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== 女医冴子 ==

女医冴子 (64)悲しい叫び

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女医冴子 (64)悲しい叫び

「先生、かわいいね…、たべちゃおかな…」
カワイイ指先の愛撫に反応して官能の悦びにもだえる美人ドクターをねめつけたマリは、細めた目に妖しい輝きを宿して加虐色情をムキ出しにし、SMブラで突きだした乳房の先端を口に含んで舌先でコロコロ転がした。

「ああっ、だ、だめ…、やあ…、ああ…」
あんっ、ああっ、そこ、ああっ、い、ああっ、だめえ…。
中途半端に白衣を脱がされて黒いラバーブラヒモが食い込んだ白い肩をむき出しにされた冴子は、乳首を愛撫するネットリした舌先の快感にもだえ、湿ったガーターストッキングの太ももを頼りなげに震わせていた。

「ふふっ、いい顔してるね、せんせい…、あれ、こんなのもあるんだ…」
快感によがる淫乱女医の切なげな表情を間近に見上げて妖しい笑みを見せるマリは、ペニパンが食い込んだオマタに指を忍ばせるとバイブの底面にあるスイッチに気付いた。

「え、ひっ、あっ、ああっ、だ、だめっ、あっ、いっ、いいっ…」
なに?…、あっ、うっ、グニグニと、あひっ、動いて…、あっ、いいっ、だ、ああっ…。
電動バイブのスイッチを入れられた冴子は、女体の芯から湧き上がる快感の波に耐えきれないように、成長途中のマリのカラダにしがみついたが、たまらずにその場にしゃがみ込んで膣ナカで暴れ回るニセチンポにもだえていた。

「あらら~、せんせい、感じやすいんだね…、はい、切ったよ」
床にみっともなくしゃがみ込んでもだえる淫乱女医にニンマリ笑ったマリは、お尻側に回ってオマタに手を入れるとスイッチを切った。

「あ、はあ…、ああ…、もう、やめて…、お願い…」
あ、ああっ、止まった…、はあ、ああっ、まだ、あんっ、イケてない…、助けて、おかしくなっちゃう…。
膣壁を荒らし回ったバイブで官能的な妖しい吐息にまみれた冴子は、中途半端な刺激に欲情した女体をうずかせていた。発散されない淫らな欲望を熱く火照った女体に抱え込んだ変態女医は、恨めしそうな目でマリを見上げていた。

「ふうん…、せんせい、もっと、して欲しいの?…、せんせいって、ドスケベなんだね」
白衣を乱した半裸体にどMな被虐色情を漂わせた冴子に、マリはどSな興奮を覚えて若い女体をゾクゾクさせていた。床にうずくまる冴子の後ろの立って甘い吐息でピンクに染まった頬を熱くしたマリは、発情した女体のうずきにもだえる冴子を言葉責めして、淫靡なシワを作ったコットンパンティをネットリ濡らしていた。

「ち、ちがう…、あ、アナタは、病気なの…、治療しないと」
ああっ、だめ、流されちゃ…、ああっ、この子を、直さないと…。
精神を支配しようとするみだらな欲望に医師としての職責で抵抗する冴子は、なんとか立ち上がるとイスに座って乱れた白衣を合わせた。

「マリは病気じゃないわっ、ネンネの久美を守ってあげてるんだからっ」
扇情的なスキマを見せるセクシーな唇から艶めかしい吐息を漏らして肩を震わせ、肘当てにすがってなんとか自分を支える冴子に、急に興奮したマリが気色ばんで迫った。

「そっ、そうね…、久美さんを守ってるのね…、でも、お父さんのひどいコトが、無くなれば…」
ああ、マリは久美の抑圧された心の解放、なんだわ…、はあっ、でも、父親の暴力が無くならないと、解決にはならない…。
淫らな欲求にかろうじて抵抗してうつろな表情を見せる精神科医は、マリの存在は父親の性的暴力が前提なのだと再確認していた。

「い、いいじゃない…、パパ、喜んでるんだから…、マリにイヤらしいコトした後…、パ…、お父さん…、や、優しく、なるのっ」
DID(解離性同一性障害)の根本理由を指摘されたマリには、ふてぶてしい表情が消えて迷子の子供のような不安げな様子がありありと見えた。泣き出しそうな少女はミニスカのスソをギュッと握って、懸命になにかに耐えているように見えた。

「…、マリさん…、いえ久美さんは、優しい子なのね…、でも、お父さんとなんて、許されないことなの…、お母さん、悲しんでるわ」
久美は父親に襲われたショックで、マリを作り出した…、でもそれは自分さえガマンすれば、という自己犠牲の気持ちが強いからなんだわ…。

マリから久美にキャラ変換しそうな気配を感じた冴子は、久美が父親の無軌道な性欲を受け入れるほど優しい気持ちを持っているのだと痛感した。みだらな欲情でうずく女体を理性で押さえ込んだ精神科医は、困惑する少女をなんとか助けたくて本心から訴えていた。

