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== 私立聖光威学園 ==

私立聖光威学園 (5)食堂で

ろま中男3 作品リスト
私立聖光威学園 目次

私立聖光威学園 (5)食堂で

「じゃあね、試験、がんばりましょうね」
麻里子とオレは風呂から上がって脱衣所で体を拭いていた。一回ヤッタ仲だからか麻里子は特に恥じらう様子もなくすべてをさらし、バスタオルで全身を拭いていた。

「おおっ、言っとくけどオレの目標は首席で卒業することだから、入試なんてハナから問題じゃないけどな」
実は若干の不安もあったのだが、虚勢を張っていた。
「へえ、すごいね、じゃあ、明日ね」
セリフほど驚いてないジャージ姿の麻里子は、ニッコリ笑って出て行った。オレも大浴場を出て、ジャージの後ろ姿を見ながら、大浴場を境にして男子寮と女子寮に別れていることにやっと気付いた。

いったん部屋に戻ったが、なんだか妙に腹が減って食堂に行った。ほとんど人がいなかったが夕食の準備は出来ていた。

「アナタも受験生?」
どんぶり飯をかき込んでいると後ろから声をかけられた。セーラー服で三つ編みの女の子がトレーを持って立っていた。
「ああっ、オマエも?」
オレが横目で応えると、
「うん、篠田友美、よろしくね」
ニッコリ笑った彼女が横に座る。

「オレは東海林二朗、よろしくジローだ」
オレが飯をかき込みながら自己紹介すると
「お弁当、ついてるよ、それって、『ごめんねジロー』のこと?」
ホッペタについたごはんつぶをつまんだ友美が、カワイイ笑顔でそれを口に入れる。オレと同年のはずの友美は、なんだかうれしそうに奥村チヨの懐メロを引き合いに出していた。

「あ…、ああっ、若いのによく知ってるな」
俺の母親が生まれた頃の歌をよく知ってるなと感心していると
「うん、ウチのパパもすきだったから」
友美は親の年代のヒット曲だとわかっているようでニコニコしていた。

「オマエも演劇芸能コースか?」
麻里子もずいぶんカワイイ顔をしていたが、友美は処女と言われても信じそうなおぼこい美少女だった。こんな子供にAV女優が出来るとはとても思えなかった。
「うん…、あなたもそうなんだ…、明日はいっしょだといいね」
ちょっと恥じらうように笑う友美が、意味深な視線を向けてくる。

「同じコースなら試験会場は一緒だろ」
なにを当たり前のコトを、と思ったが
「だって、実技試験は受験者同士でするんでしょ、だったらジロー君と一緒のほうがいいなと思って」
友美はイスを寄せてきて、セーラー服の柔らかいカラダを押しつけながら、はにかんだように笑う。

「おっ、そうか、そうだな」
実技試験があるコトは知っていたが、プロのソープ嬢が相手をしてくれるモノだと思い込んでいたので、友美の告げる事実に心の中で衝撃を受けていた。
「よろしくね」
ミニヒダスカートの太ももをすりつけながら、友美が恥ずかしそうに指をオレの足の付け根に滑らせていた。カワイイ笑顔がする指技に腰のあたりがゾクゾクする。

「オマエも、寮に泊めてもらってるのか」
「うん、空いてる一人部屋よ、今晩来る?」
「お、おお…、気が向いたらな」
近くに宿泊施設がほとんどないこんな僻地なので、オレと同じだろうとなんの気無しに聞くと、友美はまた意味深な笑顔で部屋の番号をメモに書いて渡してくる。堂々と逆ナンするおぼこい少女にドキマギしたオレは、動揺を悟られまいと精一杯の虚勢を張って応えていた。

「じゃあな」
積極的なロリ美少女に押されっぱなしのオレは、さっさと残りの飯をかき込むと席を立った。
「うん、まってるね」
早々に立ち去ろうとする背中に友美が声をかける。振り向くと立ち上がった彼女はヒダミニスカをつまんで、純白ハイレグのカワイイお尻をモロパンしてオレを誘っていた。

私立聖光威学園 (6) につづく
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