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痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(6)

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痴漢電車の女たち 目次

痴漢電車の女たち
2.まさみの場合(6)うずくカラダ

「ありがとうございました、よくわかりました」

山本くんのその声で私は説明を終えていたことを知りました。そして何事もなかったように感情を見せない彼の顔を見ていると、彼の痴漢行為は全て私のいやらしい頭の中だけの出来事で、私がおとなしい少年に妄想して悶える変態女に思えてきます。しかし彼の手はスカートに入り込んで、性器を触り続けています。

私は「じゃ、じゃあ、次の授業に遅れないようにね」というのが精一杯でした。彼は「はい」とうなずくと、やっぱり表情を変えずにスカートから手を出して準備室を出て行きました。とたんに腰が抜けて私は椅子に座りこんでいました。立ちあがれないほどの疲労感でした。幸い4時間目は空きコマでした。授業があったとしてたぶん教壇に立てなかったと思います。

4時間目の始業ベルが鳴りました。机に突っ伏した私は無意識にフレアスカートをたくし上げ、パンティに手を入れて濡れた性器を弄っていました。アソコの柔らかい肉には彼の指先の余韻がまだ残っていて、ちょっと触れただけで体中が震えました。こんなふうに男の人に弄ばれたのは初めてですし、普通の女の人がどんな風に感じるのかわかりませんが、私のオンナの部分が経験したことがないほど熱くなっていることは間違いありませんでした。

理解不能な彼の行動とカラダの昂奮で客観的に考えられませんでした。私は机に突っ伏したままいつのまにか寝ていました。

夢を見ていました。

私は山本くんに服を脱がされて裸にされていました。そんなことさせちゃいけないと思うのですが、何の抵抗もできないどころか声さえ出せずに、私は無表情な彼に無抵抗に服を脱がされていきます。最後にパンティまで脱がされて私は全裸にされました。彼は無表情に私の裸を眺めています。セクシーとか卑猥だとか一切の感想はなく無言のままです。

そして彼も全裸になっていました。少年らしい華奢なカラダが無表情で迫ってきます。股間にはなんと三代目の電動バイブ君が鈍い音を立てて反り上がっていました。ゆっくりと私に覆いかぶさった彼は、電動バイブ君で私を貫きました。三代目のカリダカ君は激しく振動しているのに山本くんは彫像のように動きません。私は感じまくって大声を上げてよがりましたが、彼は無表情に私を覗き込むだけです。そんな彼が怖くて、私は余計に大きな声をあげてよがりました。

もう少しで快感の頂点に達すると思った瞬間、真っ暗になりました。彼の姿が消えました。真っ暗な中で私は一人でよがり声を上げ続けましたが、絶頂に達することはできませんでした。

痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(7)につづく

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