「お、お母さん…、うっ、ううっ…、お母さん、ゴメンなさいっ」
冴子の真剣なセリフにビクッと震えた久美は、夫を娘に奪われた妻としての母親の気持ちを痛いほど理解していた。母の怨嗟のこもった視線を思い出した久美は、とうとう泣き出して冴子のひざにすがりついた。

「泣かないで…、久美さんは、なにも悪くないのよ…」
父親の虐待さえ受容する包容力のある少女の身を切るような慟哭が診察室に響いていた。男の身勝手な欲望に翻弄された少女の救いようのない深い悲しみに、やりきれなくて心が引き裂かれそうな冴子は、涙がこぼれそうなるのを懸命にガマンして震える背中を優しくなでていた。

女医冴子 (65) につづく
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女医冴子 (63)久美とマリ

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女医冴子 (63)久美とマリ

「あっ、これは、ちがうの…、これは、ムリヤリ、つけられて…」
しまった、見られた…、きっと、こんなのを、つけられたことが、あるんだわ…。
診察台にすがって泣きじゃくる少女に、冴子は乱れた襟元を直してカップ無しSMブラの言い訳をしていた。久美のかたくなな拒絶に似たようなSM衣装を着せられて父親に弄ばれたコトがあるのだと、冴子は直感した。

「いやっ、近寄らないで、変態っ、うっ…、ああ…」
診察台に顔を伏せて泣きじゃくる久美はとりつく島もなかったが、急に気の抜けたような声を漏らすと静かになった。

「久美さん、大丈夫?…、落ち着いた?…」
大丈夫かしら…、また死にたいとか、言い出さなきゃいいけど…。
嗚咽が収まった少女が泣き疲れたと勘違いした冴子が優しく肩に手を置くと、
「せんせい、見た目もエッチだけど、中身も相当エッチだね…」
顔を上げた少女はカワイイ顔にふてぶてしい笑いをはり付けて、白衣のスソをめくってたるんだガータベルトに食い込んだペニパンをのぞき込んだ。

「やっ、だから、違うの…、コレは変な男に、ムリヤリつけられて…」
どうしたの?…、さっきまでと、雰囲気が全然違う…。
さっきまでの怯えた様子が全く見られなくなって態度のでかくなった少女に、冴子は戸惑いを隠せずに腰を引いてめくられた白衣を押さえながら言い訳を続けていた。

「いいの、せんせい…、セックス、気持ちいいもんね」
診察台に座って艶めかしく生足を組んだ少女はまだ成長途中の胸に手を当ててシナを作り、クスクス笑っていた。

「あなた…、久美さん?…」
おかしい…、もしかして…。
真逆の性格にキャラ変換した少女に冴子はある病名を思い浮かべた。

「ふふっ、久美ね…、あんなネンネと一緒にしないでよ、マリって呼んで」
ニヤリと擬音がしそうな生意気な笑みを浮かべた少女は、まだ幼さの残る脚線美を見せつける様にゆったり脚を組み替えると、自分をマリだといった。

「マリさんね…、よろしく」
解離性同一性障害だわ…、二重人格…、あるいはもっと別人格が、いるのかしら…。
別名を名乗る少女に冴子はDID(解離性同一性障害)を確信した。耐えきれないような現実に直面したとき、気を失ったりするのを解離といって正常な反応と見なされるが、別人格を作り出してきびしい現実を押しつけることで心を守ろうとする場合は、精神疾患とされる。他者の暴力に無力な少年少女期に発現するケースが多くみられる。

「まったく久美にも困ったものよね、私がパパの相手してやってるのに…、気がついたら手首切っちゃってるんだもの」
手首の包帯を見つめたマリは苦笑いしながら小さくため息をつくと、純真な久美の暴走に呆れていた。

「…、そうね、自殺は良くないわね」
ひょっとして、自殺しようとした久美を、マリが止めたのかしら…。
奔放な性格のマリだが、あるいは久美が自殺未遂で済んだのは彼女のおかげかも知れないと思った。

「ねえ、先生…、そんなのしてるぐらいだから、マゾなんでしょ…、私がかわいがってあげようか」
妖しい上目遣いでネットリした笑みで冴子を見上げたマリは、白衣の女体に抱きつくとTバックのお尻をまさぐって首筋に吐息を吹きかけていた。

「や、だから、違うから、あ、やめて、ああっ」
あ、そこ…、ああっ、だめえ…、あん、感じちゃう…。
背伸びしているようにも見える少女の妖しい手つきに翻弄された冴子は、乳首を指先で転がされる乳房の熱さにのけぞって切なげに体をくねらせ、ガーターストッキングの太ももを悩ましげにすりつけていた。

