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エロがきコナン (59)カモナマイハウス

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エロがきコナン (59)カモナマイハウス

「先生のおうち、どっち?」
駅を出たオレは、ハルカの自宅に行くつもりで必殺天使の笑顔で尋ねる。

「え…、先生のおうちは、あっちよ」
何も考えてないようにのほほんとしたタヌキ顔の美人教師ハルカは、とびっきりのカワイイ笑顔のオレに声をかけられるとうれしそうな笑顔になって、ひとり暮らしのアパートの方向を指さした。
「じゃあ、乱子ネエちゃん、いこう」
オレは乱子の手を引っ張ってハルカが指さした方向に歩き出した。

「ちょっと、まって、コナン君、どこ行くの?」
急に手を引かれてつんのめったように前屈みになり、スソを乱してパンチラしそうになった乱子は、オレの横に立ちマイクロミニのお尻を押さえて頭を低くすると、目線の高さをオレにあわせて聞く。
「せんせいの、おうちだよ」
オレはニコニコして当たり前のように応える。

「なんで、先生のウチに?」
いつものように家に帰ってオレと二人きりになるのを楽しみにしていたのか、乱子はちょっと不満そうな表情で聞き返す。
「だって、先生の調査もしないと…、だよね、春菜ネエちゃん」
「そうね、ハルカ先生が犯人じゃないって、確認したわけじゃないしね」
オレは乱子を説得するより春菜に話を振った。春菜はまだオレと一緒にいたいのか、一も二もなくオレの意見に同意する。

「ウチに来るの?」
オレたちの会話を横で聞いていたハルカは、盗撮犯扱いされているとは思ってないのか、特に困った様子もなく口を挟んでくる。
「まだ先生を疑ってるの、コナン君?」
ふたりきりの時間にまだ未練があるのか、オレの前にしゃがみ込んでムッチリした太ももを揃えた乱子は、翻意を促すようにじっと見つめてくる。

「でも、バレー部のみんなも調べたし、先生だけ、特別ってわけには…」
乱子にしては強硬な態度に対して、オレは正面衝突を避けて心細げな小学生を演じてやった。
「あら、せんせいなら、いいのよ…、コナン君、ウチでごはん食べてく?」
オレが乱子に追い詰められたように見て同情したのか、ハルカはオレ様の訪問の意味など考えずにお気楽な笑顔で見せる。

「先生もこう言ってくれてるし、先輩、意地張らないで、ね」
いいぞ、春菜の援護射撃だ。
「別に意地なんて…」
2対1ではかなわないとあきらめたのか、立ち上がった乱子はすねたようにオレに背中を向けていた。

「じゃあ、今日は先生んちで、もりあがっちゃおっ」
先輩の乱子を言い負かした気になってうれしいのか、浮かれた春菜はパンチラしそうなほどミニスカのスソを揺らして、お尻を振るのをオレは横目で眺めていた。

「あら、小嶋さんも来るの?」
ハルカはシレッとした顔でつぶやいた。
「え…、もうっ、先生のイジワルッ」
冷たい言葉に一瞬絶句した春菜だったが、ハルカのイタズラっぽい笑顔に表情をくずすと、ハルカにジャレついていた。

「じゃあ、行こう、乱子ネエちゃん」
背を向けた乱子の手を取ると、いじけた横目でチラ見した乱子だったが
「でも、コナン君、あんまり先生に迷惑掛けちゃ、ダメよ」
いつまでもすねててもしょうがないと思ったのか、おねえさんの顔になると上目線でオレに説教しやがった。

「うん、わかった、いこっ」
そんな乱子の態度さえカワイイと思える、見た目は小学生でも中身は大人のオレ様はニッコリ笑ってやると、ハルカや春菜に目配せして乱子の手を引っ張って行った。

エロがきコナン (60) につづく
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