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== 短編 ==

短編 (197)妄想痴漢電車 (9)下腹部を苛む痛み

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短編 妄想痴漢電車 目次

短編 (197)妄想痴漢電車 (9)下腹部を苛む痛み

アンモニア臭が漂う公衆トイレにひとり残された杏花梨は、放心状態で股間にへばりつくザーメンを拭き取ると胸の上までズリあげられたワンピを下ろして個室から出た。

「大変でしたね」
崩れ落ちそうなカラダを何とか立たせて洗面所で手を洗っていると、白いあごヒゲを蓄えた優しそうな紳士に声をかけられ、同時にお尻をなで上げられた。
「えっ?…」
知人かと思ってボンヤリした意識で懸命に記憶をたどったが見覚えのない顔だった。
「とりあえず」
いぶかしむ杏花梨の視線を好々爺の笑みで受けた男は慣れた手つきでお尻の中心部に何かを突き刺した。
「え?…」
括約筋の締め付けを通り抜けた細い先端から冷たい液体がほとばしる。
「や、ああ…」
秘所を濡らして火照った女体は直腸が冷やされる感じにブルッと震えたが、しかし足がすくんで逃げ出せずに薬液注入を甘んじて受けていた。

「さあ、行きましょう」
空になったイチジク型の容器を捨ててニコニコ笑う紳士は、ニットワンピのくびれに手を回すと歩き出した。
「あ、あの、どこに」
男性にお持ち帰りされるのは久しぶりだと緊張感のない想いが頭をかすめた杏花梨は、お尻に注入された液体がなんたるかを考えることなく連れて行かれた。

「やっ」
どこに連れて行かれるかわからないままビル街を歩いていると下腹が鳴った。はしたない音に頬が少女のように染まる。
「あ、や…、あの…」
それはすぐにキツイ痛みに変わり、ニットワンピが貼り付いた官能的な下半身を攻めだした。猫背にお腹を押さえた杏花梨は上目遣いに男を見上げたが、恥ずかしい便意は口に出せなかった。

「効いてきたね」
額に汗を浮かべる美人OLを見下ろす初老の紳士は、人の良さそうな笑みに残忍な空気を漂わせていた。
「あ、んっ…、や…」
下半身を暴れ回る痛みに美人顔が苦しそうにゆがむ。今にも爆発して尻アナから噴出しそうだ。アブラ汗をかいた女体はノーパンのお尻をキュッと力ませて尻アナを懸命に締めていた。
「ふほっ、ここでするかい?」
会社に急ぐリーマンがせわしなく行き来する整然としたオフィス街の真ん中で脱糞をそそのかす紳士の笑顔がサディスティックにゆがんでいた。
「や…、お、お願い…、戻して…」
下腹で暴れ回る便意は限界を超えていた。粘着質な汗で黒髪を頬に貼り付けた顔が泣き出しそうになって元の公衆便所に戻ることを懇願していた。

「ちょうどいい、あそこの茂みでしなさい」
紳士が目配せした先のビルの前に、しゃがんだらかろうじて姿を隠せる程度の生け垣があった。
「えっ」
冷徹なセリフに杏花梨は耳を疑った。ごく普通の女性として生きてきた杏花梨は30年近い人生でお日様の下で脱糞した経験などなかった。
「そんな…」
あまりに無体な言いように絶望感が全身を冷たく走り抜けた。
「あ、ああ…」
しかし下半身を苛む便意は一刻の猶予もなかった。オフィス街の真ん中で粗相するより生け垣の目隠しがあるだけましだとあきらめた。

「やっ…」
内股に小走りして生け垣の陰にしゃがむと同時に恥ずかしい破裂音がした。
「やああ…」
朝日が高く上ったビル街で脱糞する暗澹とした恥辱と下半身の痛みからの開放感を同時に味わった美人OLはアブラ汗でテカる頬を涙で濡らし、被虐色情を痛く刺激された女体は濡れた媚肉のスキマから愛液を垂らして、褐色の半液状排泄物に透明のシロップをトッピングしていた。

短編 (198)につづく
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