女医冴子 (64) につづく
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女医冴子 (62)自殺志願少女久美

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女医冴子 (62)自殺志願少女久美

「せんせい、ちょっといいですか…」
冴子が腰肉に食い込むペニパンの締め付けを意識しながら綺麗な姿勢で座り直すと、ドアが開いて救急のナース付き添いで10代の少女が入ってきた。やせ気味のカラダをかばうように背中に腕を回していた若いナースが、神妙な顔で冴子に耳打ちする。

「そうですか、わかりました…」
父親の日常的な乱暴で…、リスカ…。
ナースから簡単な説明を聞いた冴子は、少女の手首に巻かれた痛々しいほど真っ白な包帯をチラ見すると、ペニパン着用であそこにシリコンバイブを咥え込んでいることなどすっかり忘れて、心配そうなナースに優しい笑顔でうなずいた。

「じゃあ、よろしくお願いします」
冴子の優しい顔に少し表情を明るくしたナースは大げさに頭を下げると、少女の背中に手を当てて
「座って、この先生に相談してね」
丸イスに座らせるとうつろな目をした少女にかすかに笑顔を見せて診察室を出て行った。

「木下久美さんですね…」
乱暴って、性的虐待よね…。
特に緊張した様子もなくひざの上で両手を揃えて自然体で座る少女を直接見ないようにして、冴子は電子カルテの名前を見て呼びかけた。

「はい…」
無表情な少女の平板な声が清潔な診察室に静かに響いた。深い絶望がにじんだ少女の声が重苦しく鼓膜を震わせ、冴子の気持ちを落ち込ませる。

「木下さんは昨日、救急車でこの病院に運ばれてきました、どうしてですか?」
カルテを見ればわかるけど…、彼女の口から、聞かないと…。
PCを見つめる冴子はそれが少女の心の傷をえぐる残酷な質問だとわかっていたが、診断のためそして彼女のためだと心を鬼にし、努めて平静を装って聞いた。

メンタルの治療は問診して病根を突き止めることからはじまる。リスカに至る経緯を思い出すことは少女にとってつらいことだが、それを避けて心の傷を根治することは出来ない。

「…、手首を切ったんです…、そしたら、お父さんが慌てて救急車を呼んで…」
一瞬の沈黙があったが久美は無表情に応えた。事情を知らなければただの無愛想な少女に見えたことだろう。

「そう…、なんで、手首を切ったの…」
落ち着いてるし、大丈夫…、逃げてはダメ…。
冴子は少女に向き直った。あそこに入り込んだバイブがナカを刺激したが、気づかないフリをした冴子は優しい笑みを浮かべて少女に問いかけた。

「…、死にたかったから…」
感情のない声がまた鼓膜に重々しく響いて、冴子の脳裏にその時の状況が嫌でも浮かんでくる。近親相姦という言葉とともに信頼する父親に陵辱された少女の驚きや悲しみや絶望が、冴子の心に重くのしかかってくる。

「そう…」
…、お父さんに、乱暴されて…、現実から、逃げたくて…、切ったのね…。
うつろな視線を投げかけてくる少女を優しい微笑みで見つめたまま相づちをうった冴子だったが、何か言ったら涙がこぼれそうで口をつぐんだ。

「まだ死にたいと、思う?」
泣いちゃダメ…、これだけは、聞かないと…。
聞くべきではないと思う反面、今の心理状態を確認するためにあえて冴子は聞いた。

「…、死にたい…、私なんて、いないほうが、いいのっ、お母さんだって、ううっ、私が死んだ方がいいって、うっ、思ってるっ」
ポツリとつぶやいた少女のうつろな目が潤んで細めた目尻から涙が落ちた。急に声を荒げた久美は堰を切ったように思いの丈をぶちまけて泣きだした。

「わかったわ…」
お母さんも、知ってる…、娘ではなく、女として、この子を…。
少女の母親に対する叫びは、夫の異常な欲望が娘に向けられた妻としての屈辱と、女としての娘に対する憎悪を伝えていた。
「でも、誰もアナタに死んで欲しいなんて、思ってない」
なんてこと…、父親に弄ばれて、母親から、憎まれて…、居場所を無くした…。
ヒザに置いた手をギュッと握りしめて嗚咽に肩を震わせる久美を優しく抱きしめた冴子は、涙がこぼれそうになるのをガマンして、可憐な少女に対する正直な気持ちをつぶやいていた。

「うっ、ひっ…、ううっ…、え…、やっ、やだっ…」
美人女医の柔らかい胸に抱かれてしばらく泣きじゃくっていた久美だったが、乱れた襟元からラバー製のSM衣装を見ると急に怯え出して冴子を突き放した。診察台にすがりついた久美はおぞましい変態衣装を異常に怖がって、床に女の子座りしたナマ足をガタガタ震わせていた。

女医冴子 (63) につづく
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