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痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(5)

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痴漢電車の女たち 目次

痴漢電車の女たち
2.まさみの場合(5)準備室の追撃

そのあと授業は無事に終了しました。準備室に戻った私は1日分は働いた気がしてグッタリしていました。濡れたパンティを替えなきゃと思うのですが、全身から力が抜けて油断したら寝てしまいそうでした。

しかし山本くんの攻撃は終わっていませんでした。他のみんなは教室に戻ったはずなのに彼がひとりで準備室に入ってきたんです。彼の姿を見た私はまた驚いて眠気なんて一気に吹き飛びました。

目立たないオーラをまとって近寄ってくる彼は、恐怖以外の何物でもありませんでした。音もなく横に立った彼は「さっきの授業がよくわからなかったのでもう一度教えてほしい」というようなこと言ったのだと思います。なにしろクラスに埋没してしまうような目立たない子ですから、実は全く別のことを言ったのかもしれませんが、それを確認する勇気が私にはありませんでした。

怖くて平常心を無くした私はこわごわ立ち上がって、今日の授業を説明するために補助教材の棚に手を伸ばしました。彼はこの時を見逃しませんでした。つま先立ちになった私の後ろに立った彼は、なんとスカートに手を入れてきました。お尻を触られたか確かめるために彼の横に立ったことが、勘違いさせたのかもしれないといよいよ後悔の念に苛まれました。

そして私が思ったのは「なぜタイトスカートを履いてこなかったのか」ということでした。タイトスカートだったら簡単に手を入れられることはないと思いますが、今日は裾が広がったフレアスカートです。その気になれば簡単にスカートに手を入れてお尻を触れます。

私が動けないでいると彼の手がパンティの上からお尻を触ってきました。まぬけなことに動転した私が考えたのは「今日のパンティはかわいいのだったかしら?」でした。でもすぐに気を取り直して私はどうすべきか考えました。下手に騒いだら誰かが来て彼の痴漢行為が学校内で知られることになります。それは不祥事ということです。それは絶対に避けなければなりません。やっぱり何もなかったことにするしか無い。それしか考えられませんでした。

私は無表情にお尻を撫で回す彼を無視して、補助教材のページをたぐりました。該当のページを見つけて「ここ見て」と説明しました。彼は横に立ってページを覗き込んでうなずいていましたが、お尻を触る手つきはますますエッチになっていました。

私は「彼の手は私のお尻を触ってない」と心の中で自分に言いきかせていましたが、ワレメをなぞった指がその奥を触った時につい「あっ」と声を出してしまいました。慌てて彼の顔を見ましたが何も聞いてなかったような無表情のままでした。何の感情も見せない彼に「痴漢されているなんて私の勘違いじゃないか」と思ったほどです。

しかしスカートに入り込んだ彼の手が、恥ずかしいシミを作ったパンティのあの部分を触っているのは間違いありません。彼が痴漢行為をしているのは現実なのです。しかしそれを指摘する勇気はありませんでした。山本くんが見るからにやんちゃでエッチなことをしそうな子だったら、あるいはちゃんと言えたかもしれません。彼が正体不明の目立たない生徒だったので、下手なことを言ってしまったらどうなるか予想がつかなかったのです。

アソコを触る手を払いのけることさえ出来ずに、私は補助教材の説明を続けました。マズイことに私はまたエッチな気分になっていました。言い訳かもしれませんが、愛液で濡れた一番敏感な場所を執拗に触られて感じないほうがおかしいと思います。私のように妊娠可能で健康な女子にはどうしようもないことだと思います。

私の葛藤など我関せずに、山本くんは容赦なく指先の攻撃を続けました。パンティ越しの愛撫は気付かないうちに直接のタッチに変わっていました。彼の指は濡れた性器の地肌を直接触っていました。ねちっこい愛撫にアラサーで女盛りの肉体は敏感に反応していきます。全身の肌に汗が滲んで、指先のかすかな動きで性器は愛液を垂らしました。私はわけがわからなくなっておかしくなっていました。補助教材を説明しながら淫乱な単語さえ口にしていたかもしれません。

論理的思考できないほど欲情した私は、いっそのことここで押し倒されて強姦されたほうがマシだとさえ考えました。そうしたら遠慮無くエッチな声を上げて悶えることができると思ったんです。しかしこのことを事件にしないために、彼は痴漢行為をしてないし、スカートに手を入れてないことにしなければなりません。わずかに残った理性は、どんなにエッチな声が出そうになっても絶対に我慢しなければならないと私に命じていました。

痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(6)につづく

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