裏ろま中男 作品リスト少女真希 目次少女真希 (49) メグ
痴漢騒ぎに紛れて省吾と痴女のおねえさんも電車を降りた。
省吾はおねえさんに抱きついたまま電車を降りたが、騒ぎが収まると柔らかい肉体から離れて、おねえさんのモデルのような色っぽいスタイルを眺めていた。
おねえさんはキャミドレスにジャケットを羽織っていたが、カラダにはりついて色っぽいボリュームのある腰やおなかのくびれをあらわにしたピンクのキャミソールが下着のようだと思った。太ももをレースのスソが隠していたがミニ丈のスソは色っぽい太ももをほぼさらしていた。
大胆にカットされた胸からあふれそうな乳房のナマ肌がまぶしかった。さっきまでそこに直接触れていたと思うと、また股間が熱くなっていた。
「…」
おねえさんはまだ頂点の余韻ではっきりしない意識で女体を妖しく揺らしていたが、自分を見つめていた省吾があわてて股間を押さえるのを見て笑っていた。
「…ボク、どうする」
おねえさんは股間を押さえて前屈みになった省吾の腕に肘をからませて聞いていた。
「…あの、省吾です」
省吾はおねえさんの顔を見上げながら、不満そうにつぶやいた。
「省吾ね…、私はメグ」
メグは省吾の生意気な視線にイタズラっぽい笑顔を向けていた。この色気ムンムンのおねえさんの笑顔が省吾はカワイイと思った。
「省吾、行こうか」
メグは省吾の腕をとって改札に向かって歩き出した。ワケがわからずに一緒に歩く省吾は、腕に押しつけられたメグの豊満な胸の感触が気持ちよくて顔をだらしなくゆるめていた。ますます息子がふくれあがって歩きにくかった。
駅を出たメグはタクシーに省吾を乗せると運転手に行き先を告げた。
「…、どこ行くんですか」
メグは終始笑顔でいるが、痴漢という犯罪行為を働いたという後ろめたい気持ちがまだあって、省吾はどこに連れて行かれるのか不安だった。あるいは怖いオニイサンが出てきて袋だたきに遭う、という最悪のシナリオが頭をよぎった。
「…、いいとこよ」
そんな省吾の不安など全く関知しないメグは、相変わらず色っぽい笑顔で応えた。
それきり省吾は黙った。考えてもしょうがないので不安な気持ちは心のスミに押しやって電車の中での出来事を思い出していた。今朝真希のスカートの中に手を入れるまで、せいぜいおしりを触る程度の痴漢しか経験したことがなかったのに、電車の中でメグにあんな大胆なことをしたのが夢のようだった。
指先に感じたメグのあそこの柔らかい肉を思い出して、また息子が痛いほどふくれあがってきた。指先からメグのあそこの匂いがまだしているようで、その匂いをかぎたい誘惑を何とか押さえていた。
「…なに、考えてるの?」
淫靡な妄想に没頭していた省吾に、メグがのぞき込むように聞いてきた。
「いやっ、あの」
省吾は淫らな妄想を見透かされたようでドギマギしていた。
「…」
メグはそんな省吾を見て笑っていた。なんだかバカにされたような気がした省吾は、電車の中であんなに興奮して寄りかかってきたくせに、とメグのカラダを見つめていた。
「…、なに?」
省吾の気持ちなど忖度する気のないメグは、楽しそうに笑いながら省吾の顔を見ていた。
「…、何でもないです」
省吾はなにを言っても笑われそうで、そう応えると黙ってしまった。
「…」
沈黙が続き、横でリラックスしてなまめかしいカラダを座席に沈ませるメグを意識して、だんだん息苦しくなってきた。こんな色っぽいおねえさんとふたりきりになることなんて今までの人生ではありえない省吾は、なんだかいたたまれなくなって顔が下を向いていた。
「緊張してるの?」
黙ってしまった省吾にメグの顔がのぞき込んだ。たっぷりした胸が腕に当たってひしゃげていた。
「…ひっ」
いきなり目の前にメグの色っぽい顔が急に迫ってきたのに、省吾はびっくりして情けない声を上げた。しかし胸の感触の気持ちよさに下半身は図々しく反応し、またまた息子が痛いくらいにふくれあがった。
「…なによ、失礼ね」
メグは不満そうにつぶやいた。
「…キス、しちゃおかな」
落ち着かない視線を送る省吾に覆い被さるようにしていたメグが、イタズラっぽく笑って見つめていた。
「…」
びっくりしたように目を見開いた省吾に
「…冗談よ」
メグが楽しそうに笑った。そして耳元にグロスリップでぬめっとした光を放つ唇を近づけると
「キスは、してくれなきゃ」
甘えたささやきを耳に吹きかけていた。
省吾が股間を押さえてドギマギしているうちに、タクシーが止まってメグは料金を払って降りた。
(50) ラブホテルにつづく
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