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大学教授美穂 (29)ギリギリの告白

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大学教授美穂 (29)ギリギリの告白

「でも、…何?」
ギラギラした目つきに変わった後藤に美穂は恐怖を感じた。
身の危険さえ感じた美穂はきちんとイスに座り直して後藤を真っ直ぐ見つめて聞き返した。

「…私は何の取り柄もない人間です、大学でしか生きていけません」
「…、どんなことでもしますから、考え直してください」
気味の悪い迫力を漂わせた後藤が、
ジリジリと迫りながら美人教授に翻意を促して懇願していた。

ホントに、ダメ男だわ、…。
スキって、たった一言、言えば、許してあげるのに、…。
どうして、こんなことしか言えないの、…。
自分の保身しか考えないダメ講師に美穂は呆れた。
切れ長の冷たい目がその不気味な顔を見つめていた。

「…言ってください、お願いします、なんでもしますから…」
「大学をクビになったら私は生きていけません」
大学をやめたくない一心で、後藤は美穂にすがっていた。

「そう…、コレが最後のチャンスよ、何で私を抱いたか、ちゃんと答えなさい」

ほんとうに、これが最後よ、…。
私を、スキといいなさい、そしたら、許してあげるから…。
とっくに見放されていいダメ講師だが、
惚れた弱みで美穂は最後のチャンスに賭けていた。

「えっ、…た、たしかに、私は、教授を、抱きました…、それは…」
クビになりたくない後藤は無理難題を押しつけられると思っていたが、
美穂は後藤にそんな過大な期待をしてないことに気づいてなかった。

予想外の問いかけにしどろもどろになった後藤だったが、
美穂の冷たい視線に何かを期待する気配を感じて、
なぜ美穂がこのことにこだわるのかやっと考えてみた。

自分のしたことを考えれば、すぐに警察に通報されてもおかしくない。
しかし美穂は恥ずかしいセクシーな姿をさらして、体に触らせたりもした。

普段男を寄せ付けない美穂からは考えられない態度だ。
ひょっとして美穂は自分に好意を持っているのではないか、
だから意識があっても自分にカラダを任せたのではないか。

万年ダメ講師のお粗末な頭脳はやっと美穂の気持ちにたどり着いた。
それでも自分のようなダメ講師に若い美人教授が
好意を持っているという事実に半信半疑だった。
しかし今はそれにすがるしかないと後藤は心に決めた。

「教授が…、教授が好きなんですっ、ずっと教授のことを見てました」
「教授の…、元気なお姿を見ると、その日一日ガンバレました」
「教授が、出張でいらっしゃらないときは、一日が辛かったですっ」
「教授のおそばに、ずっといたいんですっ」

後藤は勢い込んで思いの丈をぶちまけた。
保身から出た言葉だったがウソはなかった。
後藤は正直な気持ちをさらけ出していた。

「そう、…」
後藤が必死になってまくし立てるのを、美穂は端正な顔で黙って聞いていた。
言い終わった後藤は平然として表情を変えない美人教授に落胆していた。

しかし熱のこもった告白は美穂の成熟した女体に響いて、
美穂の気持ちを熱く揺さぶっていた。

後藤は気付いてなかったが、美人教授は熱のこもった告白に
長いまつげに隠れた切れ長の目を潤ませていた。

きちんと揃えたむっちりした太ももの奥の亀裂からはネットリした滴を垂らしていた。

大学教授美穂 (30) につづく
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