、いいわよ…」
エロガキの泣きベソ顔を両手で抱え上げた美紀が、不安げないじましい視線を無表情に受けながら、優しくささやく。
「ネエちゃん…、オレのコト…、好き?…」
端正な美しい顔に見つめられたモリオは、情けない顔でポロポロ涙をこぼしながら、聞くつもりはなかったのに美紀の気持ちを聞いていた。
「…、好きに決まってるでしょ…、アタシが好きでもない男に、やらせるとでも思ってるの」
エロバカのなにも考えてない問いかけに、ちょっと怒ったような顔を見せた美人姉はちょっと強気な口調で本心を吐露した。
「アンタが、私の初めての、男よ…」
大きな目が涙で潤んだ瞬間ギュッと閉じられて一粒キレイな涙をこぼれた。火照った艶めかしい女体がエロガキのカラダをキツク抱きしめる。
言わないでいるつもりだった秘密を口走ってしまった美紀は、気持ちの昂ぶりを示すように潤んだ秘所に、反り上がって食い込む熱いソレにドキドキしながら、シャワーで濡れた頭に顔をあて、バカ弟が何か言うのを待っていた。
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