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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (307)美少女戦士優

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女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (307)美少女戦士優

「え…、あ、青井さん…」
ヘタレ陰湿変態少年に陰部を弄ばれる屈辱感に耐えていた美人教師は、優の声に顔を上げてかすかに表情をゆるめた。

「う…」
なんで、コイツが、…。
美人教師をおもちゃにして下半身を弄ぶ悦楽に浸っていた省吾は、優の顔を見てカラオケでの屈辱的な折檻を思い出し、思いっきり不快感を顔に出していた。
「おっ、省吾じゃんっ、久しぶり」
そんな省吾にお構いなしになれなれしく声をかけた優は、エリの反対側に座るとスレンダーな足を組んだ。
「なんだよ…」
まだ女の脂がのってないナマ足が組まれるのについ見入ってしまった省吾は、しかし優たちにされたひどい仕打ちがトラウマのように頭を駆け巡って、思いっきり被害者面でジロ見した。

「なんだよ、ってことないでしょ…、お互い、あんなトコまで見ちゃった仲じゃない」
ヘタレ男のひがみっぽいしけた面に優越感の満ちたオヤジ笑いを浮かべた優は、スレンダーなカラダを押しつけながら、艶っぽい声でシナを作ってねめつけるように省吾を眺めていた。
あんなトコ?…、青井さん、この子と、ナニしたのかしら?…。
優から見えないように股間に入り込んだヘタレ男の手をカバンで隠すエリは、二人の会話を聞きながら、淫らな指先のエッチな仕打ちがゆるんで少しリラックスする事ができた。

「お、おまえ…、ぬ、ぬけぬけと…、あ、あんな、こと、し、し、し、しといて」
由貴のブラとフリフリパンティを付けさせられた屈辱的な姿が生々しく蘇った省吾は、あのときのようにドモリながら優越感に満ちた優の顔をにらみ上げた。
「あ、あんときね…、由貴ちゃんにもらったよ」
省吾の狼狽ぶりが楽しくてしょうがない優は、しらじらしくいつものオヤジ笑いをうかべてミニスカのポケットからケータイを取り出すと、写メを省吾に見せた。
「へ…、うわっ、やっ、っか、かっ、かっ、かえせっ」
変態にしか見えない女装姿がバッチリ写ったケータイを持つ手にあわてて飛びついた省吾は、座席に優を押し倒していた。

「やっ、どけっ…、なにすんだっ、このっ、ど変態っ」
省吾にのしかかられて首筋に生温かい息を吹きかけられた優は、嫌悪の混じった怒りをあらわにして突き飛ばす。床に尻もちをついたヘタレ少年が立ち上がるタイミングを待ち受けた美少女は、足の間を思いっきり蹴り上げる。バレエ仕込みでキレイに足が伸びたキック姿は美しかった。
「ひっ…、ぐえ、ぐうう、ぬうう…」
セーラー服美少女の蹴り上げたすらりとした足の根本に白いパンティを見ながら、股間の鈍い痛みに省吾はうずくまって低くこもった苦悶の声を漏らした。

「あら、ごめんあそばせ…、じゃあね、せんせい」
股間を押さえて煩悶する省吾を見ろして優が、ふんっ、と鼻息を鳴らすと、ちょうど電車が駅についてドアが開いた。省吾に気取った声をかけた優はエリに笑顔を見せると軽い足取りで電車を降りて、閉まろうとするとなりの車両のドアからタダシの所に戻った。

「…、よくやった」
「まあね…、あんなもんよ」
戻ってきた正義の味方にタダシがぞんざいに声をかけると、自慢気に応えた優がタダシの背中に寄りかかるように座って足を組んだ。
「優ちゃん、かっこよかったよ」
タダシに肩を抱かれて幸せな由貴が、本心から感心したように優に声をかけた。
「うふふっ、そう…」
足と腕を組んでちょっとエラそうな優は、由貴の賞賛の言葉にまんざらでもなさそうにいつものオヤジ笑いを浮かべていた。

となりの車両ではエリが手を貸して省吾をなんとか座席に座らせた。股間の鈍痛に苦しむ省吾はしばらくエリにオイタする気はなさそうだった。

「…、大丈夫?」
男にしかわからない苦痛に苦しむ省吾にエリは同情して声をかけた。指先のイタズラから開放されて安心する反面、マゾ奴隷の性根は物足りなさを感じていた。
「…」
突然現れて去っていった優に、苦痛にゆがんだ顔にわけがわからないという表情を漂わせた省吾は、タダシたちの視線にまだ気付かずにいた。

駅に着いたエリたちが電車から降りるとタダシも後を追った。学校から離れてもう同級生たちに見られる恐れがないと思っているので、由貴はタダシの服をつまんでついていった。
由貴ちゃんたら、…。
由貴がさりげなくタダシに甘える姿に今度は優がヤキモチを焼く番だった。でもそれが由貴に向けられたモノか、あるいはタダシに対してか優にはわかってなかった。

「ちょっと、お買い物して、いいかしら…」
優の攻撃でスケベな毒気の抜けた省吾に、エリはさっきまでの恐怖感を忘れて気安く声をかけた。
「あ…、はい」
エリの、手料理か…、その後、エリをいただきます、ってか、…。
まだ腰を引いて歩く省吾はあらぬ妄想を浮かべてスケベ心をふくらませて、ハダカエプロンのエリまで想像していた。全く懲りない男だった。

あら、また、エッチな目、してる、…。
返事をした省吾の目がスケベな光を帯びているのを見たエリは、生理的嫌悪感と同時にヘタレ少年の立ち直りの早さに感心していた。しかし省吾にごちそうする気持ちはまったくなく、その後で現れるはずのタダシにごちそうするための買い物だった。

女子校生由貴(308) につづく
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