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== 大学教授美穂 ==

大学教授美穂 (46)狼狽する院生

ろま中男3 作品リスト
大学教授美穂 目次

大学教授美穂 (46)狼狽する院生

「…、まって、救急車は大げさよ…」

真剣な顔でケータイを耳に当てる真田に圧倒されて
しばらく見入ってしまった美穂だった。
しかし救急車なんて呼んだらおおごとになると気づくと、
慌てて真田からケータイをひったくってOFFした。

「大げさじゃありません、教授が死んだら…」
目を潤ませた深刻な顔で美穂をのぞき込む真田は、
ケータイを取り返そうと手を伸ばしたが、
美穂は襟の開いたブラウスからのぞく胸の谷間にとっさにケータイを押し込んだ。

「…、落ち着きなさい、私はただ転んだだけよ」
「おおごとにしたら、恥ずかしいでしょ…」
胸の谷間をのぞき込んで手を伸ばそうか戸惑う真田に、
美穂は叱るように強い口調できつく睨んだが、後半は声のトーンを落としていた。

「え…、だって、体調が悪いと…」
美穂のしっかりした声にビクッと震えた真田は
胸に伸ばしていた手を引っ込めると、
放心したような表情のない顔で美穂を見つめた。

「とりあえず、離しなさい…、それともさっきみたいに、私を犯したい?」
目に涙を溜めて惚けた真田の顔に吹き出しそうになった美穂は、
冗談交じりに豊満な乳房を真田の腕に押しつけていた。

「え、いえっ…、失礼しました」
まだ混乱していた真田はとりあえず美穂の体を立たせると、
まだ半信半疑で美穂の女体を眺めていた。

「いろいろ聞きたいこと、言いたいことがあるけど…」
「とりあえず、私、お腹減ってるの、おいしいお店、知ってる?」

この子、本気で私を心配してたのかしら、…。

若い院生のコロコロ変わる表情が楽しくてしょうがないという風に
うれしそうに笑う美穂は若い院生を食事に誘っていた。

「あの、ホントに大丈夫ですか…」
美穂の笑顔に表情をゆるめた真田だったが、やはりカラダが心配だった。

「ああ、そうね…、このままじゃ、お腹が空きすぎて、ホントに倒れるかもね」
まだ、心配してるわ、この子、…。

真田に心配されることが内心うれしい美穂は、すました顔で冗談を口にしていた。

「…はあ、そうですね…、あっ、いい店知ってます」
普段の厳格な大学教授の顔しか知らない真田は美穂の軽口に戸惑いながら、
いつか美穂をデートに誘おうと思っていたレストランを思い浮かべていた。

「…じゃあ、そこに連れて行って」
真田の想いなど関知するところではないが、
美穂もなんだかデート気分でウキウキしていた。

「でも、ちょっと遠いかも…」
「なら、タクシーね」
歩いて行くにはちょっと距離があると思った真田が申し訳なさそうにつぶやくと、
美穂はさっさとタクシーを止めて先に乗り込んだ。

真田は乗り込む美穂の揃えた足の脚線美に見とれていた。

大学教授美穂 (47) につづく
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