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== 大学教授美穂 ==

大学教授美穂 (5)お風呂場で

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大学教授美穂 目次

大学教授美穂 (5)お風呂場で

教授は何かの病気なのか…。
落ち着いたら、この状況を冷静に考える余裕が出てきた。

やっぱり知らせたほうがいいのか、…。
端正な横顔を見ながら考えていた。

やっぱりきれいだ、…。
後藤にとって美穂は憧れの存在だった。

しかし若くして教授になった才女は手の届かない無理めな女だった。
そう思っても、つい彼女の姿を目で追って見入ってしまう。

そういえば今日は見とれているところを美穂に見られて、
怪訝そうな顔をされた。

「う…。」
美穂の意識が戻りそうだった。
後藤はあわてた。
反射的に教授室を抜け出した。

目を覚ました美穂はソファに座っている自分に気づいて、
いつのまに、…。
座った覚えがないので不審に思った。

机で書類を処理していたはずだ。
朝も床で横になっていた。
しかも熱があるように体がほてっている。

やっぱり病気なのかも、…。
ちょっと不安になったが、
今はそんなことにかかわっている暇はない。

ともかく論文を仕上げなければ、…。
「よし」
立ち上がった美穂は拳を握って気合を入れると、
机に向かって仕事を始めた。

ただ大事をとってその日はいつもより早めに家に帰った。

家に帰ってシャワーを浴びて着替えるだけという日も多いが、
今日はゆっくりと風呂に入った。

脱衣所で下着を取るといつものように胸に触ってみる。
乳がんの早期発見のために入浴時に
いつもやっていることだが、今日はいつもと違った。

美穂のオンナが奥底から湧き上がってくるのを感じた。
体の線に沿って指をゆっくりと下に這わせてみる。

いつもより敏感になっている。
あそこに指を潜ませると、自分でも驚くほど湿っていた。

不意に後藤の顔が浮かんだ。
今日、後藤は美穂をじっと見つめていた、…。
そんな後藤の視線に当てられたのか、…。

美穂は意識がなかったので覚えてないが、
マウスツーマウスで後藤に唇を奪われていたことを、
胸をまさぐられたことを、
美穂のカラダはしっかり覚えていた。

「風邪引いちゃう。」
つい口に出していた。
いつもはしない女っぽい口調に恥ずかしくなった美穂は
急いで湯船に入った。

身の置き所なく感じながら、
いつのまにか湯船の中で指があそこに触れていた。

「刑務所では入浴中、湯船から手を出さなきゃいけない決まりがあったっけ、…」
誰にでもないが、後ろめたさを感じて自然に出た言葉だった。
それでも、理性に逆らうように指が緩やかに蠢いている。
もう何も考えられなかった。頭の中が真っ白になった。

やってしまった、…。
まるで少女のように恥らう美穂がいた。

その反面、自分はまだオンナなのだと安心する美穂がいた。

大学教授美穂 (6) につづく
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