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女教師鈴子のルール 目次女教師鈴子のルール (43)鈴子の気持ち
「…というわけなの、でも朝陽君を責めないでね」
教室に戻った私は朝陽との顛末を説明した。朝陽は無言で頭を下げた。
「私が悪かったの、みんなの気持ちをちゃんと考えてなかった、だから朝陽君を責めないでね」
朝陽をまた追いつめてはいけない。若い彼らの性欲を甘く見た私の責任なのだ。
「オレは先生が悪いとは思いません、「ルール」を適当に決めたのが間違いだったんです」
郁夫が助け船を出してくれた。彼は頼りになる。
「そうだな、オレも適当かなと思ってたし」
遊治だ。悪びれることなく郁夫に同意する。問題があっても深刻ぶるところがない。こういうところが彼のいいところだと思う。
「オレの考えを聞いてください」
お気楽に見える遊治を不機嫌そうに見た郁夫は「ルール」の改善案を説明した。彼の考えはこうだ。
(1) 第4、第5グループは昨日のように7人のグループ単位でする。
(2) 第3グループ以上は基本的に一人ずつ相手をする。ただし私がOKすれば複数でも可。
(3) 第3グループ以上は「ルール」実行中に他のメンバーが監視し、私を警護する。
(4) 順番は成績順、ただしグループ内で合意があれば順番は変更可。
(5) 秘密厳守のためグループメンバーはお互いを監視する。
「ルール」の基本的な部分はそのままにして細則を追加した。秘密厳守の徹底と暴走する子が出ないようにみんなで監視するということだ。
「秘密厳守の念書を昨日書いたから、秘密を漏らした場合はわかってるよな」
郁夫は最後に秘密厳守を念押しして着席した。
「そういうことでいいんじゃね、要するにみんなで楽しくやろってことだろ」
遊治のお気楽な声がした。緊張した空気を和ませてくれた。
「…、みんな、これでいい?」
みんなに同意を求めた。反対意見や追加意見は出なかった。私は精子でヌルヌルの女の子にパンティが張り付いているのを意識していた。
ほとんどの子は「ルール」の変更など関心無いのだ。彼らは早くご褒美が欲しかった。郁夫が説明している間私は視姦され、いやらしい視線で体中を舐め回されていた。
「みんなは私の過去を受け入れてくれた、そして私を守ると言ってくれた、とてもうれしかったわ」
「みんなの気持ちに応えるために、私に出来ることは何でもしようと決めました」
「「ルール」をすると決めたのはみんなが勉強に集中してもらうためです、私はそのためになんでもします」
「そしてみんなが希望の大学に合格して笑ってこの学校を卒業して欲しいと思ってます」
「でも「ルール」のせいでなにか問題が起ったら本末転倒です、前途有望なみんなを誤らせたくない、私が一番心配していることです」
「だから節度を持って行動して欲しいの、私はみんなを信じてます、だからみんなも私を信じて欲しい」
「悩みがあれば相談に乗るわ、直接言いにくかったらメールでも何でもいいから言って」
若い欲望に晒されて欲情する淫らな気持ちを抑えつけて、私は正直な気持ちを伝えた。
みんなを見渡す。まだいやらしい目で見る子もいたがみんなの顔つきが変わったように思う。わかってくれたと思う。
「わかってるって、オレ達昨日から運命共同体だ、一蓮托生ってやつだよ」
つかの間の静寂を破ったのはやはり遊治だった。
「で、オレからも提案なんだけど、夏休みの全国模試の結果でグループ替えしていいよね、オレ、夏休み中に先生抱くつもりだから」
屋上でも言っていたことだ。最下位グループの遊治がうそぶく大風呂敷に笑いが起こる。
「全国模試は全員参加でいいわね、みんながんばってね」
私も笑っていた。
「オレがみんなの申込書をまとめて後で持って行きます」
笑ってなかった郁夫がまとめ役を買ってくれた。この二人がいれば「ルール」をやっていける気がした。
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