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大学教授美穂 (58)ウソとホント

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大学教授美穂 (58)ウソとホント

「教授…、なんで、泣くんですか…」

悲痛な嗚咽を漏らして抱きついてきた美穂を
優しく抱きしめた真田は突き放したような平板な口調で聞いた。

「…、アナタには…、関係ない、わ」
泣かないつもり、だったのに…、恥ずかしいわ、…。

声を上げて泣いた美穂は少し落ち着きを取り戻して、
真田の胸を押し返してうつむくと、さみしそうな声を漏らした。

「言ってください…、ボクは教授とずっと一緒にいたいです」
うつむく美穂の前にひざまずいた真田は無表情に美穂を見つめた。

「私は教授よ」
涙をぬぐって顔を上げた美穂はウェーブのかかった髪を波立たせた。
目線を上に上げて真田の顔を見ない美人教授はキリットした口調でつぶやいた。

「…、そうです、立派な大学教授です」
いつもの大学教授の顔に戻った美穂に、
やや気押された真田はとりあえず相づちを打った

「アナタみたいな下っ端の院生は…、ただのセフレよ、ゴミみたいなモノよ」
アナタの気持ちは、一時的な、モノよ、…。
こんなオバサン…、すぐに、イヤになるわ、…。

真田に傾く気持ちを認めたくなくて気持ちを偽る美穂は、
わざと冷たい口調でつぶやいた。

「…、おっしゃるとおり、ボクは下っ端です」
「でも、誰よりも教授をお慕いしています、好きなんですっ」

美穂が冷たい口調になるときはウソを言っているときだと気づいた真田は、
正直な気持ちを訴えて美穂の悲しそうな顔を見つめた。

「分からないこと、言わないでっ」
「あなたの気持ちなんて、今だけよっ、すぐに飽きるわっ」
「私が80のおばあちゃんになっても、愛してるって言えるのっ」

きっと私のコトなんて、いつか飽きるんだから、…。
若い女の方が…、いいに、決まってるわ、…。

真剣なまなざしを向ける真田に、
また気持ちが昂ぶって泣き出しそうになった美穂は
声を荒げて正直な気持ちを吐露していた。

「…、約束します、シワクチャのおばあさんになったとしても」
「ボクは教授を大切にします…、愛してます」
美穂の気持ちが確認できて、自然に笑顔が浮かんだ真田は優しく応えていた。

「…な、なによっ…、やっぱり私が…」
「シワクチャのババアになると…、思ってるのね」

やっぱり、私のこと、オバサンだと思ってるのねっ、…。

優しい笑顔にほだされそうな気がした美穂は、
ウソをつく余裕が無くてまた本音を漏らしていた。

「教授はきっとカワイイ…、おばあちゃんになりますよ」
駄々をこねる美穂より、
真田のほうが年上のような落ち着いた笑顔を向けて優しく笑っていた。

「…、浮気したら、それ、ちょん切るわ」
やさしい…、顔、してる、…。
はっ、なによっ、子供のクセして、大人ぶっちゃって、…。
私の方が…、ずっと大人なのよ、…。

優しい笑顔につかのま見とれてしまった自分に気付いた美穂は
なんだか気恥ずかしくてわざと強がっていた。

真田のペースに乗せられた美穂は、
ダランと下がった息子を見つめて気色ばんでいた。

「ボクは教授以外の女性にはインポなんです」
「だから教授以外とはセックスできません」
美穂のアベサダな発言を受け流した真田は楽しそうに笑っていた。

「ウソばっかり…、でも、いいわ…、そのウソ、信じてあげる」
もう、捨てられてもいい…、この子と、一緒にいたい、…。

愉快そうに笑う真田につられて笑顔になった美穂は、
真田に抱きつくと甘えた声をささやいた。

「…、ウソじゃないです、証拠見せましょうか」
押しつけられた美穂の柔らかい女体に
また股間がムズムズするのを感じた真田は、
鎌首をもたげはじめた息子に美穂の手を押し当てた。

「…、やっぱり、信用できないわ…」
「1日、3回は…、してもらわないと心配だわ」
熱く怒張したそれを手のひらに感じて頬を染めた美穂は、
真田の胸から離れるとイタズラっぽいカワイイ笑顔で真田の顔を見つめた。

「3回は厳しいかも…、でもがんばります」
美穂の無茶な要求に照れ笑いした真田は
美穂をベッドに押し倒すとキスした。

「…、好きよ…」
優しいキスにうれしそうに笑った美穂は、素直に愛の言葉を告げると
背中に手を絡めて、いとおしそうにカラダを重ねていた。

大学教授美穂 (59) につづく
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