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== 女教師鈴子のルール ==

女教師鈴子のルール (37)「ルール」がはらむ危険

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女教師鈴子のルール 目次

女教師鈴子のルール (37)「ルール」がはらむ危険

「ちょっと見せて…」
強姦魔は筑紫朝陽だった。オチンチン攻撃で撃退された彼は地面にうずくまってベソをかいていた。私は彼の手をどけてオチンチンの具合を見た。

「ひひいっ、ご、ごめんなさあい」
とどめを刺されると思ったのか、怯えた彼は地面に丸まってオチンチンをかばった。

「痛くしないから…、大丈夫みたいね…」
あんなに固くなって私の女の子を襲ってきたのに今はションボリしてカワイイものだ。外傷はない。血も出てないので海綿体折損もなさそうだ。
「どうする、病院、行く?」
行く必要はないと思ったが、地面に顔を擦りつけて嗚咽する朝陽に念のため聞いた。

「…、いいです…」
顔を伏せたまま横目で見た彼は情けない声を漏らすとまた地面に顔を擦りつけた。
「せ、せんせい…、お、オレ、捕まるんですか…」
オチンチンの痛みで正気に戻ったようだ。やってしまったことが性犯罪になることを自覚して後悔している。

「そうね…、強姦罪は3年以上の懲役刑だったからしら…」
ちょっと懲らしめようと思った。ソープ時代に乱暴なお客さんをたしなめるために憶えた知識だった。
「ひぐっ、ああっ…、おれっ、犯罪者だあっ」
彼も名門男子校の生徒だ。早とちりなのだが頭の回転は早い。突っ伏して嘆く姿は地面にのめり込みそうに見えた。

「3年以上の懲役は執行猶予がつかないから、即刑務所行きね…、あ…」
はっとした。蘊蓄を続けた私は「ルール」がはらむ危険に改めて気付いた。「ルール」はセックスに興味を持つ若い彼らを暴走させて性犯罪者を生み出す危険があるのだと。

いろいろあって昨日は追いつめられていたし、常識離れした「ルール」をなし崩しに認めてしまったが、クラス全員がちゃんと理解してなかった。終業式が終わったらきちんと話をしなければならない。

「でも強姦罪は親告罪だから、私が訴えない限り罪にはならないわ」
もちろん彼を訴える気など無い。お灸はこのくらいで十分だろう。未成年なので懲役刑にはならないことは黙っていた。
「せっ、せんせいっ、反省しました、だから警察には言わないでっ」
彼は脚のストッキングトップにすがりついて泣きじゃくった。それでまだパンティが下げられたままでスカートがまくり上がっているのに気付いて直した。

「…、とりあえず、それを仕舞いなさい、話はそれからよ…」
お尻丸出しで泣く姿はみっともなかった。太ももを抱きしめられても生徒達に弄ばれたカラダはうずきださない。
「はい…」
脚から離れた彼はうなだれてズボンを履いた。
「泥だらけじゃない、じっとして」
シャツが土まみれだった。彼はもう泣きやんでいた。私はハンカチで顔や体を払った。

「終業式に遅れるわ、行きましょう」
時計を見た。遅刻しそうだ。彼の手を引いて茂みを出た。
「?…、走るわよ」
公園を出ると彼は手を離した。彼がついてきているのを確かめて通学路を小走りする。学校に着くまで彼は無言だった。

女教師鈴子のルール (38)につづく
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